アカデミー賞有力候補作品!
『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』
英国アカデミー賞
クリストファー・プラマー 助演男優賞ノミネート!
アカデミー賞の前哨戦として知られる英国で最も権威のある映画賞である第71回英国アカデミー賞のノミネーションが発表され、『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』にて、大富豪ジャン・ポール・ゲティを演じた名優クリストファー・プラマーが、助演男優賞にノミネートされた。
クリストファー・プラマーは、本作の中で重要人物としてかなりの大部分に出演しており、セクハラ問題により降板したケビン・スペイシーのピンチヒッターとして急遽代役で演じたにもかかわらず、見事乗り切り、アカデミー賞有力俳優に上り詰め、まさに映画俳優としての実力を見せつける形となった。
出演は、実力派のミシェル・ウィリアムズ、マーク・ウォールバーグに加え、アカデミー賞受賞のケビン・スペイシーがゲティ役で出演・・・するはずだった。しかし、ハリウッドの大プロデューサー、ハーベイ・ワインスタインのセクハラ告発に端を発した一連の騒動から派生し、12月の全米公開を目前に、あろうことかケビン・スペイシーの降板劇が発生。
お蔵入りすらささやかれた本作だが、急遽、オスカー俳優のクリストファー・プラマーをゲティ役に抜擢。ミシェル、マーク、そしてスタッフが一致団結して短期間での再撮影を敢行、この再撮影には1000万ドルもの費用がかかったが、C・プラマー以外のキャストはなんとギャラなしで臨んだ。
また、ハリウッドでは、ゴールデングローブ賞授賞式にて女優たちが黒いドレスを着用するなど、セクハラ問題に対して抗議したが、こうした動きにも負けない今回のクリストファー・プラマーとリドリー・スコットの再撮影という決断は、今後も注目を集めそうだ。
監督:リドリー・スコット
出演:ミシェル・ウィリアムズ クリストファー・プラマー ロマン・デュリス チャーリー・プラマー and マーク・ウォールバーグ
脚本:デビッド・スカルパ
原作:ジョン・パーソン ”Painfully Rich: The outrageous Fortunes and Misfortunes of the Heirs of J.Paul Getty”
配給:KADOKAWA
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2018年初夏 全国公開