取材:記事・写真/RanRanEntertainment
ジャニー喜多川が手掛けた舞台を初映像化した『映画 少年たち』の初日舞台挨拶&“映画と実演”が3月29日(金)、東京・丸の内ピカデリーで行われ、ジャニーズJr.のSixTONESのジェシー、京本大我、髙地優吾、松村北斗、森本慎太郎、田中樹、Snow Manの岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太、阿部亮平、宮舘涼太、佐久間大介、Travis Japanの宮近海斗、7 MEN 侍の中村嶺亜、そしてメガホンをとった本木克英監督の15名が集結し華やかに登壇した。
本作は、1969年の初演以来、幾度も上演を重ねられてきたジャニー喜多川の企画・構成・総合演出舞台「少年たち」の映画化。少年刑務所を舞台に、少年たちの抵抗、葛藤、友情がオリジナル楽曲とダンスに昇華して描かれる。日本発のオリジナルミュージカル・エンターテインメント。
メンバーたちは会場後方の扉から登場。客席通路を「Fire Storm」を歌いながらステージに登壇して大きな声援を浴びた。
『映画 少年たち』は全国158スクリーンで封切られた。ジェシーは、「本作はジャニーさんのやりたかったこと、ジャニーズの良さがたくさん出ていると思います。刑務所(重要文化財に指定されている旧奈良監獄でロケを敢行)で撮影した冒頭8分間1カットのパフォーマンスシーンはすごい。ああいうのを刑務所でやるのは世界初じゃないかな?そもそもジャニーさんがやろうと言ってくれなければ、刑務所には入れないし。ジャニーさんに感謝です」とお気に入りのシーンについて語った。
上映規模は47都道府県を網羅しており、京本は「ライブでもなかなか回れる数じゃない。映画という形で全国の皆さんに観ていただける貴重な機会を頂いて、嬉しいです」と喜びを爆発させる。また、「僕たちSixTONEとSnow Manは4年間、舞台で『少年たち』で役を演じさせてもらい、ジャニーさんの『少年たち』に対する思いを強く感じていました。それを映画化できたのはものすごく嬉しい。 (客席に向かって)みんなで『映画 少年たち』を一緒に盛り上げて行きましょう!」と呼び掛けて大きな拍手を浴びた。
岩本(Snow Man)も「半世紀以上受け継がれてきている伝説の作品。生きる喜びや、これから元号が変わって新しい時代に受け継がれていく、という意味をシンプルにみんなのところに届けられる作品だと思っています。5回、10回以上と言わず、何回も観ていただけたら……」と熱くアピール。田中も、「ミュージカルの要素もあるし、楽曲は知らなくても音楽で伝わるものがあると思う」と自信たっぷりにアピールした。
舞台の初演は1969年。本木監督は、「半世紀以上もあるジャニーズの魅力を知ることができて、充実した経験だった。ものすごい人数が出ていて、いろんな役が登場するんですが、皆がしっかりと役をつかんで、映画向けの抑えた芝居をしたので、べた褒めしてもいい感じ」と大絶賛していた。
この日は、『映画 少年たち』が4月13日に開幕する第9回北京国際映画祭に正式出品されることが発表され、メンバーたちは歓喜した。映画祭にはジェシーが出席することも発表され、ジェシーは「めっちゃ緊張すると思うけれど、英語で話して『少年たち』の素晴らしさ、ジャニーズの良さをアピールしたい」と意欲を見せていた。
舞台挨拶後には、本日初日が実演初披露となる、観客を前にメンバーたちが「Fire Storm」や「Daybreaker」などを(踊りと歌で)生パフォーマンス披露して会場を沸かせた。この生パフォーマンスは、ジャニー喜多川の実践的な試みで、映画の出演者が映画館に登場して、パフォーマンスを繰り広げるというもの。3月29日~4月7日までの10日間、計34回、丸の内ピカデリーにて実施される。出演者は当日のお楽しみ。ファンにはたまらない催しとなりそうだ。
最後に、舞台でも披露した「君にこの歌を」を全員で歌唱。メンバーを代表してジェシー(SixTONES)が「皆さんで『映画 少年たち』を盛り上げて、ヒットをさせましょう!」と客席に向かって呼びかけた。
『映画 少年たち』映画と実演は、4月7日まで東京・丸の内ピカデリーにて実施中。