「朱蒙」や「カムバック・マドンナ」そして現在韓国で放送中の時代劇「広開土大王」など数多くのドラマで色々な役を演じ、その精悍な容貌と確かな演技力で人気のキム・スンスが、12月17日、東京・光が丘IMAホールで「KIM SEUNG SOO First Tokyo Fanmeeting 2011」を開催した。
オープニング映像に続き、紺色のダブルのジャケット、水色のシャツにストライプのネクタイ、ボトムにはジーンズを合わせてカジュアルダウンという爽やかとしか言いようがないスタイルで登場。日本語で平井堅の「瞳をとじて」を歌いだすと客席では、青いペンライトが揺れ、その伸びやかな歌声にファンは心地よく耳を傾けた。素晴らしい歌に聞き惚れていると、後半、歌詞に詰まってしまい歌えなくなるハプニングが!やはり緊張していたのだろう。ファンからの優しい応援に、最後はびしっとキメて拍手の渦に。
「アリガトウゴザイマス。東京デ初メテノ、ファンミーティングデス。ヨロシクオネガイシマス。」と日本語で挨拶。MCと通訳を交えてのトークの時間となった。
「今日は、舞台と客席の距離が近いですから、みなさん、どんどん声をかけて頂いて、会場が1つになって楽しみましょう」とのMCの言葉に早速「モッシソヨ!(カッコいいです!)」の声がかかる。スタートから和気あいあいとした雰囲気でファンミーティングが始まった。
現在、時代劇「広開土大王」と現代劇「今日のように」を同時進行で撮影しているというキム・スンス。毎日多忙な日々を過ごしており、今回もファンミーティング当日に来日し、翌日早く帰国して撮影に戻るのだそうだ。
時代劇はセリフの練習や所作などのトレーニングをしたり、現場でも衣装他の準備にものすごく時間がかかり、非常に大変だとのこと。「体力を維持するために、極力、体力を使うようなことはしない」というキム・スンスに、MCが「ファンミーティングで体力を使うのではないか?」と心配すると「逆に皆さんからパワーを頂いています。」という嬉しい答えが。
「今日のように」では若い女性が恋い焦がれる検事役を演じており「実生活でもモテモテなのでは?」という問いに「実際にはそんなことはないが、ドラマではその状況を楽しんでいる」とのこと。検事や弁護士、そして刑事など法律に関わる職業の役が多いキム・スンスだが、実際に韓国の検察庁の広報大使をしているそう。誠実な人柄が役にも反映し、大衆にも信頼感を与えているようだ。
次にキム・スンスのここ数カ月のスケジュール表がスクリーンに映し出された。先の話の通り、毎日2つのドラマ撮影でほぼすべて埋められており、その合間を縫って「ファンミーティング準備」というスケジュールも見える。その中、目敏いファンがいち早く見つけた「母と遠足」というスケジュール。多忙な毎日で母が寂しい思いをしているので、休みの日には一緒に過ごす時間を持つようにしているという。親孝行な一面も覗かせた。
「休みが3日取れたら何をしたいか?」との問いに「2日はぐっすり寝る。もう1日は、何もせず空でも眺めながら、ぼーっとしていたい。」との答え。「もう1日お休みがもらえたら?」と聞かれても「次の日が仕事だと思うと、やはり、何もせずにじっとしている」とのこと。相当、お疲れのご様子?いやいや、それ以上に仕事に対する責任感の強さが感じられる答えだ。
一旦舞台裏に戻り、ドラマの共演者からの応援メッセージ映像を見た後、ブラックスーツに蝶ネクタイで再登場。軽やかなBGMに乗せてマジックを披露。その見事な腕前に客席からは歓声と大拍手が送られた。相当練習を積んだものと思われる。
再び、舞台裏へと下がると、ドラマのメイキング映像が流れた。馬に乗った凛々しい武将姿のキム・スンスが鼻にティッシュを突っ込んでいるという、意外におちゃめな様子に会場から笑い声も。MCが舞台に登場した後、「キム・スンスシ~!」というファンの呼び声に、会場横の通路からいきなりの登場!突然のサプライズにファンは大歓声!サイン入りのボールを投げながら、舞台へ上がったキム・スンスは、白いシャツにベスト、茶系のチェックのパンツというスタイル。やはり爽やかである。
続いて、「お酒を飲みすぎて失敗をしたことがある」「一人で悲しい映画を見て泣く人だ」「料理が上手い」という3つに対し、事前に会場入り口でアンケートを取った結果が発表となった。「お酒の失敗」と「悲しい映画を見て泣く」については、予想通りの「○」という結果だった。しかし「料理が上手い」に対して60%が「×」と答えていたのだが、本人いわく上手いかどうかは自分では判断できないが、料理はやる方だという。しかも、俳優になる前にはホープ(ビアホールのようなお店)を経営していたことがあり、一度に4つのおつまみを作れるほどの腕前だとか!!!キムジャン(キムチを漬けること)の時には、一人で大根を20本刻んでいるという。男前な上に料理までできるとは、鬼に金棒である。
次に客席から抽選で選ばれた3名のファンを相手役として、ドラマの一場面を再現するコーナーとなった。ラッキーな「新人女優」を迎え、熱の入った演技を見せるキム・スンス。見本の映像にはなかったハグをすると、客席からは悲鳴にも近い歓声が上がった。
最後に「White Chiristmas」をムードいっぱいに歌って、一週間後に訪れるクリスマスを先取り。ファンへの感謝の挨拶とした。
「いつも会うファンのみなさんに再び会えて嬉しいです。そして、新しく会えたファンのみなさま、お会いできて嬉しいです。楽な気持ちでファンミーティングをすることができました。来年5月まで続く2つのドラマ撮影が無事に終わるように応援して下さい。来年、再来年もお元気で、お会いできますように。良い演技でお応え致します。」と最後まで誠実なキム・スンスだった。
■「KIM SEUNG SOO First Tokyo Fanmeeting 2011」
主催:MENTOR Co. , Ltd. HP: http://www.hanryutop.com/
■ キム・スンスオフィシャルファンクラブ http://kimseungsoo,net/
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