トップ > PICK UP > 【後編】石川雷蔵インタビュー 劇団ホチキス『ワイルド番地』で舞台初主演「できることは150パーセントの力でやる」

2024年4月2日 18:15

【後編】石川雷蔵インタビュー 劇団ホチキス『ワイルド番地』で舞台初主演「できることは150パーセントの力でやる」

―ありがとうございました! では、ぜひ石川さんご自身のことについても教えてください。中学2年生の時にオーディションを受けたことがデビューのきっかけになったそうですが、オーディションを受けようと思った経緯を教えてください!

それまでずっとサッカーなどのスポーツをやっていたんですが、中学1年生の頃に ちょっと腐ってしまいまして。全て辞めてしまって、学校にも行かず、引きこもっていた時期がありました。友達と接するのは楽しかったのですが、なかなか学校に行けなくて。それで、母親がこのままではダメだと思ってくれて、僕には何も言わずオーディションに応募したそうです。そうしたら、書類審査が受かり、面接までいってしまって。その時に、僕は初めてオーディションに合格すれば賞金がもらえると聞いて、それなら頑張ってやるしかないと(笑)。当時、プレステがどうしても欲しかったんです(笑)。母親は、「何か行動を起こしてくれればそれでいい。その後は、自分次第だ」と言っていたので、とりあえず、プレステのために面接を受けて、その流れで今に至ります。

―もともと、芸能界には興味はあったのですか?

全くなかったです(笑)。目立つことは好きだったので、率先してみんなの前に立つタイプではありましたが、だからといって芸能界に入りたいかと言われたら、自分とは程遠い世界だと思っていました。芸能界に入るという発想すらなかったです。

―そうすると、オーディションに受かり、活動をしていく中で面白さを見出していったのですね。モデルや歌手など芸能界の中でもさまざまな活動がある中で、俳優を選んだのはどんな理由からだったのですか?

事務所に入ってからは、いろいろな活動をさせてもらいましたが、楽しいなとは思いながらも、どこか熱量に欠けていて。そんな時に、『高津川』という映画に出演させていただくことになったのですが、その現場で、僕より2回りも上の、文句なしに売れている役者さんが、逐一監督に質問をしに行き、台本にびっしり書き込みをしている姿を見て、これじゃいけないと思ったんです。真剣にやっている人たちしかいない世界で、なあなあな気持ちで入り込んでいるのはすごく失礼なんじゃないかと思いましたし、目上の人がこれだけやっているということは、僕はそれ以上に何かをやらなきゃ絶対ダメなんだって思いました。そこから、俳優としてきちんと向き合いたいと思うようになりました。

―では、目指す俳優像は?

主役はかっこいいですし、実際に自分もやらせていただいて華があって楽しいものだと思いますが、主役を支える人たちの力があってこそなのだと分かるようになりました。たくさんの人たちに支えてもらわないと主役はできないですし、支える人たちの力や技術はすごく高い。そこに僕はかっこよさを感じているので、今は、バイプレイヤーに憧れています。どんな役も演じられて、作品に出るだけでスパイスになるような俳優になれたらいいなと思います。一瞬映っただけでも印象に残る俳優さんに憧れます。

―9月の誕生日に20歳を迎えましたが、20代の目標を教えてください。

とにかく新しいことに挑戦していきたいと思っています。いろいろなことを経験し、俳優としての土台を作っていきたいです。

―20歳になって、何か変わったことはありますか?

あまり変わっていないかもしれません。ただ、自分の中でお仕事に対してはより責任感が生まれたように思います。これまでももちろんマックスの気持ちで臨んでいましたが、もう立派な大人なんだと改めて思い、ギアの最高値が更新されたような気持ちでいます。

―最近ハマっていることやお休みの日にしていることは?

筋トレはずっと続けていますが、それ以外だと最近、フィルムカメラを買いました。ただ、最初に撮ったフィルム1本分が半分以上真っ白か真っ黒で、全然撮れてなくて。それが悔しいので、どうやったらきれいに撮れるか、勉強しながら撮っています。

―最後に、公演への意気込みと作品の見どころをお願いします。

初の主演ということで不安もありましたが、稽古に入り、皆さんの熱量を感じ、今はワクワクが強くなっています。絶対に面白い舞台になるという確信があるので、そうなるようこれからの稽古も精一杯、頑張っていきたいと思います。劇中には、「決闘」が出てきますが、この作品の中の「決闘」は銃や刀で戦うというような荒々しいものではなく、変わった「決闘」が出てきます。「そんなやり方で?」「そんなことで決闘するの?」と笑いながら見ていただけると思いますが、見終わる頃には不思議と感動する舞台にもなるのかなと思います。誰にでも楽しめる作品になっていますので、ぜひご来場いただけたら嬉しいです。

劇団ホチキスvol.48『ワイルド番地』は、4月5日(金)~4月14日(日)にあうるすぽっとで上演。

【サイン入りチェキプレゼント】

<応募方法>
(1)ランランエンタメの公式X(旧Twitter)アカウント「https://twitter.com/ranranentame」をフォローする
 (2)【前編、後編】の両方の記事を、リツートする。
 (3)ダイレクトメッセージから「石川雷蔵さん希望」と書き、申し込む。
<応募締切>
2024年4月14日 23時59分
<当選発表>
締切後、厳正なる抽選の上、当選者を決定。ご当選者様には、ランランエンタメ公式アカウントよりダイレクトメッセージにて当選連絡をいたします。2日以内にご返信がない場合は当選の権利が移ります。
当選者発表までに少々お時間を頂戴いたします。ご了承ください。
<ご応募について>
※リツイートは、公式リツイートに限定させていただきます。
※X(旧Twitter)アカウントを非公開にしている場合、リツイートを確認することができないため応募対象外となります。
※ご応募後のキャンセル、変更、返品、お届先の変更はできかねますので、ご了承ください。
※当選結果に関するお問い合せは受け付けておりませんので、ご了承ください。
<商品発送について>
※商品の配送は日本国内のみとさせていただきます。お届け日は、指定できません。
※当選者の長期不在や、賞品お届け先ご住所や転居先が不明等の理由により、賞品のお届けができない場合は、ご当選を無効とさせていただく場合がありますので、予めご了承ください。
<注意事項>
※プレゼントの応募によりお預かりした個人情報は商品の発送にのみ使用いたします。
※ご当選の権利は第三者への譲渡や現金とのお引き換えはできません。
※ご応募いただいた時点で、本応募要項に同意いただいたものとみなします。

取材 文:嶋田真己 撮影:有田純也

 

 

トップ > PICK UP > 【後編】石川雷蔵インタビュー 劇団ホチキス『ワイルド番地』で舞台初主演「できることは150パーセントの力でやる」

Pick Up(特集)

error: コンテンツのコピーは禁止されています