トップ > ドラマ > 『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』初日舞台挨拶レポート

2024年2月3日 15:25

『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』初日舞台挨拶レポート

左から:岡本信彦、鬼頭明里、花江夏樹、下野紘、松岡禎丞

 

『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』の初日舞台挨拶が2月2日(金)、都内劇場にて行われ、主人公・竈門炭治郎役の花江夏樹、竈門襧豆子役の鬼頭明里、我妻善逸役の下野紘、嘴平伊之助役の松岡禎丞、不死川玄弥役の岡本信彦が登壇した。

2023年4月より放送・配信された『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』第十一話、刀鍛冶の里を襲った上弦の肆・半天狗と炭治郎や玄弥ら鬼殺隊の激闘を描き、かつてない窮地に立たされながらも凄まじい成長を遂げた炭治郎の戦いが描かれた。今回第十一話が初めて大きなスクリーンで上映される。

花江は「本当に劇場でやってくれてありがとうございます!という気持ちです」と感謝を述べ、「どの話も劇場で観たいですけど、その中でも特にこの十一話をスクリーンで観たいと思っていたので嬉しいです」と、大迫力の映像とキャラクターの息遣いまで聞こえてくるような音響など、劇場だからこその魅力を熱く語った。

本話で描かれる戦いの結末として特に視聴者へ大きな感動を与えたのが、鬼頭演じる襧豆子が太陽を克服する場面。人知を超えた力をもつ鬼たちの唯一の「弱点」である太陽の光を鬼となった襧豆子が克服する、物語全体にとっても重要なシーンが上映されることに触れ、鬼頭は「皆さんに届けられて、本当に『よかったねぇ』という気持ちです」と、まさに襧豆子がそこにいるかのようなセリフを披露。花江は「どうやって襧豆子を演じてくれるんだろうというワクワクと感動がすごくあって、楽しかった」としみじみ思いだすと、松岡も「あそこ本当に泣くんだよね~」と、涙なしでは見られない名シーンの話に大きく頷いていていた。

そして、『鬼滅の刃』の舞台挨拶には初めての登壇となる不死川玄弥役の岡本は「マチアソビのイベントには参加させていただいたことがあったけど、その時から『鬼滅の刃』のファンの方は本当にエネルギッシュだなと感じています」と待望のファンの前に立てた喜びを笑顔で話した。「刀鍛冶の里編」では玄弥の戦闘や、家族との過去など印象的なシーンが多く描かれ、初登場時からの成長やキャラクターとしての変化も大きな見どころの一つとなった。「最初に出てきたときは嫌な奴という印象だったかもしれないけど、過去が見えてくると、ただ一生懸命なだけという実は可愛らしい子で」と自身のキャラクターの印象を説明。また、「刀鍛冶の里編」では幼少期の玄弥も登場し、「幼少期は女性の声優がやることが多いですが、台本の名前には『岡本』と書いてあって」と、自身で幼少期まで演じることとなった驚きを明かし、「納得いくまで何度も調整して、幼少期の玄弥を演じました!」と振り返った。

続いての話題は「柱稽古編」。本年の春に放送が決定しているエピソードを放送に先がけての初公開となる。玄弥の兄にして風柱・不死川実弥、蛇柱・伊黒小芭内と大量の鬼との壮絶な戦いから幕を開けた第一話。新たな章の幕開けとなる本編を見た下野は、「柱たちがバンバン活躍していた」と、自身も胸が熱くなったというオープニング部分の感想を語る。興奮のあまり「風の呼吸と蛇の呼吸・・・よかったね~」と善逸さながらのハイテンションで興奮気味な様子で切り出すと、登壇ゲスト全員が「ほんとによかったよね」「やばかったよね」と満場一致で賛同。第一話では「竈門炭治郎 立志編」以来の、柱の剣士たちが集う「柱合会議」が描かれるが、松岡は「ここからが地獄か」と、第一話で描かれていた厳しい柱稽古の様子をコメント。

それぞれの任務から戻って久しぶりの再会を果たす炭治郎、善逸、伊之助のシーンについては、揃って顔をほころばせ、花江は「久しぶりだったよね」と嬉しさを滲ませ、「やっぱね、うるさかったよね!(笑)」と撮影現場を回顧。あまりにも声を張りすぎて音量調節されてしまったという下野は「あまりにも気合が入りすぎて、スタッフさんから『ちょっと(テンションが高すぎて)気持ち悪いんで押さえてください』と」の指摘があった裏話も。会場からも笑い声が上がる中、松岡は「でも、あれがあるから『帰ってきたな」という感じがする」と、これまで共に作品を紡いで来たまさに“同志”を思わせる、温かいやり取りに会場も和やかな雰囲気となった。

また、同じ場面での襧豆子を振り返った鬼頭は「久しぶりの日常シーンなので、襧豆子はとにかく可愛く演じよう」と思い入れを込めてアフレコに臨んだことを明かす。するとMCから「下野さんもしよろしければ、襧豆子の可愛さへの心の叫び・・・よろしければいただいていいですか?」とまさかの無茶ぶりが。「台本になかったよ!」とツッコミも挟みつつ、会場の拍手にのせられ「可愛すぎるでしょーーーー!!!」と善逸そのままの見事な心の叫びを会場に響かせ、この日一番の拍手と爆笑が沸き起こった。

そんな様子に、この日初めての舞台挨拶で、鬼殺隊声優の輪に入った岡本は「今まで『みんなイベント楽しそうだな』と思ってたから」と嬉しそうな様子。花江は家族そろって玄弥推しだということで「みんな玄弥すきだよね?」と呼びかけると、会場からは温かな拍手が沸き起こり、「ありがとうございます!」と待望の『鬼滅の刃』ファンの前に立てた喜びを嚙み締めた。

この上映では「柱稽古編」のオープニング主題歌・そして映像も初公開となり、主題歌を担当したアーティストとして、MY FIRST STORY ×HYDEの楽曲「夢幻」に決定したことが発表された。さらに本作のエンディングとして、MAN WITH A MISSION×milet、そして椎名豪のコラボが実現し、「鬼滅の刃」を彩る劇伴、「絆ノ奇跡」、「竈門襧豆子のうた」を椎名豪によりリミックスされた特別な楽曲「勝利の鳴動 ~絆ノ奇跡 & 竈門襧豆子のうたREMIX~」 が2月14日(水)0時より配信されることが発表された。

『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」 絆の奇跡、そして柱稽古へ』
2024年2月2日(金)上映開始
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

※ 襧豆子の「襧」は「ネ+爾」が正しい表記。

トップ > ドラマ > 『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』初日舞台挨拶レポート

Pick Up(特集)

error: コンテンツのコピーは禁止されています