映画『告白 コンフェッション』(5月31日公開)の完成披露試写会が4月30日(火)に、都内映画館で行われ、主演の生田斗真とヤン・イクチュン、共演の奈緒、そして山下敦弘監督が登壇した。
雪山で遭難し死を覚悟した親友による殺人の告白。だが直後に山小屋出現し、2人は助かってしまった…。雪山で遭難し死を覚悟した告白を言ってしまった直後に助かるという、親友二人の一夜の密室劇。作品の舞台は極めて狭く、そして出演者も限られているというチャレンジングな企画だ。
告白を聞いてしまった男・浅井啓介役の生田は、「とてつもない怪物級の映画が完成しました!国内外にも届けていきたい」と大満足での完成報告。告白してしまった男リュウ・ジヨン役のヤンは黄色い歓声を浴びると「僕はスターですね!」と気色満面で、生田を「俺の時はなかったぞ!?」と嫉妬させていた。
本作の企画は5年程前から始動していたそうだが、コロナ禍を理由とした延期を2度も経験。それだけに生田は「衣装合わせで初めてお会いした時にヤンさんもテンションが上がって熱いハグをしました。それほどこの作品に入ることが嬉しかった」と念願が叶った様子。ヤンも「撮影では素敵な生田さんと可愛らしい監督に助けていただき、ベストを尽くすことが出来て頑張れた」と報告し「そして…世界で一番綺麗な奈緒ちゃんが僕の隣にいます」とヒロインを絶賛していた。
そんな物語のカギを握るヒロイン、西田さゆりを演じた奈緒。ヤンのリップサービスに「カムサハムニダ!」と流暢な韓国語で返礼しながら「私はヤンさん主演の『息もできない』を学生の頃に拝見して好きだったので、お友達になりたいと思って、お会いする前日に韓国語を勉強しました!ヤンさんに『お友達になりたい』とお伝えすることが出来ました」とすっかりファンの表情。ヤンとは本作の撮影を通して親交を深めたそうで、ヤンのガイドで韓国に行き、『息もできない』のスタッフにも対面出来たという。この初耳情報に驚いたのは生田で「え?俺誘われてない!」とヤンに詰め寄ると、ヤンは「だって生田さんは忙しいから~」と笑いつつも「今度一緒に行きましょう!」と約束を交わしていた。
ヤンとの撮影の様子について聞かれた生田は「映画はハードな内容でしたが、一歩外に出ると最近食べた日本料理や韓国料理の話をしていました。ヤンさんはスープの飲み方のジェスチャーが上手過ぎて、ユッケジャンスープを飲みたい気持ちにさせられた」と回想。一方のヤンは生田について「生田さんはダビデ像のようにイケメンなので(笑)、冷たい方なのかなって思って近寄りがたかった。でも実際は僕の小さなイタズラに対しても声を出して笑ってくれた。僕が日本語を聞き取れない時にもサポートしてくれた」と優しい人柄に感謝していた。
最後にヤンは「友達にも言ってはいけない事を言ってしまった時、それがどれだけお互いを苦しめて恐怖に陥れるのか?そんな感情を、映画を通して知ってほしい」とアピール。生田は「韓国を代表するヤン・イクチュンさんとご一緒することが出来て、自分にとって今後の財産になりました。アジア映画が世界的に盛り上がっている中で、日本だけではなく国外の皆さんにも届いてほしい。奈緒ちゃん、そしてホルモンのメンバーと共にいいバイブスが生まれた作品になりました」と完成に自信を持っていた。
舞台挨拶の途中からは、主題歌担当のマキシマム ザ ホルモン(マキシマムザ亮君、ダイスケはん、上ちゃん、ナヲ)がサプライズ登壇した。
映画『告白 コンフェッション』
5月31日(金) 全国ロードショー
配給:ギャガ
©2024 福本伸行・かわぐちかいじ/講談社/『告白 コンフェッション』製作委員会