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2010年9月17日 11:34

カンドンウォン「義兄弟」記者会見



カン・ドンウォン、映画『義兄弟 SECRET REUNION』シンプルに観て!

『オオカミ誘惑』『私たち幸せな時間』など数多くの作品に出演し、韓国の実力派若手俳優として不動の人気を得ているカン・ドンウォンが、9月13日、主演映画『義兄弟 SECRET REUNION』のジャパンプレミアムのため約2年ぶりに来日し、東京品川・きゅりあん大ホールにて舞台挨拶と記者会見を行なった。

同作品は、イデオロギーの違いによって同じ民族でありがなら対立を余儀なくされ、南北に引き裂かれた朝鮮半島。朝鮮戦争勃発から60年、南北共同宣言から10年数える2010年、北と南、それぞれの国家に翻弄された二人の男の葛藤しながらも、共に行動し絆を深めていく姿を描いたもの。監督は、デビュー作『映画は映画だ』でソ・ジソプ、カン・ジファンを主演に男と男のぶつかり合いを鮮やかに描き出し、作品的にも興行的にも成功を収めた新鋭チャン・フン。

秋らしい装いでオシャレに登壇したカン・ドンウォン。モデル出身のスタイルの良さと丹精な顔立ちがひときわ際立っていた。

今回の作品の出演を決めた理由を、「シナリオの完成度がとても高く面白かったのです。チャン・フン監督と会いお酒を飲みながら話をしていたら、監督の人柄に引かれてしまいました。ソン・ガンホさんのキャスティングが決まっていたのもあり、監督の作品にぜひ出演したくなって、その場で出演を即答しました。」と明かした。

韓国の代表する演技派俳優ソン・ガンホとは、初共演となった。「撮影が終わった今でも連絡を取り、たまに会ってお酒を飲んだりしています。子供の時の話をしたり、プライベートな話や悩んだ時など、胸中を打ちあけることのできるいい先輩に出会う事ができました。」とプライベートでも絆を深めたと嬉しそうに語った。

また、現在独身のドンウォンに、娘を持つ父親という役柄について問うと「お父さん役は自分には似合わないと思っていたんですが、実際に子どもを抱っこするシーンがあって、これがけっこう似合っていたのでショックを受けました。」と照れた。

役者として演じる時の姿勢は、「これといって哲学はないのですが、作品によってその都度感じた事を演じようとしています。自分なりのスタイルがあるのかもしれません。今回も脱北者の方と会う機会がありましたが、それが演技にプラスになったかは分かりません。」とした。男優との共演作品の出演が多い事に対して、「もともとメロウなジャンルの作品には惹かれないタイプですが、今の韓国映画マーケットでの需要が高いということもあるかもしれません。」と伝え、硬派な一面も見せた。

「この映画は、政治的な作品ではないので、二人の男の友情と絆の映画としてシンプルに観てほしいです。」とアピールした。

最後に、「韓国でも1人で記者会見をしたことがなかったのですが、1人でするのもそんなに悪くないですね(笑)」と会場をなごませた。

『義兄弟 SECRET REUNION』は、10/30(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国ロードショー!

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