取材:記事・写真/RanRanEntertainment
—–実際におこなわれた実験がベースになっている作品ですが、どんな感想をもたれましたか?
板野: 実際に自分の妹があんな目にあったら焦ると思います。リアルすぎで、びっくりしました。人間の心が変化していくのを見て、心が痛くなりました。妹に自立して欲しいという気持ちがあってマリが頑張っている様子を見ていたのですが、結構ハードでしたね。
堀田: 現場はカメラを12台使っての撮影でした。私が感情的になって叫ぶシーンで何度も撮り直しているうちに声が出なくなるというハプニングがありました。何度もやっているうちにセリフもアドリブ的になってしまったり……。監督は『自分の思うことを言っていいよ。アドリブでいいよ』と言ってくれました。
—–監獄のシーンで一番印象に残っているのはどの場面ですか?
堀田: 伊藤(麻美子)さんが演じられていたカミヤマが私(マリ)のことが好きで、後ろから抱きついてくるシーンがあって、伊藤さんの芝居がお上手なので初めての感覚で恐怖を感じました。
—–完成作品をみた感想を教えてください。
板野: ホラーのような怖さではなくて、精神的に追い詰められていく部分が怖い作品です。
堀田: 12台のカメラで撮影していて、どんな感じに仕上がるんだろうなって思っていましたが、今までみたことも無いものが出来上がっていました。
—–実際にああいう状況におかれるとしたら、看守と囚人、どちらを選びますか?
板野、堀田: ぜったいに看守のほうがいいです。看守には自由な時間もあるけど、食事も囚人のはひどいです。優しい看守がいいですね。
—–今後はどういう女優を目指していますか?
堀田: 今回主演を務めて責任感とか、現場の空気感を作っていかなければいけないという思いがありました。今後も主演でなくてもどんな役でも大切に演じていきたいと思います。こんな役出来るかな?と思うような役もやりたい。
板野: 演じるって誰かの人生を生きること。今まで28年間生きてきた自分の物差しをはずして、役になるって面白い。ラブコメもやってみたいです。
—–最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
板野: 現実には見られないようなことが見られます。
堀田: この夏、この作品をみて、楽しんでいただきたいと思います。
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