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2025年11月1日 19:00

【前編】城田優インタビュー「AIで何でもできてしまう時代だからこそ、生の舞台が重宝されるべき」 「松竹ブロードウェイシネマ 2025秋」

手頃な価格でゆったりと本場ブロードウェイの舞台を中心に数々の傑作を映画館で楽しむことができる「松竹ブロードウェイシネマ 2025秋」。この秋は、『エニシング・ゴーズ』『インディセント』『タイタニック』の3作品が公開される。アンバサダーに就任した城田優にそれぞれの作品の見どころ、自身が出演してみたい作品やミュージカルの魅力などを聞いた。

――まずは今回、上映される3作品、それぞれの作品の見どころを教えてください。

 『エニシング・ゴーズ』は、とにかくド派手なナンバーがたくさんある、伏線回収型の王道コメディーです。これぞミュージカルという作品なので、明るい気持ちになりたい方にもおすすめです。

 『インディセント』は、上質な演劇寄りの音楽劇だと僕は思います。あえて「ミュージカル」にカテゴライズしたくない。もちろんミュージカルなんですよ。歌も歌いますし、音楽もたくさんありますから。ですが、登場人物たちの心情を歌で表現しているというよりは、スパイス的に音楽を使っている印象が強いんです。なので「音楽劇」という印象があります。ユダヤ人迫害の物語なので、ストーリーもテーマもとても重たいですし、時代背景的にタブーとされていた同性愛なども扱っているのですが、そこにファンタジックな演出があったり、ふんだんにジョークが入っていたりして、少しマイルドに観ることができます。笑いどころもたくさんあって、とても重いテーマを扱っているのに、笑い声がたくさん聞こえる作品です。きっと笑いがないと見るのがしんどくなってしまうと思います。ですが、リアリティをなくさずに、大事な部分は守りつつ、飽きずに観られるようエンタメとして成立させようと作られた、とても上品で上質な作品でした。ミュージカルはあまり得意ではないという人にも、重いテーマを扱った作品が苦手な人にも観やすくなっていると思います。おすすめです。

 『タイタニック』は、モーリー・イェストンの音楽がとても印象的でした。物語は誰もが1度は聞いたことや観たことがあると思いますが、こうしてミュージカル映画として観ることでタイタニック号に乗っている人たちの心と同化して、素敵な旅がスタートするところから人生の終わりまでを感じていただけると思います。物語のラストで、亡くなった人たちが出てきて会話をするシーンがあるのですが、胸が痛くなるやり取りが多く、本当にたくさんの人たちが乗っていらして、事故の犠牲になられたということを改めて感じます。切なくなる作品ですし、観るにはエネルギーがいると思いますが、胸に迫る物語です。華やかなシーンも多いのですが、実は『インディセント』よりも『タイタニック』の方が重いと僕は思います。なので、元気があるときにぜひ観てもらいたいです。落ち込んでいるときに見るとより落ち込んでしまいますので。

――城田さんは俳優だけでなく、ミュージカルの演出もされていますが、演出家としてもたくさんの刺激を受けましたか?

もちろんです。中でも、演出家として1番刺激を受けたのは『インディセント』です。『インディセント』には演出面でも惹かれる部分がたくさんありました。

――この3作品の中で、城田さんが出演したい作品、演じてみたい役はありますか?

ハッピーな作品なので『エニシング・ゴーズ』かな。タップダンスも少しだけ練習をしたことがあるので、スネーク・アイズやムーンフェイスを演じたいです。『インディセント』も『タイタニック』も素敵ですが、僕は普段、重たい物語が多いのでやっぱり楽しいものが良いですね。

――それ以外では城田さんが今後、出演してみたい作品はありますか?

今、すでに違う役者さんが演じていらっしゃるので、チャンスがあるのかは分かりませんが、ブロードウェイで観てからずっとやりたいと思っていたのは『ビートルジュース』です。(日本での)初演も再演も観させていただき、主演のジェシーさんの歌も芝居もダンスも、何もかもが本当にビートルジュースそのものだったと思いますし、悔しいけれどこれはもう仕方がないと思いつつも、やっぱり憧れはあります。心からやりたいと思った作品だったので、いつか演じてみたいです。それから、『スクールオブロック』の先生、デューイ役です。僕は、物語を通して登場人物たちが成長していく、サクセスストーリーが大好きなんです。『スクールオブロック』は子どもたちの話ではありますが、同時に主人公のデューイのうちなる情熱などもしっかり描いていて、子どもたちと共に成長していく物語が素敵だなと思います。これもまた、日本で上演されていますが、興味があります。

それから、浦井健治さんが『デスノート THE MUSICAL』という作品で、死神リュークを演じるそうですが、彼は昔、主人公の夜神月を演じていて、時を経てのリュークなんですよ。僕はLという役を演じたいとずっと思っていたのですが、機会に恵まれませんでした。年齢的にこれからLを演じることは難しいと思うのですが、死神だったら演じられるのかもしれないと思い、リュークも演じてみたいなと思っています。

――たくさん挙げていただき、ありがとうございます! そうした中、2026年1月からは『PRETTY WOMAN The Musical』が控えていますね。

僕はリチャード・ギアさんが映画で演じられていたエドワードという役を演じます。この作品には、ハッピーマンというspiさんと福井晶一さんが演じられる役があるのですが、もし、再演があったら僕はその役をやりたいと思うくらいすごく魅力的な役です。『エニシング・ゴーズ』に負けないくらいのとびきりのパフォーマンスと歌を楽しんでいただければと思います。

公式HP https://broadwaycinema.jp/titanic/17787419

 

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