トップ > 映画 > 河合優実、山中瑶子監督とのタッグに「相思相愛で良かった!」 映画『ナミビアの砂漠』ジャパン プレミア

2024年8月23日 23:20

河合優実、山中瑶子監督とのタッグに「相思相愛で良かった!」 映画『ナミビアの砂漠』ジャパン プレミア

第77回カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞に輝いた映画『ナミビアの砂漠』(9月6 日公開)のジャパン プレミアが8月22日(木)に都内映画館で実施され、主演の河合優実、共演の金子大地、寛一郎、そして山中瑶子監督が出席した。

世の中も、人生も全部つまらない。やり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている、21 歳のカナ。優しいけど退屈なホンダから自信家で刺激的なハヤシに乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第にカナは自分自身に追い詰められていく。もがき、ぶつかり、彼女は自分の居場所を見つけることができるのだろうか・・・?

浮遊するように東京で生きる21歳のカナを演じた河合は、満員御礼の会場を前に「本当に本当に皆さんにこの映画を見てもらえることが楽しみで待ちきれない作品でした。この日を無事に迎えられて、お一人お一人に作品を届けられることに嬉しい気持ちがあります」と感慨無量の様子で挨拶した。

河合は高校時代に映画館で観た山中監督の『あみこ』に感銘を受け、女優になる事やキャスティングして欲しい旨をしたためた手紙を山中監督に渡していたという。そんな念願の初タッグに河合は「そこから5年くらい山中監督とは一度もお会いすることはなかったけれど、今回一緒に映画が作れる事になって…。当時の自分に伝えたらビックリするだろうと思います」としみじみ。山中監督も「この5年間で河合さんの事を映画などで見かけるようになって、あの約束はまだ効いているのかなと。かなりお待たせしてしまいましたが、脚本を書く前の段階から河合さんの存在には背中を押されていたので、“感無量”という言葉を今初めて使いたい気持ちです」と相思相愛を表すと、河合も「良かったです、どちらかが忘れているとかではなくて相思相愛で」とはにかんでいた。

カナの恋人でクリエイターのハヤシを演じた金子。役柄について聞かれると「自分がどの役を演じるのかわからない段階で台本を読んでいたときは、勝手に退屈な男・ホンダをやるものだと思っていました。人間味があるというか共感できたから」と意外なことを口にして、カナの同棲相手・ホンダを演じた寛一郎は「映画をご覧になる前だとわからないと思いますが、映画を見終わった後に彼の言った『共感できる』という発言が面白いことだとわかるはず」と予告。

そんな寛一郎は演じたホンダについて「ホンダの退屈な男という設定は僕から来たのではないかと思います。ホンダから退屈さが出た所以は僕にあると思う」と共感を寄せた。

一方、河合は演じたカナについて「人の話を聞いていないところ」に共感したと明かすと、山中監督は「脚本を書く前にヒントを得たくて河合さんに『自分の嫌なところはありますか?』と聞いたら『人の話をたまに聞いていない』と言われた」と河合のパーソナルな部分を役柄に反映させたと告白。山中監督から「でも河合さんが聞いていないとは周りの人は気づかないはず」と指摘された河合は「そうですね…。聞いているかのような顔をしてたまに聞いていないところがあります」と恥ずかしがりながら認めていた。

フリップトークのコーナーでは、自分自身にキャッチコピーをつけることに。金子は「陽気な小心者」と自己分析し「人前でふざけるのが好きだけれど、大人数の前に立つとビビる」と解説。しかしこれに寛一郎は「小心者だとは思わない」、河合は「まったくそうは思わない」と否定し、金子を「それを言ってほしくて書いた、みたいに思われない?」と困惑していた。

寛一郎は「天邪鬼でわがままな飽き性」と分析。これに金子は「寛ちゃんは色々と考えているのでお兄ちゃんみたい」と言い、河合も「我儘なところは見たことがない」と不思議がっていた。

一方、河合は「プロクラスティネーター」と聞き慣れない横文字で発表。寛一郎に「はい?プラズマクラスター?」といじられる中、河合は「最近家族に教えてもらった言葉で、先延ばし癖のある人の事をそう呼ぶそうです。横文字なのでキャッチコピー風にしちゃいました」と解説した。これに寛一郎と金子が「だったら俺もプロクラスティネーターだ」と自らの属性も同じだと主張すると、山中監督も「私が一番そうかもしれない。だってずっと脚本を待たせていたわけですからね」と言い、全員がプロクラスティネーターを自称する展開となった。

映画『ナミビアの砂漠』  9月6日(金) TOHO シネマズ 日比谷 他 全国ロードショー
配給:ハピネットファントム・スタジオ    ©2024『ナミビアの砂漠』製作委員会

 

トップ > 映画 > 河合優実、山中瑶子監督とのタッグに「相思相愛で良かった!」 映画『ナミビアの砂漠』ジャパン プレミア

Pick Up(特集)

error: コンテンツのコピーは禁止されています