取材：記事・写真/RanRanEntertainment
元宝塚歌劇団トップスターで、ミュージカルをはじめ数々の舞台で活躍中の柚希礼音によるソロコンサート『REON JACK4』が、2021年9月11日（土）より東京、北九州、大阪にて開催される。ソロコンサートには、上野水香（東京公演）、宮尾俊太郎（北九州公演・大阪公演）、大村俊介（SHUN）、YOSHIE、クリスティアン・ロペスら、モンスター級のダンサーたちが集結する。また、今回初の試みで、甲斐翔真、夢咲ねね、佐藤隆紀(LE VELVETS)、湖月わたる、東啓介、西川貴教が日替わりでスペシャルゲストとして登場する。柚希礼音に、『REON JACK４』にかける思いを聞いた。
――柚希さんのソロコンサート『REON JACK』、３年ぶりの開催ですね。今のお気持ちからお聞かせください。
コンサートでは柚希礼音個人をお見せでき、お客様とも接することができるのでとても大切にしています。３年ぶりに、しかも今この状況でできるというのがありがたいことだと思っています。ミュージカルでお客様と接する時とは違う空気感になるので、楽しみですし、お客さまには声を出していただくことができませんが、その代わりにになにか出来ることで参加していただければいいなと思っています。
――ミュージカルとコンサートにはどういった違いがあるのでしょうか？
ミュージカルでは役があるので、その役を追求できるのですが、コンサートではいろいろな柚希礼音をお見せしていく場なのだな、と思っています。今の私というものをしっかり詰めて、何よりもお客様との心のキャッチボールをとても大切にしてきていますので、この時期皆さまが我慢したり、緊張している心がほぐれたらいいなと思っています。
――３年経って、今回はどんなものを披露しようと思っていらっしゃるのですか？
そうですね。いつものメンバーが集結してくださり、それぞれのコラボレーションを今回も是非とも楽しみにしていただきたいです。ハイクオリティでありながら最終的にはほっこりするものをお見せしたいと思います。
――これまで３回公演されてきて、とにかく華やかなステージで、ダンスもハードですが、印象深い曲やパフォーマンスとして浮かんでくるものは何でしょうか？
各分野の第一線で活躍している方々、例えば上野水香さんは私が子どもの時からバレエコンクールで１位を取っていて、私のバレエ仲間から見たら「上野水香さんと一対一で踊るって凄い！！」って言われるぐらいの方だったり、YOSHIEさんのレッスンに行ったら、YOSHIEさんを真似した全く同じ服装の生徒さんたちが前列を陣取っていたり、神様のような方で、そういう皆さんが私がやりやすいように振りを簡単にするわけでもなく、「今できなくても、本番までにできるようにしてね」という感じでレベルの高いものを振付してくださるんです。みなさんとやるのだからどの場面でもすごく中身のあるものをと思うのですが、全曲通した時に「やっぱりこれは無理かも？」と毎回思うんです。どれもこれも激しく、すごいものになっています。やっぱり私は芸事を始めたきっかけがダンスなので、ダンサーの皆さんへのリスペクトがすごくありますし、自分自身も踊ることによってすごく魂が喜ぶというものもあります。「REON JACK」でしっかりダンスを見せて、お客様ともコラボしていきたいと思います。今回は、新曲を3曲作りました。コロナ禍で、ファンの方々と会えない気持ちを込めて私も１曲作詞をしています。すごく楽しくなるような曲をとオーダーして作った曲、そして新たなダンスナンバーもありますので、そちらも楽しみにしていただきたいなと思います。
――トップクラスのダンサーの方たちとこれまで踊ってこられたことで、柚希さんにとって刺激的だったり、得るものが大きかったと思うのですが、いかかでしょうか？
十代、二十代のダンサーと違って、三十代、四十代になってダンサーとして生き続ける方々の365日の過ごし方を知れば知るほど、毎日をどのように自分にムチ打って過ごしているかを感じて、凄いと思います。。私にも容赦なく言ってくださいますし、一緒に踊っていて本当に気持ちいいです。
――「REON JACK２」では“挑戦”をテーマにそれぞれのコーナーがあり、「REON JACK３」ではまた違う演出でしたが、今回はどのような演出になるのでしょうか？
コンサートをやるたびに、お客さまとの距離をどれぐらいにするかを考えています。“１”の時は、いつもお稽古の入待ち出待ちもできたぐらい近かった私の存在が、宝塚を退団してちょっと遠く感じるかなと思ったので、とても近くに感じられるようなものにしました。“２”はMCも少なくし、パフォーマンスもとてもハイクオリティなものに挑戦し、披露させていただきました。“３”はハイクオリティなものにもうちょっとほっこり感を入れたく、セットリストを考えました。お客さまが、始まって“わーっ”と盛り上がって、どこでほっこりするポイントを作るかということを、SHUN先生とすごく話し合いました。今回は、ハイクオリティでありながら、一番大切にしたいのは、ファンの方の緊張していた心がほぐれて、とても温かい気持ちになって帰っていただくことです。メリハリをつけながら、いいものもしっかりお見せし、“久しぶりにこういう風に交流できた“と思うようなものになればなと思っています。
後編～
柚希礼音ソロコンサート『REON JACK 4』
東京 2021年9月11日（土）、12日（日） TOKYO DOME CITY HALL
北九州 2021年9月18日（土）、19日（日） 北九州芸術劇場 大ホール
大阪 2021年9月23日（木・祝）～26日（日） 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
音楽監修：本間昭光
音楽監督：NAOTO
演出・振付：大村俊介（SHUN）
振付：辻本知彦 YOSHIE Chritian＆Nao
※辻本の「辻」はしんにょうの点がひとつが正式表記
出演：柚希礼音
上野水香（東京公演のみ）宮尾俊太郎（北九州公演・大阪公演のみ）
大村俊介（SHUN） YOSHIE クリスティアン・ロペス他
日替わりゲスト※出演順
【東京公演】甲斐翔真（9/11）夢咲ねね（9/12）
【北九州公演】佐藤隆紀(LE VELVETS)
【大阪公演】湖月わたる（9/23,24）東啓介（9/25）西川貴教（9/26）
主催：東京公演 アミューズ／梅田芸術劇場／WOWOW／TBS
北九州公演 アミューズ／梅田芸術劇場／WOWOW
大阪公演 アミューズ／梅田芸術劇場／WOWOW
企画・制作 アミューズ
公式サイト https://reonjack.com/
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