北村匠海、黒島結菜、井上祐貴 映画『明け方の若者たち』
Twitterでの”妄想ツイート”が話題となったウェブライター・カツセマサヒコの大ヒット青春恋愛小説『明け方の若者たち』(幻冬舎)が映画化。この度、本作『明け方の若者たち』のポスタービジュアルと新たな場面写真が解禁となった。
主人公の<僕>役を務めるのは北村匠海。明大前の飲み会で<僕>が一目ぼれする<彼女>を演じるのは黒島結菜。新入社員の<僕>の同期で後に親友となる<尚人>役には人気急上昇中の井上祐貴を抜擢。解禁となったポスタービジュアルでは、<僕>(北村匠海)、<彼女>(黒島結菜)、<尚人>(井上祐貴)の3人が“明け方”まで飲んで語り明かしマジックアワーのようなひと時を過ごす、まさにこの映画を象徴した一コマを捉えている。
実はこのシーンの撮影は実際に明け方に撮影しているという。松本花奈監督は「「明け方に撮影するシーンは、時間との戦いでした。30分くらいでどんどん日が昇ってきて、雰囲気が変わってしまうんです。少ないテイクで決めないといけないので、みんなで事前にリハーサルをして、撮り方もしっかり決めて本番に臨みました。大変ではありましたが、ちょっと部活っぽくて楽しかったですね」と、振り返っている。
そして同時に、明大前の「くじら公園(玉川上水公園)」や下北沢の「餃子の王将」、「ヴィレッジヴァンガード」、高円寺の「純情商店街」などで<僕>と<彼女>が過ごす場面写真が解禁となった。
劇中には東京の様々な場所が登場するが、先日行われたプレミア上映会舞台挨拶では、北村匠海が「(原作者の)カツセさんに自分の人生を覗かれていたのではないかと思うくらい、出てくる場所が自分の過去の思い出に寄り添っていて、下北沢やいろんな場所が出てくるんですけど、実は僕自身の思い出が詰まっている場所で」と、劇中に登場する場所が、北村自身が“マジックアワー”を過ごした場所と重なっていることを明かしていた。
大注目の実力派若手キャストと新進気鋭の監督が描く20代の青春譚『明け方の若者たち』は12月31日(金)全国ロードショー。
【あらすじ】
「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」
その16文字から始まった、沼のような5年間。
明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った<彼女>に、一瞬で恋をした。
下北沢のスズナリで観た舞台、高円寺で一人暮らしを始めた日、フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり・・・。
世界が<彼女>で満たされる一方で、社会人になった<僕>は、””こんなハズじゃなかった人生””に打ちのめされていく。
息の詰まる会社、夢見た未来とは異なる現在。夜明けまで飲み明かした時間と親友と彼女だけが、救いだったあの頃。
でも、僕はわかっていた。
いつか、この時間に終わりが来ることを・・・。