取材:記事/RanRanEntertainment 写真/オフィシャル
4⼈組ダンスパフォーマンスグループ s**t kingzの 持⽥将史(shoji )と⼩栗基裕(Oguri )が主演する、朗読&ダンスの新感覚舞台『My friend Jekyll(マイフレンドジキル)』が4月21日(水)にシアタートラムで初日を迎え、開幕直前には公開ゲネプロが行われた。
本作品は、2019年に初演されて以来2年ぶりの再演となる。世界中で幾度となく映画化・舞台化されてきた怪奇小説『ジキルとハイド』を、猟奇的な奇譚に秘められた愛と友情の物語として描く。上演台本・演出は、初演に引き続き、劇作家・演出家の瀬戸山美咲が手掛ける。持⽥将史(shoji )と⼩栗基裕(Oguri )の二人が、語り手とパフォーマーに分かれて、物語は進んでいく。この日のゲネプロは、持田(shoji)が朗読、小栗(Oguri)が踊り、で行われた。
本作品は、2019年に初演されて以来2年ぶりの再演となる。世界中で幾度となく映画化・舞台化されてきた怪奇小説『ジキルとハイド』を、猟奇的な奇譚に秘められた愛と友情の物語として描く。上演台本・演出は、初演に引き続き、劇作家・演出家の瀬戸山美咲が手掛ける。持⽥将史(shoji )と⼩栗基裕(Oguri )の二人が、語り手とパフォーマーに分かれて、物語は進んでいく。この日のゲネプロは、持田(shoji)が朗読、小栗(Oguri)が踊り、で行われた。
物語の舞台は19世紀末のロンドン。Oguri扮する怪しげな風体の男が闇の中に現れる。続いて、shojiが弁護士アタスンの姿で、ジキルとの出会いの場面を語り始める。shojiは時にアタスン、時にジキルの声で、語り続ける。舞台上ではギターが、朗読と踊りに合わせて奏でられる。
インタビューで、shojiは「初演の時は、99%朗読に頭が持っていかれていた」と語っていたが、2年の時を経て役者としての経験も積んできて、見事にジキルにもハイドにもなって、観客を物語の世界に引き込んでいっていた。Oguriは、朗読の場面での踊りを「本当にその場のセッションしている感じ」と表現していたが、shojiの朗読と一体になり、感情が溢れ出すように踊っていた。それは、s**t kingzのダンスでは見られない踊りであるのかもしれない。
この日のshojiは語り手であったが、語り手だけに留まらず、二人で踊る場面もある。演出の瀬戸山美咲が「ダンスと朗読ということで、言葉だけではない部分でお客さまに伝えられる、感じてもらえる部分がたくさんある」と語っていたが、まさに二人の踊りからそれが体感できる。
カーテンコール後に、持⽥将史(shoji )と⼩栗基裕(Oguri )が舞台上に再び登場し、Oguriが「2019年の初演から約2年経って、本当にすべてがパワーアップした『My friend Jekyll(マイフレンドジキル)』を見せられるようにとずっとやってきました。こういう世界の状況の中、幕を開けられること、舞台に立てること、有難いと思っております。本当に皆さまのおかげです。ありがとうございます。」と、初日を目前に控えた気持ちを語り、ゲネプロを終えた。
『My friend Jekyll』(マイフレンドジキル)
上演台本・演出:瀬⼾⼭美咲
出演:持⽥将史(s**t kingz)/⼩栗基裕(s**t kingz)
⽇程:東京公演 2021年4月21日(水)~25日(日)シアタートラム
⼤阪公演 2021年5月22日(土)~23日(日)ABC ホール
主催企画:アミューズ/S KAKERU
公式サイト https://shitkingz.jp/shows/my-friend-jekyll-re/
【ストーリー】
19世紀末、ロンドン。弁護士のアタスンは、医学博士で法学博士のヘンリー・ジキルと出会う。誰もが羨む経歴を持ちながら人格者でもあるジキルに、アタスンは憧れと尊敬の念を抱いていた。やがて、ふたりは日曜日になると公園を散歩しながらさまざまな話をするようになる。しかし、ある日、ジキルが公園に現れなかった。ちょうど、同じ頃、ロンドンの街に奇妙な男の噂が広がる。彼の名前はエドワード・ハイド。通りすがりの幼い少女を踏みつけるような暴力的な男だ。ハイドの名を聞いたアタスンは、ジキルから預かっていた遺言書の存在を思い出す。そこにはジキルの遺産の相続者としてハイドの名前が書かれていた。アタスンはジキルにハイドとの関係を尋ねるが、ジキルは何も語ろうとはしなかった。そうしているうちに、地元の名士の男性が道で撲殺されるという事件が起きる。犯人はあのハイドだった−−−−。