トップ > PICK UP > 生田斗真「雪山で遭難する映画だったが、本当に暑く、つらく、眠い撮影。僕らの頑張りが報われる日が来て本当に嬉しい」 ヤン・イクチュン「美しい奈緖さんにあんなことをしてすみませんでした」 映画『告白 コンフェッション』初日舞台挨拶

2024年6月1日 05:00

生田斗真「雪山で遭難する映画だったが、本当に暑く、つらく、眠い撮影。僕らの頑張りが報われる日が来て本当に嬉しい」 ヤン・イクチュン「美しい奈緖さんにあんなことをしてすみませんでした」 映画『告白 コンフェッション』初日舞台挨拶

映画『告白 コンフェッション』の初日舞台挨拶が5月31日(金)に、TOHO シネマズ 日比谷で行われ、W主演の生田斗真とヤン・イクチュン、共演の奈緒、そして山下敦弘監督が登壇した。

雪山で遭難し死を覚悟した親友による殺人の告白。だが直後に山小屋が出現し、二人は助かってしまった…。雪山で遭難し死を覚悟し彼女を殺したことを告白した直後に助かるという、親友二人の一夜の密室劇。作品の舞台は極めて狭く、そして出演者も限られている。

 

初日を迎え、生田は「つらい撮影。眠い撮影。この日のために、皆様にお届けするために頑張ってきたようなものなので、僕らの頑張りが報われる日が来ることを本当に嬉しく思います」と感無量の様子だったが、さらに「つらくて眠くて、実は暑い撮影だったんです。雪山で遭難して声でやり合う映画だったんですけど、去年の今頃の撮影で本当に暑くてたまらなかった」と振り返った。

ヤンも同意。「全く、その言葉しか思いつかなかった」と笑い飛ばし、「でも、僕自身は本当に撮影が楽しかった。生田さんと一緒に撮影するシーンがとても多く、ずっと生田さんの方に矢印を向けているような感じでしたが、生田さんが僕の矢をしっかりと受け止めてくださり、生田さんからも僕の方に顔を投げかけてくださったので、とても楽しく撮影ができました」と生田に感謝。さらには「こんなに美しい奈緖さんにあんなこと(殺害)をしてしまいまして本当にすみませんでした」と平身低頭だった。

ヤンの言葉に、生田は「ある意味、お互いをずっと想い合ってるみたいな撮影の日々だったので、集中力を保つが本当に大事だったと思いますし、イクチュンさんとこうやって3週間近い撮影でたくさんの刺激をもらえて、あの素晴らしい出会いに本当に感謝したいと思います」とヤンに頭を下げた。さらに「イクチュンさんの体からほとばしるエネルギーというかパワーが本当にすごい。スクリーンの中から飛び出てくるようなぶっ飛ばされるよう。でも、ちゃんとオンとオフの切り替えはやっぱりプロ。俳優としての立ち振る舞いを近くで見ることができて本当に嬉しかったです」とヤンを改めて称賛した。

奈緖はヤンを「本当に優しいです。私が首を絞められるシーンも、イクチュンさんがこの石は危ないとか木をどけたり、場所を整えてくださった」と感謝していた。

ヤンは「とにかくエネルギーをたくさん発散するような役。それを生田さんは本当にしっかり受け止めてくださった。あんなにしっかりと実感を持って受け止めてくださった俳優さんを初めてだなと、本当にかっこいい俳優さんだなと思いました。私が演技しているときには、生田さんは本当に怖がって、あまりにもビビリすぎてるんじゃないかと思うぐらい怖がってらっしゃった」と生田の演技を称賛。生田は「あれは、マジでビビってました。間近でのエネルギーが素晴らしかったので、僕も感情を引き上げてもらえるような感じだった」と二人の演技を振り返った。

さゆりを演じた奈緖は「撮影に過ごした時間は長くはなかったんですけど、すごく濃密な時間でした。さゆりが出てくるところはハイライトのようで、さゆりの人生の中でも大きな出来事として短く用いられるところ。そこでさゆりのいう人物の印象をどれだけ効果的に残せるのかが私自身大きな役割だったと思っていました」と語った。さらに生田の印象を問われ、「生田さんとは初めてお会いしたんですけど、めちゃくちゃ優しくて、すごいフレンドリーな方」と話すと、生田は「(奈緖は)すごいフレンドリーの方なので話しやすい」、山下監督も「現場は男ばっかなので、奈緖さんがいるだけでテンションが上がって、本当に清涼剤みたいな感じでした」と奈緖に感謝していた。

イベント後半には、かわぐちかいじ先生(原作コミック作画)が特別ゲストとして登壇し、生田とヤンに花束を贈呈。本作を鑑賞後に登壇したかわぐちは「まだ、ラストシーンの衝撃が漂っている感じ」と興奮冷めやらぬ様子。「この漫画を見て、追い詰められた人間の狂気の話だろうという感想の人が多かったです。ですが今日この映画を観て分かると思いますが、決して狂気ではありません。人間性をギリギリに保った人間たちの話なんです。そこを生田さんとヤンさんが人間性ギリギリのところをうまく表現しているすごい映画だと思いました。山下監督の演出もすごいです」と原作者からも太鼓判が押され、監督・出演者一同大喜びだった。

そして、イベントの最後にはヤンが「この作品を多くの方に観ていただけるよう願っています。やはり観客の皆さんに楽しんでいただくのが一番だと思っていますし、ぜひこの映画を周りのお友達とか口コミで伝えてください。お願いします」、生田は「この映画が皆さんの人生の一本になっていただければすごく嬉しいと思います。『告白 コンフェッション』がずっとずっと心の中に残り続けていくことを祈っております。そして、この映画は立ち上げから5年近くの時間がかかりました。我々が5年間かけて作ったこの一撃を多くの方々に食らってほしいと思います。ぜひよろしくお願いします」と本作の大ヒットをお願いして、イベントを締めくくった。

映画『告白 コンフェッション』(配給:ギャガ) 全国公開中!
©2024 福本伸行・かわぐちかいじ/講談社/『告白 コンフェッション』製作委員会

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