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2023年12月12日 07:02

松岡茉優、磯村勇⽃、⼭⽥杏奈、アイナ・ジ・エンド、是枝裕和監督が受賞! ELLE CINEMA AWARDS 2023

ELLE CINEMA AWARDS 2023の受賞式が12月11日(月)に都内で行われ、5人の受賞者、松岡茉優、磯村勇⽃、⼭⽥杏奈、是枝裕和監督、アイナ・ジ・エンドが登壇した。

ファッションメディア「ELLE(エル)」(ハースト婦人画報社)が、今観るべき秀作をELLEらしい視点でチョイスするのは、映画界で輝く女優と監督に贈る「エル ベストアクトレス賞」、「エル ベストディレクター賞」、今年目覚ましい活躍をした男性に贈る「エル メン賞」、今後のさらなる活躍を期待する「エル・ガール ライジングスター賞」、映画界に新しい風をもたらした革新的な才能に贈られる「FENDI賞」の5部門。

松岡茉優は「エル ベストアクトレス賞」(受賞作品『愛にイナズマ』)、磯村勇⽃は「エル メン賞」(受賞作品『⽉』および『正欲』)、⼭⽥杏奈は「エル・ガール ライジングスター賞」(受賞作品『⼭⼥』)、是枝裕和監督は「エル ベストディレクター賞」(受賞作品『怪物』)、そしてアイナ・ジ・エンドは「FENDI賞」(受賞作品『キリエのうた』)を受賞した。

「エル ベストアクトレス賞」を受賞した松岡は「俳優はこういう場所で評価していただいたときに誰かに届いたんだと思える。皆さんにお目にかかれて本当に嬉しいです」と歓喜。「出会いの多かった1年でした。組によって100人規模の方々と毎回会うんですけれども、今年はドラマを2本やらせていただき、多くの愛すべき仲間とたくさん出会えた年でした」とこの1年を振り返った。 

そして「(受賞作では)初めてご一緒した石井裕也監督がほとんど1週間ぐらいで書き上げ、その勢いというか、今これを観てもらうんだ、伝えるんだというものを俳優として受け取らせていただいた。映画を観た感想は、1観客として1人じゃないと感じた作品でした。私だけじゃなく、他にもこういう思いを抱えている人がいるんだと感じられる作品でした。『愛にイナズマ』反逆ファミリーラブコメをぜひご覧になって」とアピール。

さらに来年への抱負について「『愛のイナズマ』で出会った佐藤浩市さん、若葉竜也さん、池松壮亮さんと家族の役をやらせていただいたんですけども、家族を演じるのは私にとって、俳優のお仕事の中でも特別なこと。本当の家族のように感じる瞬間があるし、未だに心の中で尾を引いてしまうような愛情が生まれる。家族ですとか恋人ですとか、いろんな輪の中で、また出会いがあって、それを撮ってくれるスタッフさんたちといろんな方と出会いたいなと思います」と語った。

「エル メン賞」を受賞した磯村は「今回評価していただいた作品を2つとも難しい役でもあり、大変社会的なテーマを持った作品だったので、『エル メン』賞をいただけて報われたと感じています」とコメント。さらに「今年は本当にたくさんの映画に出演させてもらい、映画の年、実りのある年だったという印象です。受賞作はどちらも僕の俳優人生にとってはターニングポイントになる作品。『月』に関しては参加するかどうかというところから葛藤しながら、責任を負いながらも、現場の皆さんと一緒に作り上げてきた作品なので、今思うと、去年夏が重かったという思いはありながらも、こうやって明るい場所に立てることをすごく光栄に思ってます」と続けた。また、「来年は新たに種まきから始めようかなと思っているので、スタート地点に立ったような気持ちでしっかりと俳優人生を歩んでいきたいなと思っています」と来年への自信を覗かせていた。

「エル・ガール ライジングスター賞」を受賞した⼭⽥は「ライジングスター賞という輝いているような名前の賞をいただけて光栄に思います」とニッコリ。この1年は「いろいろな作品に携わらせていただき、すごく充実していましたし、『⼭⼥』も評価いただき、やってきたことに対し評価いただけるのは有難いと思いました」とも話し、『⼭⼥』は「撮影は2年ほど前で、ずっと山の中にいました。凛という役を演じたのですが、凛の人生を生き抜いたような撮影期間だったので。それがこんな華々しい場所で評価いただけるのはすごく嬉しいです」と感無量の表情を表わした。そして「2024年はひとつひとつの仕事に真摯に向き合ってひとつひとつの役を生き抜いていきたい」と意気込んだ。

「エル ベストディレクター賞」を受賞、大ベテランと紹介された是枝監督は「(受賞され)とても嬉しいのですが、まだまだ伸びしろのある中堅監督だと思っていました。でも(大ベテランという)呼び名に恥じないよう頑張りたいと思います」と喜びかつ照れた表情を表わした。この日も撮影現場から駆けつけたという是枝監督は「この1年間、恵まれた1年だった」と振り返った。受賞対象となった映画『怪物』について是枝監督は「坂元裕二さんからプロットを渡されたのが5年前。コロナを挟んで脚本作りと撮影ととても長く時間がかかり、果たして完成できるのかどうかを模索していった。こういう形で評価をいただいて、ちょっとほっとしてます」と安堵の表情を浮かべていた。また、「来年は、いまの世界で起きていることと自分の作った映画が間違いなく繋がっているはずだということを信じながら日々を過ごしたい」と語った。

映画界に新しい風をもたらした革新的な才能に贈られる「FENDI賞」を受賞したアイナは「ずっしり重たくて、本当にいただけたのかと今さっきまで夢なのかと思っていたんですけども現実でした」と笑顔で話し、「8年間やっていたBiSHを今年の6月に解散して、そして初めての映画で初主演の映画『キリエのうた』が公開されたことが自分にとってとても大きな出来事だった」とこの1年を回想した。このあと、アイナは『キリエのうた』の主題歌を生熱唱し会場を大いに盛り上げた。

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