山崎大輝 小野塚勇人
太田基裕&牧島 輝、山崎大輝&小野塚勇人の2ペアが主演するミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』が2024年11月5日(火)~15日(金)によみうり大手町ホール、11月22日(金)・23日(土)に大阪・サンケイホールブリーゼで上演される。
作詞・作曲ニール・バートラム、脚本ブライアン・ヒルにより、2009年ブロードウェイで初演、日本では2019年に初演され、今回は3回目の上演となる本作は、人気小説家のトーマスと幼なじみのアルヴィンが紡ぎ出す友情の物語。今回、新たなペアとして主演する山崎大輝(アルヴィン役)と小野塚勇人(トーマス役)に本作にかける意気込みを聞いた。
――再再演となる本作ですが、出演が決まった時はどんなお気持ちでしたか?
山崎:それなりにプレッシャーはあります。求められている作品に出演できるのは光栄だと思いました。楽しみですが、分量も多く、お話が難しい部分もあるので「怖いなぁ」とも感じています。
小野塚:二人ミュージカルはやりがいがあると思っていたので、オファーをいただいた時に、「今年最後に一番ヘビーなのをやるか!」と、気合いが入りました。でも、これから始まるとなって、ほんとにびくびくしちゃっています(笑)。歌錬(習)をやりながら、これ気持ち良く歌える瞬間来るのかな?と。今は一番気持ち的には萎えているのですが、ここから気合を入れて、覚えて、体に馴染ませて、トーマスという役を愛すところまで早く持っていきたいという気持ちです。
――この作品をご覧になったのは出演が決まってからでしょうか?
小野塚:再再演しているのだからいい作品だと思っていましたが、実際(過去公演の映像を)観たら、素敵な作品でした。再再演まで繋いでくれた過去の役者の方たちにリスペクトもありますし、この分量を平気な顔で歌っているのを観ると驚きます。
山崎:しかも、初演の(田代)万里生さんと(平方)元基さんは、役を入れ替えてやっていましたよね。本当にすごいなと思います。
――今回は初演のように役を入れ替える形ではないですよね
小野塚:シャッフルだったらお断りしてます。
山崎:(笑)
小野塚:1つの役で集中したいですから。
山崎:でも、相手役が変わるというのはいいでしょ?
小野塚:それは全然大丈夫です。よくありますから。でも、トーマスをやって明日アルヴィンというのは(笑)。
山崎:ほんとにそれはすごいチャレンジですよね。
小野塚:(初演は)どんな気持ちでやっていたのかを思うとすごいです。
――脚本を読んでみていかがでしたか?
山崎: 再演の台本を読んだとき、これからどう表現していくのかが想像しにくくて、「これは時間軸が違うのかも?」と思ったり、読んでいくと「辻褄が合わないな」と感じたりもしました。また、「あ、これ違うや」(笑)という瞬間もありました。この物語が何を語っているのか、何度も読み直したりしました。映像を見て、いろいろなことが紐解けましたし、今回の台本になってから、もう一度読みまして、やり方によって、いろいろな可能性を秘めた台本だと思いました。
小野塚:僕も同意見です。最初は想像ができなくて、いつの間にこんなに台本が読めなくなったんだろうって思いました。
山崎:あぁ、思った。怖かったの、一緒だ。
小野塚:「あれ、やばい、これ!」って思ってしまった。
――いつもと違う感じだったのですね。
山崎:映像を見てわかることは、結局二人の何気ない心の機微を切り取って振り返るお話であるということです。トーマスは最初、思い出そうとも、書こうとも思わなかった話ですが、何気ない出来事からこうした深い物語が膨らんでいくのが魅力の一つだと思います。物語には大きな出来事や起承転結があるものもありますが、これはそういった部分がリアリティを持ち、生々しいです。ファンタジーでありながらも、ファンタジーすぎないから身近に感じさせてくれるのかなと思います。
小野塚:楽曲ありきだなと思います。改めて、ミュージカルで評価されている理由がわかります。ストレートプレーにしてもいい作品だと思いますが、世界観が広い方ではないと思います。二人の思い出の物語なので、ミュージカル化したことによって、その世界観が広がって、映像、楽曲を聴いたときに腑に落ちる感じです
――お客様は、楽曲を聴いて、物語を観ることによって、伝わってくるということですね。
小野塚:そうですね。舞台化ということが意味を持った脚本なのだなと思います。演出、見せ方が大事だと思います。
――(取材時)お稽古はこれからだそうですが、山崎さんはアルヴィン、小野塚さんはトーマスをどのように演じようと考えていらっしゃいますか?
山崎:トーマスのことを振り回していきたいです。この作品は、アルヴィンの世界が、アルヴィンの中で広がっていってしまえばしまうほど、トーマスは理解できなくなり、心の差が生まれていくのかなと思っています。言ってみればその差が生んだ話でもあるので、その差を意識して作って行きたいと思っています。
小野塚:意外と振り回されることが多いので、アルヴィンに振り回されていれば演じられるのかなと思っています。アルヴィンという存在は憧れでもあり、羨ましさや嫉妬も感じる。トーマスの中で、(アルヴィンを)自分の都合のいいように記憶していて、あたかもトーマスは自分が天才だと思っていますが、世間一般で「天才」と言われるのがアルヴィンであれば、トーマスはめちゃくちゃ「凡人」です。トーマスはアルヴィンを一番意識している。(アルヴィンを)友達というけれど、冒頭では親友と言ったり、最も古い友達と言ったり、アルヴィンという存在が自分の中で何なのか、面倒くさいですよね。(トーマスは)天才や独創性があるわけではないので、自分の感じた感覚や経験からしか話が書けない。でもアルヴィンへの憧れ、羨ましい気持ちが一番なのかな?A型がAB型に憧れるような、そんな感覚だと思います。
山﨑:(笑)
――自分にないものを持っているという感じなのでしょうか?
小野塚:アルヴィンは自由に生きられていいとか、羨ましいと多分思っている。それに対してトーマスは、「俺はこんなに努力しているのに、もっと評価してくれ」という承認欲求の強さだったり、すごく人間くさいなと思います。意外とアルヴィンの方が、傍から見ると自由そうに見えていますが、しばられていて窮屈だったのだなと思います。死んだ理由はわからないのですが、もっと自由になりたくて、解放されたかったのだなという見方もできます。殺されたのかな?自殺なのかな?
ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』
東京公演 2024年11月5日(火)~15日(金)よみうり大手町ホール
大阪公演 2024年11月22日(金)~23日(土) サンケイホールブリーゼ
作詞・作曲 ニール・バートラム
脚本:ブライアン・ヒル
演出;高橋正徳(文学座)
出演:太田基裕(アルヴィン)・牧島 輝(トーマス)
山崎大輝(アルヴィン)・小野塚勇人(トーマス)
企画制作:ホリプロ
公式サイト https://horipro-stage.jp/stage/soml2024/
【ストーリー】
人気短編小説家のトーマス(牧島 輝/小野塚勇人)は、幼なじみのアルヴィン(太田基裕/山崎大輝)の突然の死に際し、弔辞を読むために故郷へと帰って来る。葬儀が始まるというのに、アルヴィンへ手向ける言葉が思い浮かばないトーマスの目の前に、突然死んだはずのアルヴィンが現れ、トーマスを自らの心の奥深くへと導いていく。そこには延々と続く本棚があり、トーマスの思い出と二人の人生の“真実の物語”を記した原稿や本が存在していた。アルヴィンは、その中から弔辞に相応しい二人の物語を選び、トーマスの手助けを始める。トーマスはそれを拒み、助けを借りずに弔辞を書くと言い張るが、アルヴィンは気にもとめず、次々と物語を選び、語っていく。いくつもの物語が語られるにつれ、二人の間に存在した数々の埋もれてしまっていた小さな結びつきが明らかになっていく…
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