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2024年4月9日 15:50

ミュージカル初出演のHey! Say! JUMP、伊野尾慧がブロードウェイミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』に挑戦し、感じたこととは?

左から:小山ゆうな(演出)、霧矢大夢、伊野尾慧、松田るか、岸 祐二

ブロードウェイミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』の公開ゲネプロ及び、取材会が4月8日(月)に東京建物Brillia HALLで行われた。出席したのは、主演のHey! Say! JUMP、伊野尾慧や松田るか、岸祐二、霧矢大夢、演出家の小山ゆうな。4月9日(火)からはじまる舞台について今の心境を語った。

原作は、ニコラス・ケイジやサラ・ジェシカ・パーカーらが出演した同名映画(1992)で、2015年にブロードウェイで上演された大人気コメディミュージカルだ。演出はこれまで多くの作品を手掛けてきた小山ゆうな。舞台は90年代のアメリカ、5年越しの恋人ベッツィとの結婚を夢見るジャックを演じる伊野尾が、はたしてどんなジャックを演じるのか話題となっている。

今回主演の伊野尾は9年ぶりの舞台。しかも、初めてのミュージカルで主演を務めることについて「日々、新しい発見でした。自分のいろんな姿を見せていきたいです」と意気込みを語った。続いてジャックの5年越しの恋人ベッツィを演じた松田は「笑うことで免疫力が上がると聞いたことがあるので、みなさんに大いに笑っていただいて、免疫力を挙げられるようにがんばります」と笑顔で答えた。

結婚式を挙げようと、ジャックとベッツィが訪れたのは夢の街ラスベガスのホテルで出会ったギャンブラーのトミーを演じた岸は「慧くんの魅力をたくさん引き出せるように、そしていろんなジャンルの歌を歌わせてもらうので聞いてください」と答えた。息子のジャックに死の床で「誰とも結婚しないで!」と懇願した母ビーを演じた霧矢は、「息子の結婚を反対する恐ろしい母親の役ではありますが、母の愛をしっかり伝えていきたい」と語った。

質疑応答で伊野尾は「実はミュージカルはやりたくなかった、という話しを聞きましたが…」とドキリとする質問をされたが「33歳で新しいことにチャレンジすることには緊張感がありました。普段はメンバー7人に支えられているので歌に対する不安はありました」と正直な気持ちを話した。また、霧矢や岸ら舞台経験を多く踏んでいる先輩たちにアドバイスをもらいながら、稽古に励んだとも語った。相手役、松田は伊野尾の印象を聞かれると、嘘がなく、全力でぶつかっていくタイプのジャックと伊野尾の素直さがいい作用を及ぼしてると分析した。すると伊野尾から「ぜんぜん素直じゃないよ」と突っ込まれ、会場は笑いに包まれていた。

伊野尾の先輩である堂本光一と共演経験のある岸は、堂本から「伊野尾をよろしくお願いします」と頼まれたと告白。稽古中もことあるごとに堂本の名前を出していたことも明かした。すると伊野尾は「岸さんを見ていると、うしろにぼんやり光一君が見えるようになった」と笑いを誘った。さらに岸の存在が堂本と重なり、身が引き締まる思いになると語った。

伊野尾の母親役を演じた霧矢は「こんなに素直な33歳はいないんじゃないかな。真っすぐに物事受け止めて返してくれる印象です。怖い母親役なんですが、愛情のかけがいがある息子です」と伊野尾を絶賛。それに対して伊野尾は、霧矢からベッツィと仲良くするシーンでは「まだカップルに見えない!」と舞台での立ち振る舞いについてアドバイスを受け、感謝していると語り、これには松田も大きくうなずいていた。

演出家の小山は、ミュージカルに初挑戦にして初主演の伊野尾について、誰よりも早く稽古に入り、最後まで残って稽古をしている伊野尾の姿を褒めた。すると伊野尾は、「だって皆さん、びっくりするほど歌が上手なんです」と再度、笑いを誘う。さらに小山は「伊野尾君はオーラもありますし、お芝居も歌も努力でどんどん上達していきました。そしてなによりもコミュニケーション能力が高いので、スタッフをはじめ、周りの皆さんが伊野尾君のためにと動いていたので、じつは大所帯の舞台でのお仕事は合っているじゃないかな」と語ると、伊野尾は少し照れたような表情を見せていた。

タイトルにもじって「ハネムーンに行くならどこへ行きたいですか?」と聞かれた伊野尾は、「やっぱりラスベガスに行きたいかな。でももう少し先かな」とはにかんだ表情でコメントした。また、4月から新しい生活を迎えた人へメッセージを求められると「新しいことにチャレンジすることは勇気がいることですが、4月から新たな環境で今しかできないことにチャレンジしてもらいたいです。自分も33歳にして新しい刺激をもらえた環境に身を置けたことはラッキーでした」と思いを述べた。
最後に明日から始まるミージカルについて伊野尾は「僕にとっては初めてのミュージカルをみなさんに届けるわけですが、観に来てくださった方々が楽しい一日になることを願って共演者、スタッフ一同で公演を続けていきたいと思っています」とメッセージを贈った。

■公演情報
ブロードウェイミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』
脚本:アンドリュー・バーグマン
音楽:ジェイソン・ロバート・ブラウン
翻訳・訳詞:高橋知伽江
演出:小山ゆうな
音楽監督:清水恵介
振付・ステージング:TETSUHARU
出演:伊野尾慧 松田るか 岸祐二 上口耕平 小柳 友 青野紗穂 霧矢大夢
佐々木誠 堀部佑介 福永悠二 堀江慎也 柴原直樹 中桐聖弥
天野朋子 鈴木昌実 三浦優水香 石井千賀 中嶋紗希 酒井比那
横田剛基(スウィング) ルイス魅麗セーラ(スウィング)
≪東京公演≫
2024年4月9日(火)~4月29日(月・祝)
会場:東京建物 Brillia HALL
≪大阪公演≫
2024年5月6日(月・休)~5月19日(日)
会場:SkyシアターMBS

 

 

 

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