取材:記事・写真/RanRanEntaertainmet
400万DLを超える大ヒットを記録した恋愛アプリゲームを原作に誕生した新感覚恋愛ミステリームービー「ダウト~嘘つきオトコは誰?~」が10月4日から公開される。
結婚を目前に恋人に裏切られシングルとなってしまったブライダルプランナーの桜井香菜が、ひょんなことから参加した婚活パーティーで、10人ものイケメンから次々とアプローチされるが、そのパーティーを紹介した占い師から「10人のうち9人は嘘つきオトコ」と告げられ……果たして香菜は9人の嘘を見破り、運命のオトコを見つける事ができるのか!?
主人公・桜井香菜を演じるのは本作が映画初主演となる堀田茜だ。また10人のイケメン男子の中でひときわ存在が光る小悪魔系男子・玄野梓を演じるのは西銘駿。クランクアップ後久しぶりに顔を合わせた二人に話を聴いてみた。
――まずは、お二人にこの作品のオファーが来た時の話から聴かせてください。堀田さんは映画初出演となりますが心境はいかがでしたか?
堀田 元々原作となったこのアプリゲームを知っていたんです。周りでも流行っていてああだこうだ言いながらやっていたんですけど、それが映画化される事にも驚きましたし、そんなにたくさんゲーム自体をやってはいない中で、自分がやっていたアプリゲーム発の映画の主演という事ですごくご縁を感じました。いろいろな点意味で挑戦だなと思いつつも経験してきた事が作品に落とし込めればいいなって思いました。
――ちなみにアプリゲームは最後までやりましたか?
西銘 確か映画と最後まで同じなんですよね?サイドストーリーがいろいろありますけど。
堀田 そうなんです。でも私は最後まで完璧にやりたい派なので、ゲームの攻略サイトを見て「次の選択肢はこれか」と調べて、完璧なゴールにしたいと思ってやっていたんです。
西銘 こらこらー(笑)!
堀田 変なところで完璧主義なんですよ(笑)。
――では西銘さんにも同じ質問を。映画のオファーをいただいた時の心境は?
西銘 ゲームから映画化、そして主演は堀田さんで、男性側は僕と同じく「仮面ライダー」に出演されていた方もいたりと、力のある俳優さんばかりだったので、そういう作品に出演させていただける事がありがたかったです。
――ご自身が演じる人物についてどんな印象を持ちましたか?
堀田 このゲームって自分を主人公に投影してストーリーを進めていくものなんです。名前も自分で決められるし。だから逆に映画化される場合、「元々の主人公=自分」となるから、もしかして自分らしく演じてもいいんじゃないかな?と思って。監督に相談したところ「いつもの堀田さんのままでいいよ」って言われて気が楽になりました。脚本を読んでも香菜は基本的に元気ではつらつとして、嘘が嫌いで常に前向きな芯の強い女性ですが、前向きなところや、家ではだらだらしていて、外と中のギャップがあるところとかも自分と近いなって思っていました。またそんなところも見透かされて「いつもの堀田さんでいいよ」って言われたのかもしれませんね(笑)。
西銘 僕が演じる玄野はチャラ男で、ゲームの中の髪型や衣裳をそのまま実際にもってきたら……これ、絶対後で何かある!信じられない奴!って思いましたよ。
堀田 絶対何かあるキャラだよねえ?
西銘 でしょ?僕もそう感じていて、とにかく「今から騙しますよ」という感じをあまり出さないようにお芝居していたんです。そう演じる事が凄く難しかったです。監督からは無理に何かを隠し持っていると思わせずに本当にいい子、いい意味での小悪魔キャラを出して欲しいって言われました。玄野はあざといですよね!最初から「好きになっちゃいました!と言うし。香菜をベッドにゆっくりゆっくり倒しながら頭をなでるシーンは自分でも恥ずかしくなっちゃって、これ、親や友達と(映画を)観に行けないわ!と思ってしまった。本当に恥ずかしかったです。
――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
堀田 本当に西銘くんは真剣に芝居をしているが故に、キスシーンが笑ってNGになる事もありましたね。
西銘 そう、キスをする二人を大勢の大人たちが取りかこんで異様な雰囲気を出しているんですよ。そんな中でキスをするってどうよ、って笑ってしまいました。
堀田 そういう世界になかなか入り込めなかったよね(笑)。あと、個人的にはにゃーたろうっていうキャラクターが好きで、原作のゲームをやっていた身としてはリアルにそのキャラがいるってことに「はあっ♪」となりましたね。玄野くんの口から「にゃーたろう」って言葉が出てくるのも嬉しかったです。
西銘 僕は中華街のシーンが記憶に残ってます。自分たちがしゃべったり歩いたりしている姿を遠くから長回しで撮影しているんですが、途中で「素の西銘」が出てしまっている事が何度もあって。それまでは玄野になって演技しているのに「あ、肉まん食べる?」とか「野球観戦、好き?」とか普通に聞いてしまった事があって。「素の西銘やん!」と自分に突っ込んでいました。
堀田 わかる!私も「素の堀田」になってゲラゲラ笑っているところがあった!あの撮影でこんなに長く使うとは思っていなかったんですよ。
(後半に続く)
『ダウト 〜嘘つきオトコは誰?〜』
2019年10月4日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国順次ロードショー
■原作:ポルテージ「ダウト~嘘つきオトコは誰?~」
■出演:堀田茜 稲葉友
西銘駿 岩永徹也
佐伯大地 三津谷亮 藤田富 水石亜飛夢 牧田哲也 永山たかし
久保田悠来 鶴見辰吾
■監督:永江二朗
■脚本:鹿目けい子
■音楽:佐藤和郎
■主題歌:+α/あるふぁきゅん。「Break Karma」 (MAGES.)
■公式サイト http://doubt-movie.com
■公式ツイッター https://twitter.com/Doubt_Movie
■宣伝:ツインピークス/キャンター
■配給:キャンター/スターキャット
■制作プロダクション:キャンター
■製作:ボルピクチャーズ/バップ/日活/キャンター/スターキャット
■コピーライト:(C)Voltage (C)2019 映画「ダウト~嘘つきオトコは誰?~」製作委員会
<クレジット>
スタイリスト:後藤加奈枝(堀田茜担当)、三宅 剛(西銘駿担当)
ヘア&メイク:間隆行(堀田茜担当)、牧野裕大(vierge/西銘駿担当)
取材・文=こむらさき