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2025年9月28日 12:20

二宮和也『8番出口』をはじめ芝居への思いを語る!「韓国語で芝居をして皆さんの気持ちを動かしてみたい!」 第30回釜山国際映画祭トークイベント&アクターズハウス

第30回釜山国際映画祭(9月17日~26日開催)に正式出品した映画『8番出口』のトークイベントが19日(金)に行われ、主演の二宮和也、 “歩く男”役で共演した河内大和、そして川村元気監督が登壇、会場を沸かせた。

二宮は、さらに同日に行われた映画祭の人気プログラム「アクターズハウス」に日本人俳優として初登場、インタビュアーと差しで1時間にもわたるトークを繰り広げ、こちらも会場を大いに沸かせた。以下にその模様をお伝えする。

冒頭の質問は「何を楽しみに釜山に来られたんでしょうか?」
二宮「もちろん、映画『8番出口』を第30回釜山国際映画祭で観ていただくことでしたが、(「アクターズハウス」の)トークイベントの出演が日本人初と聞かされ、プレッシャーをかけられ・・・。もちろん『8番出口』のために来ているんですけど、正直トークイベントのことしか考えずに来ましたから、それは緊張しています!」

続いて、「釜山に来られる際に、ぜひ食べてみたかったものは?」
二宮「サムゲタン! 私も大人になって、優しい食べ物がいいなと思っていたので、昨日夕食にはサムゲタンをいただきました」と軽いジャブから始まり、ここからは本題に。

まずは「『8番出口』について、ホラーやミステリー、スリラー、いろんなジャンルにまたがっている作品、この作品に出演を決めたきっかけは?」
二宮「とにかく出演しているキャストがすごく少なく、限られている中で、ひとりでお芝居をする時間をたくさん取っていただけるのは、自分の中でひとつの挑戦だと思った。原作における内容が全くなく、異変を見つけたら引き返し、異変がないと思ったらどんどん進んでいくというだけのルールしかないので、これでどこまで映画になるんだろうと興味を持ったことが大きかったです」

「お芝居は相手の俳優さんとの呼吸の合わせ方が大事。ひとりでお芝居をする時間が長い作品ということで、準備する過程で何か違うことはあったか?」
二宮「脚本制作の段階から、自分も参加したことが一番違うところ。台本通りやっていると現実に起こっていることの齟齬が生まれ、その誤差をなるべく現場で起こしたくなかったので脚本の段階から参加しました」

さらにシビアな質問が続く。「『8番出口』は同じ空間の中にずっといるので、表現の仕方、いかに映画に観客を引き寄せるのかが非常に大事なポイントだと思うのですが、制作する段階でどういった部分に悩まれたのか?」
二宮「えーっと!・・・・こんなにも真面目なトークイベントとは思ってなかったけど・・・・。日本人初ということで、ちょっと浮かれていました」と苦笑しつつ、「地下通路がメインの環境で、数限られた人たちという制約は、割と演劇的になりやすい。だから、異変を見つけると振り向くだけでいいのに、指さしちゃったり。分かんないなと頭を抱えたりどんどん演劇的になっていくと、観てくださるお客様をどんどん置いていっちゃう。今回は大味にしないように、料理で言うところの塩コショウだけで勝負してやろうぐらいの気持ちで臨んで、相手方には何かを感じ取ってもらいたいと思った。動きの強さはあまり出さずに、皆さんと一緒にこの物語が進んでいけるよう心掛けていました」

さらにさらに、二宮が演じた『硫黄島からの手紙』、『大奥』、『浅田家』などを例に様々な質問が。「SFファンタジー的な、経験したことのないものを演技することと、過去のものを演じる際の違い、アプローチの仕方の違いはありますか?」
二宮「違いですか?違いですかね?・・・」と答えに詰まると、観客から日本語で「頑張れ!頑張れよ!」という声援も。
二宮「SFとか未来系のものに関して言うと、やっぱりあまり飛びすぎないというのが重要かなと思っていて、人間としては、5年、10年しか飛ばさない。そういったルールの方が人間的だと思う。僕は過去系の作品に呼ばれることが多いんですけど、呼ばれる要因として、いろんな方が言うには『その当時のちょうどいい体型をしている』。手足が非常に長いわけでもないし身長がすごくあるわけでもなく、親には感謝しています」と回答。

二宮「セリフというのは、聞こえるけど聞きたくないセリフ、聞こえないけど聞きたいセリフ、聞かせたくないけど聞こえちゃうセリフ、聞かせたいけど届かないセリフと、4つあると思っていて、その4つを使うことで、感情をコントロールしているんですけど、動きはどうにも僕がボルトみたいに速く走るのは無理なんです」など、雄弁にトークを展開した。

イベント最後に、二宮「貴重な経験をさせていただきありがとうございました。僕はずっと、自分たちの作った作品が世界に届く仕事をしたいと話をしていて、この世界でいろんな評価をいただくことがひとつの夢でもあったし、『8番出口』という作品を皆さんに観ていただける機会がちょっとでも多くなったことがすごく嬉しいです。次は韓国にはゲストという立場じゃなくレギュラーとして、韓国語で芝居をして皆さんの気持ちを動かしてみたいというのが、僕のもうひとつの夢として加わることになります。これからも頑張っていきたいです。応援のほど、よろしくお願いいたします」と締めくくった。

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