取材:記事・写真/RanRanEntertainment
映画『アイの歌声を聴かせて』土屋太鳳ファンクラブ限定特別イベントが10月12日(火)に、東京都内で行われ、土屋と吉浦康裕監督が登壇した。
本作は、ポンコツ“AI”とクラスメイトたちが織りなす、爽やかな友情と絆に包まれたハートルフルエンターテインメント。ある日、影部高等学校に転入してきた謎の美少女、シオンが実は実験中のAIで、クラスでいつもひとりぼっちだったサトミを思いもよらない方法で幸せにしようとする。
土屋はシオンの声を担当。サトミを福原遥、サトミの幼馴染で機械マニアのトウマを工藤阿須加が務める。
土屋はこの日、自身が声を担当したシオンそっくりの制服姿で登場。「2年前に高校生役を卒業させていただいたので着る機会はもうないと思っていましたが、今日はファンクラブ限定ということで制服を着ようと。ファンの方に笑顔を届けたいと思ったのですが、こんなにマスコミの方々が入ると想定していなくて…」と照れ笑いを見せた。
本作で土屋が演じるシオンは、ポンコツなAIで、サトミを幸せにしようと突然歌い出すというキャラクター。劇中では、土屋は複数の楽曲を歌い上げているが、吉浦監督は「曲調も歌い方もバラバラなんです。シオンはAIなので、色々な歌い方ができる(という設定)。でも、それは土屋さんには大変だったと思います」と明かすと、土屋も「めちゃくちゃ大変だった」と苦笑いを浮かべた。
そして、「最初にデモを聞いた時、笑っちゃったくらいで、私にできるんだろうかって思いました。コロナ禍で、歌の先生とも対面で(練習が)できなかったり、厳しい状況でだったんですが、なんとかシオンとして歌うことができました。歌っているとどんどん曲と歌詞が体に入ってきて、自分も励まされていたんです。作詞作曲をしてくださった方に素敵な曲をありがとうと伝えたいです」と語った。
また、この日は、ファンクラブ限定イベントということで、ファンからの質問に土屋が答えるコーナーも設けられた。「シオンと似ていると思ったところは?」と聞かれた土屋は、「力強いところ、すぐ歌うところ、大切な人にはすぐくっついちゃうところ」をあげた。そして、役作りにあたっては、「すごい考えたんです。でも、周りのAIを見ても、人間の形をしているものがなかったんです。でも、シオンは人間の形をしているから、人間と同じように役作りをしようと思って、共通点を探した」という裏話も披露した。
イベントの最後に土屋は、本作の予告で登場するシオンの「いま、幸せ?」というセリフについて言及し、「ファンの方に私自身もその言葉をたくさんいただきました。リモートでも、ブログでも、インスタでも、番宣の企画で出ていても、『いま、幸せ?』『幸せでいてね』ってたくさんの方々が言ってくださるんです。その言葉は本当に私にとって大切で、支えていただいたので、(今回)そのセリフを応援してくださる方々への思いを込めて言わせていただきました。どうか受け取ってください!」とファンに呼びかけた。
映画『アイの歌声を聴かせて』は、10月29日(金)から全国ロードショー。