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ミュージカル『GHOST』囲み取材&公開ゲネプロが4日(木)、東京都内で行われ、浦井健治、咲妃みゆ、桜井玲香、水田航生、森公美子が登壇した。
(左から)水田航生 桜井玲香 浦井健治 咲妃みゆ 森公美子
本作は、1990年に公開され、世界中を感動の渦に巻き込んだ大ヒット映画『ゴースト/ニューヨークの幻』のミュージカル版。映画に続きブルース・ジョエル・ルービンが手がける脚本と歌詞、音楽・歌詞を担うデイヴ・スチュワートとグレン・バラードが紡ぐ切なくも激しいメロディーと生死を超えた愛の物語が、映画版に劣らない感動の名作として高い評価を得ている。今回は、2018年の初演に続き、主人公サムを浦井が演じる。
囲み取材で浦井は、「初演から引き続き、この役をやらせていただいて、たくさんの思い入れがある役です」とコメント。今回、演出家のダレン・ヤップは新型コロナウイルスの影響によって来日が叶わず、オンラインでの演出となったが、「振り付けの桜木涼介くんと共に共同演出ということで、みんなを束ねてくださいました。とてもとても仲の良いカンパニーです」と浦井は胸を張り「特に、Wモリーは異常な仲の良さです」と笑った。
カール役の水田は「浦井さんがおっしゃったように、稽古場からとても和やかな雰囲気で、でも、締めるところは締めて、ダレンが来られない中でも濃密ないい時間が過ごせました」と稽古を振り返り、「僕は再演からの参加になりますが、自分なりの『GHOST』を、皆さんの前で喜びを持って演じたいと思います」と力を込めた。
初演に続き、再びモリー役を演じる咲妃は、「2年半ぶりにまたこの『GHOST』という大好きな作品に携わることができて、本当に幸せに思っています。今回、Wキャストで演じさせていただいています玲香と2人で手を携えながら、お稽古期間中から、2021年版のモリー像を構築していきました。お越しくださるお客さまに感謝の気持ちを込めて舞台をお届けしたいと思います」と本作への思いを述べた。
同じくモリー役を演じる桜井は、本作への出演は今回が初めて。桜井は「とても難しいテーマの作品ですが、皆さんが自分の感情に嘘をつかずに毎回演じられているので、変化が多いお芝居になるんじゃないかなと思います。これから、毎日毎日、正直にこの作品と向き合っていきたいと思います」と意気込んだ。
オダ・メイ役の森は「皆さんと一緒に楽しんで演じるので、この作品を見に来ていただければいいなという気持ちで一生懸命やらせていただければと思っています」と語った。
咲妃と桜井は本作が初共演となるが、咲妃が桜井を「すごく心地が良く過ごせます。相談事も他愛もない話も率先してしたくなる不思議なパワーを持った子です」と絶賛すると、桜井も「大好き。好きが止まらないくらい好き!」と返すなど、その仲の良さを見せつけた。さらに、森からは「前回のときは(Wキャストの出演者は)控室が別だったんだけど、今回はあまりにも仲が良いから2人が一緒なんですよ」と裏話も明かされた。
最後に、浦井から「今、この『GHOST』を上演させていただけることに感謝しています。たくさんの支えがあってこその舞台だと思います。どこか不思議なパワーやエネルギーに包まれている感触を感じています。『人は1人じゃない』ということを信じられる作品をダレンと作ってきました。ぜひ劇場に足をお運びいただけたら」と呼びかけて、会見を締めくくった。
ミュージカル『GHOST』は、3月5日(金)~23日(火)に東京・シアタークリエ、4月4日(日)に愛知県芸術劇場大ホール、4月9日(金)~11日(日)大阪・新歌舞伎座で上演。
(舞台写真 撮影:桜井隆幸)