のん・主演 映画『私をくいとめて』公開記念舞台挨拶 脳内相談役“A”の声役は中村倫也!
2020/12/19 21:43
取材:記事・写真/RanRanEntertainment
映画『私をくいとめて』の公開記念舞台挨拶が12月19日(土)、テアトル新宿にて行われ、主演・のん、共演の林遣都、臼田あさ美、若林拓也、片桐はいり、橋本愛、そして大九明子監督が登壇した。みつ子の先輩・ノゾミを演じた臼田も「ノゾミはとにかくイケメンが好きなので、(自分の)好きなことに置き換えたら、そうなるなと想像して演じました。私も大久監督の急な演出としてイケメン・カーターを見たときに食べているランチのお味噌汁で口をすすぐという、とても上品ではない行為をさせていただきましたし、監督の演出のもと、(しっかりと)演じました」とコメント。若林は「ノゾミに惚れられるという一生分の贅沢を味わせていただきました。(役作りは)伸び上がるようなモデル歩きみたいな・・・」と楽しい撮影を振り返っていた。
原作には出てこない女上司を演じた片桐は「のんさんとは長い付き合いで、親戚のおばさんみたいな気持ちで応援しているんですけど、上司という役をやらせていただいて、しかも30歳になったのんさんにいろいろと感慨を持ちながら演りました」と話すと、のんは「片桐さん、メチャメチャ格好よかったです」と絶賛していた。
ここで、「もし“A”がいたら、どんな悩みを相談したいですか?」と聞かれたのん。「すごく話しべたなんですけど、初めて会った方と『えっ、今日会ったんだよね!?』っていうくらい一瞬で仲良くなれるにはどうしたらいいかなと」と答えると、脳内相談役“A”を演じた中村倫也が「あたなの悩みに、私がスッキリ回答いたします。もうすでに答えは出ているんじゃないですか?ゆっくりと下手(しもて)を見てください。次に上手(かみて)を見てください。ね、分かりましたね」と声のみ参加。さらに「いやあ、今までずっと口止めされていたんです。口止めの意味があったのかいと思いながら。今日こうやって解禁され、うれしいです」と中村倫也自身の落ち着いた声が流れた。ステージ上では、全然スッキリしない解決方法に不満気味だったが。
完成した作品を観て、中村は「とっても楽しく拝見させていただきました。女性だけじゃないんですかね、男である僕も『ああ、こういう時あるな』と。僕自身の中にも脳内相談役“A”はいるなと思いながら、寄り添う気持ちで観させていただきました」とコメント。“A”の外見については、「ちょっとね…違う“ともや”(前野朋哉)がいたぞと。おや?むっちり白肌の“ともや”(前野朋哉)がいたぞと。非常に笑わせていただきました。意外だったんじゃないでしょうか」と笑いを誘った。
映画『私をくいとめて』(配給:日活)は全国公開中。©2020『私をくいとめて』製作委員会