トップ > PICK UP > 橋本祥平&中村浩大「僕たちはただ一生懸命野球をやっているだけ」 舞台「野球」飛行機雲のホームラン取材会

2024年6月22日 21:48

橋本祥平&中村浩大「僕たちはただ一生懸命野球をやっているだけ」 舞台「野球」飛行機雲のホームラン取材会

大見拓土 結城伽寿也 健人 猪野広樹 大隈勇太 大崎捺希 相澤莉多
瀬戸啓太 村田洋二郎 西銘駿 中村浩大 橋本祥平 財津優太郎 川原和久 傳谷英里香

舞台「野球」飛行機雲のホームラン〜Homerun of Contrail公開ゲネプロ&取材会が6月21日(金)に、天王洲 銀河劇場で行われ、橋本祥平、中村浩大、財津優太郎、西銘駿、健人、大隈勇太、結城伽寿也、大崎捺希、大見拓土、相澤莉多、瀬戸啓太、猪野広樹、傳谷英里香、村田洋二郎、川原和久が初日に向けた意気込みを語った。

本作は、2018年に初演された、西田大輔による鋭い感性と、繊細な表現による作・演出で大きな話題を呼んだ舞台の再演。第二次世界大戦中、“野球”に憧れを抱き、白球を追いかけた少年たちの物語を描く。
物語冒頭からステージでは、伏ヶ丘商業学校と会沢商業高校の紅白戦が展開していく。互いに一歩も引かず、勝ち負けにこだわり、ただ野球を楽しむ球児たち。そうした野球の試合の合間にそれぞれの状況や真相、想いが明らかになっていき、全体像を形作る。戦時中の日本では、野球は敵国の国技であるとして、プレイをすることすら難しい時代だった。それでも、“野球がしたい”という球児たちの熱い想い、そしてその願いを叶えようとする周りの大人たちの姿が胸に迫る。彼らの想い、そして汗や涙をぜひとも劇場で体感してもらいたい。

以下、出演者たちのコメント。

橋本祥平

良い作品は、観にきてくださったお客さまが決めることであって、こちらがどうこういうことではないと思いますが、個人的な気持ちを言えばめちゃくちゃ良い作品ができました。胸を張って、これはいいぞと言える誇らしい作品になっています。1ヶ月間の稽古の中で、演劇というお芝居のお稽古にプラスアルファ、桑田真澄さんがご指導してくださって野球練習をしたり、濃い1ヶ月を過ごしました。稽古中もいっぱい悩みました。戦争を知らない僕たちはとにかくいっぱい調べて、当時の方たちに想いを馳せるしかできなかったですが、それでも考えて、突き詰めて今、この場に立たせていただいています。もちろん感動する作品ですが、その感動をどう受け取るかは皆さん次第です。僕たちはただ一生懸命野球をやっているだけです。その姿を劇場で観ていただけたらうれしいです。

中村浩大

ものすごく熱量にあふれていて、心が震える作品だと感じていますし、僕自身チームメイトの伏ヶ丘のメンバーだったり、対戦相手の会沢のメンバーからパワーをもらっています。会場にお越しくださるお客さまにもパワーや熱量を感じていただいて、この空間で野球に浸れたらいいなと思っています。初日から全力で頑張ってまいります。

 

財津優太郎

この作品がようやく皆さんに届けられるうれしさと、1日終わるごとにどんどん終わりに近づいてしまうという寂しさが同時にあります。本当にすごい作品になったと思うので、一生懸命走って、球を追いかけて、熱と汗を届けられるように頑張ります。

西銘駿

稽古をやっているときに本当に素晴らしい作品になっていると感じ、僕も殻を破らないといけないと思って15年ぶりに坊主にしました。今回、西銘、本気です。色々な人に届いて欲しい作品です。楽しみにしていてください。

健人

今まで野球経験がなくて、今回の作品で初めてやらせていただいたのですが、キャストの皆さん、スタッフの皆さんに教えていただいて、すごく野球が大好きになりました。皆さんが野球の先輩ですが、舞台上ではみんなを見守り、引っ張っていける先輩でいられるように頑張っていきたいと思います。一緒に暑い夏を過ごしましょう。

大隈勇太

人生最後の1日を過ごす僕たちは、喜びだけ、悲しみだけじゃなくて、西田さんがおっしゃっていた「言葉にならない、自分でもよくわからない感情」がきっとあるのかなと考えながら、たくさん稽古をしていきました。そういうものを毎日毎日探しながら、新しい景色、新しい感情をしっかりお届けできるように全力でやっていきます。

結城伽寿也

この作品が決まってから、今日初日を迎えるのをとても心待ちにしていました。僕たちが今まで稽古でやってきたことは確かなものだと思うので、全員野球で、地に足をつけて野球を楽しみたいと思います。

大崎捺希

この板の上で一瞬一瞬心を動かして、熱い想いを届けて、来てくださる皆さんと共鳴できたらと思います。一番暑い夏にしたいと思います。

大見拓土

この作品のお話をいただいた時に、コロナウイルスで甲子園に行けなかった当時の高校球児の皆さんのことを思い出しました。その当時、悲しい思いをした皆さんの心を少しでも救えるように、そして、もし、関係者の方が足を運んでくださった時に大きな拍手がもらえるように頑張っていきたいと思います。

相澤莉多

当時の方が見にきてくださった時に、なんだこれはと思われないように、話し合いをしたり、西田さんからお言葉をいただいたりしながら作ってきました。恥じない作品になっているので頑張りたいと思います。汗や匂い、気持ちなど、実際に劇場で観ると分かることもあると思うので、ぜひ足をお運びいただいたらうれしいと思います。

瀬戸啓太

伏ヶ丘のキャチャーということで、チームの女房としてみんなを支えつつ、カンパニーとして誰1人怪我がないように頑張っていきたいと思っています。

猪野広樹

本日、関東が梅雨入りしたのですが、みんなの汗や舞台上の空気感は夏まっしぐらです。球児のみんなの運動量、熱量、思いが熱い、すごい舞台ができたと感じています。彼らの熱量に負けないように、恥じないように、そして先人の方たちに恥じないように、最高の舞台をお届けしたいと思います。

傳谷英里香

球児一人ひとりの個性やプレイを観ていただきたいですし、軍人や新聞記者という大人たちの覚悟をしっかりお伝えしたいと思います。皆さまの記憶に残る夏になるよう頑張ります。

村田洋二郎

明日、自分の世界がなくなってしまうとしたらと考えながらこの物語をずっと作ってきました。僕自身は野球をプレイする役ではないですが、みんなを見守りながら一緒にこの作品を最後まで駆け抜けていきたいなと思っています。

川原和久

素敵なグルーブを感じる作品になると思います。お客さま方にもそれを感じていただきたく、一緒にグルーブしませんか?よろしくお願いいたします。

舞台「野球」飛行機雲のホームラン〜Homerun of Contrailは、6月22日(土)〜30日(日)に東京・天王洲銀河劇場、7月6日(土)・7日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼで上演。

トップ > PICK UP > 橋本祥平&中村浩大「僕たちはただ一生懸命野球をやっているだけ」 舞台「野球」飛行機雲のホームラン取材会

Pick Up(特集)

error: コンテンツのコピーは禁止されています