取材:記事・写真/RanRanEntertainment
映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』の公開記念舞台挨拶が6月9日(土)、東京・角川シネマ新宿で行われ、W主演の榮倉奈々、安田顕、共演した大谷亮平、野々すみ花、メガホンをとった李闘士男監督が登壇した。
最初は榮倉奈々の挨拶、「どの映画でも公開を迎えるのはとてもうれしく、晴れ晴れとした気持ちになるんですけど、この映画に関しては本当に本当にうれしいです。ね、うれしいね」と安田に同意を求める。続けて「いろんな思いが巡ります。公開という日が来るまで安田さんとたくさんの宣伝に出させていただき、やっと安田さんと距離が近づいてきたかなと思ったら、もう終わりです」。安田も「やっと打ち解けてきたかなと思ったら、今日で終わりかな。寂しいね」と感慨深げに同意した。
榮倉は「(安田とは)周期的に5年に一度お仕事で会えているんですけど、次の仕事にはゼロの関係性に戻っていて、また埋め直さなきゃいけないと思うと、悲しいような、楽しいような感じ」とコメントした。さらに二人が共演したNHK連続テレビ小説「瞳」(08年)を振り返り、「近所のお兄ちゃん役でしたが、夫婦で共演できるなんてびっくり」と感慨深げな二人。安田は「次は何の役でしょうね。刑事と犯人、医者と患者、検事と事務官・・・。本当に楽しかった。NACSといるより、あなたといるほうが全然楽しいんだから」と会場の笑いを誘った。
次に、映画のキャッチコピー「”死んだふり“が夫婦を救う!?」にちなみ「○○が夫婦を救う!?」と題し、それぞれが考える 「夫婦関係がうまくいく秘訣」を発表。李監督は「難苦。両親の金婚式をやったときの両親の挨拶で、父親は母親を罵倒し、母親は愚痴ばかり。息子として思っていることは、それだけ不満があるのに一緒にいるのは実に素敵と思った。逆説めいてますが、いろいろあった方が良くなれるのではないか。ウチの家族のことを言っているんじゃないんです。ウチの嫁が今日きているんで・・・(笑)」とコメント。野々は「私は最近結婚したんですけど、『ありがとうございました』が夫婦を救う。毎日一緒にいると、やってもらったことが当たり前に感じがちになるので、『ありがとうございました』と言えるといいかな。理想ですけど・・・」とコメント。
大谷は「飲食」と掲げ、安田は「おこづかい。私はお財布にあるだけ使っちゃう。夫婦の間でもお金は大事なので 管理してもらっておこづかい制にしてもらうのがいいですよ」と説明、独身の大谷にも「結婚したらおこづかい制がいいよ」とアドバイスした。榮倉は「会話。日々の会話を積み重ねていればいい。わかり合う、伝え合うことが大事だと思います」と語ると、安田は「(夫の)じゅんさんじゃなく安田顕に説教しているみたい」 と思い当たるフシ?を口にした。
そして、「Yahoo!知恵袋」に本作の元になった“伝説の投稿”をした原作者K.Kajunskyとその奥さまからの手紙がサプライズで披露された。榮倉は「すごく嬉しいです。奥さまにお会いできなかったのが残念です」、安田も「とても愛に溢れていて、シンプルに考えたらいろんな愛の形があっていいんだなと感じました」とコメントした。
最後に、「熱川バナナワニ園」(静岡県伊豆市)より本物のワニ(種類はクチヒロカイマン、体長63センチ)が公開のお祝いに登場。榮倉は「すごい!ずっと目が開いている」と興奮し、安田も「みなさんようこそいらっしゃいました。どうもワニです」とワニになりきって挨拶。同園から命名を依頼されると、榮倉が「カタカナで『ツマフリ』。でもこの子を見たらその名前はかわいそうだなと思っちゃった」と不安そうに語ると、全員が「いいじゃない!」と賛成。榮倉は「今日から君は『ツマフリ』君です!」と宣言し、大盛況のうちにイベントは終了した。
©2018「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」製作委員会
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