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2011年12月5日 10:01

トム・クルーズ「僕に不可能はない!」、最新映画『ミッション:インポッシブル』世界最速記者会見!!

全世界で累計14億ドル(1,120億円)以上の興行収入を上げる、大ヒット人気スパイアクション映画「M:I」シリーズ待望の最新作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の記者会見が、12月1日、東京・六本木において開催され、制作・主演のトム・クルーズが、共演のポーラ・パットン、ブラッド・バード監督と共に登壇した。

世界11か国をまわるPRワールドツアーのなか、舞台となったドバイのワールドプレミアに先立ち、「東日本大震災後の日本に勇気を与えたい」というトム・クルーズの強い要望から世界で最初に行われたこの会見は、前作から5年、トム・クルーズの来日も1年2か月ぶりとあって、600名を超える報道陣が集まり、熱気あるものとなった。

 会場に、「M:I」のテーマ曲が流れると、暗闇の中からドバイの砂漠をイメージした豪華なセットから3人が登場。

「また、日本に来ることができて嬉しい。」と挨拶したトム。最新作では、“IMF”のチームリーダーとして任務遂行しなければならない役柄だが、制作現場のチームワークについて、「ファンタスティック!本当に素晴らしかった。みんなが全力を尽くしてくれて、今回のチームを誇りに思う。」と胸をはり、「特にブラッド監督を褒めたい。観客を引き込むストーリー作りがすごい。人間としても素晴らしく、彼と仕事ができて幸せだった。」とべた褒め。それに対して監督は、「4人の俳優がそれぞれ違うリズムをもって、四重奏のような素晴らしいハーモニーを奏でていた。」と満足気に語った。

地上828mの高さを誇る世界一の超高層ビルで、スタントマンなしで撮影に臨んだトムは、「高層ビルでの撮影は怖くなかったですか?」と問われ、「全然怖くなかったよ!」とあっけらかん。「子供の頃、『G.I.ジョー』の真似をして、ベッドのシーツをパラシュートみたいにガレージの屋根から飛び降りたんだ。4歳の男の子だったから、結果がどうなるかなんて知らなかったんだ。足を離した時に“マズイ”と思ったけど・・・、顔を打ちつけて目から星が出たよ(笑)。 今でもチャレンジの気持ちを持つべきだね。」と語り、会場を沸かせた。

 しかし、決して高さを甘く見ているわけではなく、ダイブシーンにも数か月のトレーニングをして準備したという。監督からは「座っている暇はないよ。」と、スニーカーをプレゼントされたことも明かした。

『Mr.インクレディブル』『レミーのおいしいレストラン』など、アニメ作品で有名なブラッド監督は、アニメと実写映画との制作での違いを、「俳優を使える事と、思いついたアイデアをすぐに試すことができる即興性。アニメは少しずつ積み重ねて作るからね。」と説明し、「今回は、アイデアをどんどん出しても、みんな不平も言わず頑張ってやってくれた。」と、皆を称えた。

また、女性エージェント役で初出演したポーラ・パットンは、「ジェーンというキャラクターは、純粋な女性らしさと、男性らしく戦う強いところを持ち合わせている人。自分との共通点も多く、複雑な内面を演じることができた。」とコメント。撮影は、5か月になる息子の子育て中で「両立は絶対に不可能だと思っていたけど、なんとかやり遂げることができたわ。」と微笑んだ。すると、トムが「トレーニングの成果が見事に映像に出ている。作品に対しての貢献にとても感謝する。」と言うと「今までの人生の中で、最大級の褒め言葉だわ。」と喜んだ。

最近、インポッシブル(不可能)だったことは?の質問に、トムは「ないよ。僕はギブアップすることは絶対にないね。」と即答。撮影がきついと考えるより、人に娯楽を与えるのが好きで、全人生を娯楽に尽くしたいという。「今は、とってもラッキー。物をクリエイトすることにエネルギーが出てくる。今回36時間眠らずに撮影しても大丈夫だった。チームでお互いがインスピレーションを与えあってクリエイトするということに興奮したよ。“Never go away”これは、歳をとっても変わらないね。」と熱く語るトムは、“不可能を可能にする男”イーサン・ハントそのものだ。

 最後に、製作者としての顔で、「この映画に関われて誇りに思う。ポップコーンを食べる手を止めて見入ってしまうくらいな映画、遊園地の乗り物に乗ったときみたいに、始まったら止まらないようなストーリーの楽しい娯楽を贈りたい。」とPRし、「最後に『ミッション、完了!』を決めるのは観客の皆さんだよ。」と言って笑った。

『ミッション・インポシッブル/ゴースト・プロトコル』は、主人公イーサン・ハント(トム・クルーズ)が率いるチームが、クレムリン爆破の容疑をかけられスパイ組織のIMFのメンバー登録を抹消されてしまう。国や政府組織の後ろ盾を失ったイーサンたちは、事件の黒幕を追うため、新たなミッションに立ち向かい、ドバイ、ブタペスト、ムンバイ・・・と駆け巡っていく…。

 『ミッション・インポシッブル/ゴースト・プロトコル』

12月16日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー!

 

photo:Yasuhiko Akiyama  

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