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2025年8月8日 05:42

柴咲コウ「家族の在り方に気づかされました」満島ひかり「脚本を読んで馬鹿みたいに泣いて感動しました!」 映画『兄を持ち運べるサイズに』完成披露上映会

映画『兄を持ち運べるサイズに』の完成披露上映会舞台挨拶が8月7日(木) に都内劇場で行われ、柴咲コウ、満島ひかり、青山姫乃、味元耀大、そして中野量太監督が登壇した。

本作は、作家・村井理子が実際に体験した数日間をまとめたノンフィクションエッセイ「兄の終い」をもとに映画化。絶縁状態にあった実の兄(オダギリジョー)の突然の訃報から始まる家族のてんてこまいな4日間の物語。マイペースで自分勝手な兄に幼いころから振り回されてきた主人公の理子を柴咲コウ、兄と一時は夫婦でありながらも、ある理由で離婚した元嫁・加奈子を満島ひかり、さらに、兄と加奈子の娘で両親離婚後は母と暮らす満里奈を青山姫乃、二人のもう一人の子供で最後まで兄と暮らした息子・良一を味元耀大が演じている。

冒頭、柴咲は「昨年の秋に撮影で、公開が11月ということでまだ日があるのですが、これからご覧になる皆さんの反応がどうなのか、監督はドキドキだと思いますが、気に入っていただけると嬉しいです」と挨拶。さらに初号を観た柴咲は「自分の家族のことを思い浮かべながら観ちゃいました。皆さんも自分の家族に思いを馳せながら、ご覧いただけるんじゃないかと思います」と、新たな発見があったことを明かした。

満島は「私はおととい映画を観たばかり。理子ちゃんとお兄ちゃんのシーンは初めて観る場面だらけだったんですが、自分の知らない場面もたくさんあって、莉子ちゃんとお兄ちゃんのシーンは初めて見る場面だらけで、本当に美しい兄弟だけど、内面から静かに溢れるものがたくさんあって、今日はいいものが観られると思います」と映画の感想を披露した。

本作が約5年振りの新作となる中野監督は「脚本も書いていて、そこから撮影、編集とずっとやっていたのですが、今までで一番しっくりきたなと思います。この4人のお芝居に魅了されると思っています。家族の死ではあるのですが、決して暗い映画ではありません。大いに笑って、いろんなものを感じてくれたら嬉しいです」と話した。

さらに中野監督は映画化の経緯について「(あるプロデューサーから持ち込まれた)原作本が面白かったこと。ずっと家族に残された人がどう生きるかみたいなことを、ずっと描いてきた僕の目指しているところと一致していた。原作者の村井理子さんに話を聞くと、本に書いてない面白いエピソードがいっぱい出てくるんです。村井さんが違うと思うものはつくりたくないし、芯のところは絶対に変えないことに心掛けました」と制作秘話を明かした。

脚本を読んだときの感想を問われた柴咲は「その役を纏った自分を自然と想像できちゃった。すごく素敵な脚本だった。演じていて、自分のプライベートな家族の部分が織り交ざった感覚になりました。家族の在り方に気づかされました。家族にも観てもらってから家族会議したいなと思います」と話した。

満島は「脚本を読んで馬鹿みたいに泣いちゃってめちゃくちゃ感動しました」と述懐。さらに「柴咲さんもオダギリさんも、しっかり共演したことがなくて、自分が映画館に行って観ていた映画に出ていたお二人なんです。(本作では)自分より前に歩いている先輩たちの姿がまぶしく画に映っている。これまで観た柴咲さんとも違うし、オダギリさんも私の映画史上に残る、かなりいい表情がありました。あとは、青山姫乃がすごいんです。初めての映画なのに肝が据わっていて、彼女を助けるつもりが逆に助けられた。味元くんは大人っぽいんですが映像に映っている姿が赤ちゃんのように純粋で精神の中まで透き通っているみたいで、中野さんのキャスティングが上手だなぁと思いながら観ていました」と共演者を絶賛した。

宮城県での撮影でのエピソードを問われた青山は「お隣の山形出身なんですが、(仙台市の)多賀城の図書館に行きたいと昔から家族で話していたのですが、まさか撮影で行けるとは思っていなかったので嬉しかったのと、撮影の合間にママ(満島)と並んでカフェラテを飲めたのが楽しかったです」と回想。さらにママ役の満島について「スクリーンで観る憧れの人が、ママになるってびっくりしたんですが、現場にいないと不安になるくらい安心する存在になりました」と話した。

そして味元も「僕は柴咲さんと満島さんと青山さんと4人で食事をするシーンがあって、そこのご飯がすごく美味しくて、次の日がお休みだったので、またその場所に行ったのですが、ピザがなかったので、パスタを食べました」と微笑ましいエピソードを披露した。

柴咲も「打ち合わせの時からお茶菓子が用意されていて、そういうのがあるのとないのでは心の打ち解け方が違うし、皆で食べた食事のシーンはすごく思い出に残っています」、満島も「柴咲さんも私もお弁当を持ってくるタイプで、つくっているものを見るのが楽しかったです」と振り返った。

また、映画にちなんで、「伝えられなかった大切なこと」を聞かれると、柴咲は「この映画に関わらせていただき、自分の不器用なところ、口下手なところが目につくようになったんです。自分が一番近くにいる家族や大切な人に愛を伝えられていないという気づきをこの作品に与えてもらいました」と自身の一面を明かした。満島も「撮影しているときに、スタッフの皆がぽろっとこぼす家族の話が胸に残っています。私も柴咲さんと同じで、どうやってまだ肉体が存在する(生きている)間に伝えられることがあるかなと、何ができるのかなというのは考えました」と満島もこの作品での気づきを話した。

イベントの最後には、柴咲が「この映画では、自分のプライベートな、人には見せない姿や内省していているときの姿を映し出してくれた。自分の新しい一面を切り取ってもらえたんだなと思います。自分の置かれた環境や家族を考えるきっかけになる素敵な映画だと思います。なにかの気づきになっていたら嬉しいです」と呼びかけた。また、中野監督は「完成披露上映が公開の4ヶ月前に行われるのは異例で、それは早く観てもらって、この作品を育ててもらおうという気持ちでやっています。いろいろ伝えあったりして、育ててもらえたら嬉しいです。これは実話で、HPに村井さんがお兄さんに宛てた手紙のようなメッセージが載っています。この映画を観たあとにこのメッセージを読むとグッとくるので、観終わった後に見ていただけたら嬉しいです」とメッセージして、舞台挨拶を締めくくった。

映画『兄を持ち運べるサイズに』11月28日(金) 全国公開
配給:カルチュア・パブリッシャーズ ©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

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