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2011年11月6日 21:42

Rain(ピ)主演映画『飛上~太陽の近く』制作報告発表会で「幸せ!」

第16回釜山国際映画祭が盛大に開催されるなか、10月7日、釜山センタムシティ新世界百貨店文化ホールにおいて、映画『飛上~太陽の近く』の制作報告発表会が開催され、監督のキム・ドンウォンをはじめ、チョン・ジフン(Rain)、シン・セギョン、ユ・ジュンサン、キム・ソンス、イ・ハナ、チョン・ソグォンが登壇した。

『飛上~太陽の近く』は、空に全てを賭けた21戦闘操縦団隊員たちの夢や情熱、熱い団結力を描いた高空アクションドラマ。実際に空軍の戦闘機も登場し、空中撮影にはハリウッドの航空撮影専門チームも参加し、製作費に100億ウォンを投入された大作映画。Rain入隊前最後の主演映画ということもあり、会場を埋めつくす多くの取材陣が駆けつけ、熱気ある会見となった。

眩しいほどのフラッシュを浴びて出演者たちが登場すると、大きな拍手が沸き起こった。多くの質問に答えるため、○×ボードが用意され和やかな雰囲気で会見がスタート。

Q:空軍戦闘機F-15Kが登場していますが、重力テストをお受けになったのですよね?

 キム・ソンス:操縦士役のすべての人、監督、撮影監督が重力テストを受けました。そこで、世界初とも言えるすごいことが2つあったんです。1つは、ジフン君が6Gのテストに成功して、なぜだか解らないんですが、もう一度今度は9Gテストを受けると言うんですよ。そのテストにも成功したんですが、翌日足の指が開かなくて麻痺したそうです。そんなつらいことなのに、1日に全てやりこなして・・・。あと、ジュンサンさんは、6Gテストを2回受けて失敗し、3回目にやっと成功して。1日3回もテストを受けたなんて驚きです(笑)。

Q:撮影しながら逃げ出したいと思う瞬間がありましたか?

 チョン・ジフン:監督が僕を苦しめる以外にはなかったです。監督はよりいいシーンが撮れるように、常に僕に対して挑戦心を刺激してくれました。チームワークがよく楽しく撮影できました。

シン・セギョン:私は操縦士でもなかったので、つらいシーンはなくて(笑)。楽しく撮影できました。

Q:この中で一番苦労が多かったのは?

監督:当然私が一番苦労したでしょう?それに、ジフン君は見ていると腹が立ってくるんです。“なんで、こいつはこんなにカッコいいんだ”と思って夢中になってしまうし、声、演技しているときの様子までちょっと憎らしいんです。自分のやらなければいけないことをあまりに正確に把握しているから、私とよく喧嘩しました(笑)。

チョン・ジフン:他の俳優たちが年上なので、Gテストや難しいものは全て僕が一番最初。僕は試験道具です(笑)。監督と僕とは、一番長い間一緒にいました。監督と僕は愛憎関係ではないかと思います。」

(会場大爆笑!)

Q:チームワークはどうでしたか?

イ・ハナ:戦闘飛行団ということで訓練期間があったため、一緒に苦労したので早く親しくなり、いっそうチームワークが良くなりました。今では、無作法に振る舞えるほどの間柄です。

Q:『飛上~太陽の近く』で一緒に作り上げた監督、俳優たちとまた一緒に作品を作りたいですか?

チョン・ジフン・・・×ボード?

チョン・ジフン:僕は、「いつ兵役に行くのか」と1,000回以上聞かれた気がします。入隊は僕の問題ですし、つらかったです。先ほども控室でずっと僕のことをからかっていましたからね(笑)。とにかく、幸せです。実は×を挙げたのは、冗談です。

イ・ハナ:どの方ともまた一緒にやりたいです。キム・ソンス先輩は、洗練された都会の男性のイメージですが、お笑いの要素がとても強いんですよ。

チョン・ソグォン:今回の作品で、得たものが多かったです。“人”という大切なものを得ました。先輩方からも、いろいろ教わり感謝しています。

Q:『飛上~太陽の近く』で、自分以外の役でやってみたい役がある?

チョン・ジフン:僕は、ソグォン君の役が好きです。すごく男らしくてカッコいいキャラクターで、強く印象に残っています。

チョン・ソグォン:僕はもともと武術監督が夢でした。僕もジフン先輩やユ・ジュンサン先輩のように男の友情、愛国心が強い役を演じてみたいです。

Q:出演者についてのエピソードは?

ユ・ジュンサン:ジフンと喧嘩するシーンがあるので、体作りをするように言われたのですが、始めるのが早すぎました。2月に撮影すると言っていたのに、6月の撮影まで延びました。早くから始めてつらかったです。

チョン・ジフン:僕も似ているんですが。僕が演じるテフンという役は、やんちゃで遊び好きなキャラクターなので、そこまで体つきが良くなくても・・・と思っていました。なのに、ジュンサン先輩が朝からずーっと運動しているから、なんだか僕も、ずーっと運動していて(笑)。映画をご覧いただければ、ユ・ジュンサン先輩の一味違った姿をご覧いただけます。すごくかっこいいです。

※記者からもたくさんの質問が飛び交いました。

Q:つらかったことは?気絶しそうになったというのは?

チョン・ジフン:僕はこの映画を撮りながら、7か月間軍生活を送ったようでした。僕にとって、食べるものをもらえないのが一番苦痛なんです。軍の部隊では、食べなければいけない時に食べなければいけないそうです。食べたい時に食べたいのに・・・。朝食、昼食、夕食時に合せるのがつらかったです。気絶しそうになったのは、9Gテストの時ですね。首が重力で押し負かされて気絶しそうになった時、耳の奥から“起き上がらなきゃいけない!”という声が聞こえてきて、もう一度首をあげてテストに成功しました。

司会者から、「軍隊に行かれる前に、訓練をしっかりされていくんですね(笑)」と言われ、
照れて大笑いのチョン・ジフン。

Q:監督へ。戦闘映画は、撮影自体が難しい部分が多いと思いますが、満足されましたか?俳優たちは皆、他の映画でも主役をはれるような人たちですが、一緒に仕事をした感想は?

監督:今回の撮影は、僕も今まで経験したことのない撮影だったので、ひとつひとつ勉強しながらの撮影でした。難しい点は多かったですが、満足しています。この映画に出ている俳優の方々のそれぞれが主人公である映画です。彼らもその気持ちを持って演技をしてくれて、いい映画が出来上がりました。

Q:チョンジフンさんは、この作品を軍入隊前最後の作品に選んだ理由は?チョン・グウォンさんは、実際に海兵隊、特殊隊要員の出身ですが、その経験は生かされましたか?

チョン・ジフン:シナリオを読んで、テフンという役柄にとても魅力を感じました。今まで映画作品にたくさん出ていたわけではありませんが、米国の映画に出て、自分の国の言葉、韓国語で演技をしたくなりました。そのくらい寂しい時もあって。そして、口だけに聞こえるかもしれませんが、一緒に共演したいと思っていた俳優の方たちが出演して、すごく幸せな時間を過ごせました。

チョン・グウォン:僕は軍隊では特殊部隊に行きましたが、分野が違うようで。僕は、ビジュアル的な部分に気をつかいました。ベレー帽など・・・(笑)。

チョン・ジフン:いえいえ、ソグォン君から敬礼の仕方を教わりましたよ。僕が敬礼すると「兄さん、この角度じゃだめですよ。」とちゃんと手を取って。他にも軍生活の中での姿勢などをたくさん教えてくれました。

Q:現場の雰囲気を盛り上げる苦労は?キャラクターを構築する上で助言をして下さった方はいますか?

 ユ・ジュンサン:実際の航空撮影は、空軍関係者の方々の協力がなかったらすごく大変だったと思うし、その分責任も感じました。撮影現場の雰囲気はとてもよかったですが、他の映画を撮るのとは違う緊張感を持っていました。大韓民国空軍のみなさんに感謝の言葉を伝えたいと思います。

 キム・ソンス:キャラクターの構築については、戦闘機に乗るために飛行教育を受けたことを思い出します。テストを受け、失敗もして、そしてやっと戦闘機に乗った。みんなで力を合わせ本当に兵隊員のように戦闘機に乗ってみて、こんな経験がキャラクターを準備するために一番の助けになったのだと思います。

 最後に、監督より「役者ひとりひとりが、作品のために苦難を克服して、本当に最善を尽くしてくれました。彼らは俳優なのに、軍部隊で撮影をするということで大変な部分が多かったにも関わらず、“やってみよう”という(チャレンジ)意識を持って非常に頑張ってくれた作品だと思います。映画を観ていただければそれが説明されると思います。」と挨拶。

チョン・ジフンは、「『飛上~太陽に近く』は、アジアで最初に作られた航空アクションドラマなので、迫力やアクションももちろん魅力ですが、僕たちのコミック的な要素や、喜びや感動も与えられる作品だと信じています。期待してください。ありがとうございます。」とPRを忘れなかった。

 会見後のフォトタイムで一番の注目は、やはりRain(チョン・ジフン)。司会者が「軍隊前、頭を刈る前の最後の姿ですよ。」と言うと、取材陣から「“敬礼”のポーズをして!」とリクエストが。チョン・ジフンは「ちゃんとできないと、軍の先輩たちに怒られるかも。でもやれというなら・・・。」と“忠誠”のポーズをとると、いっせいにフラッシュの嵐を浴びた。

Rain(チョン・ジフン)は、天性の才能を持って生まれた戦闘操縦士のチョン・テフン役を演じる。チョン・テフンは、大韓民国最高の特殊飛行チーム“ブラックイーグルス”に最年少で合格したが、自由奔放な性格と好奇心で、いつもトラブルメーカーで・・・。

 映画『飛上~太陽の近く』は、2012年に公開される。

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