蓬莱竜太作・演出、長澤まさみ、森山未來ダブル主演の舞台 Bunkamura Production 2025『おどる夫婦』の全キャストが解禁となった。THEATER MILANO-Zaほかで4月10日(木) より上演される蓬莱竜太の新作書き下ろしとなる本作は、とある夫婦の10年間の物語。タイトルには、夫婦でもがく様、世間に翻弄される様、互いに主導権を握り、踊り・踊らされている様、あるいは、足並みをそろえて進もうとする様が投影されている。
主演を務める長澤まさみ、森山未來は、14年振りの共演。今作で長澤は自分の感情を上手く表現することができない舞台衣裳デザイナーの妻・キヌを、森山は人生の意味を哲学しながら不器用に生きる夫・ヒロヒコを演じる。
そして、キャストには豪華俳優陣が揃った。普段は屈託のない青年で時折情緒が乱れるキヌの弟・光也に、男性アイドルグループtimeleszのメンバー 松島聡、ヒロヒコに文章を書くバイトを斡旋している編集者・薮原に、あらゆる個性を演じ分け振り幅の広い演技に定評がある皆川猿時、才能に溢れ自由奔放なキヌのアシスタント・りくに、数々の作品でその表現力が高く評価されている小野花梨、キヌの母親・朋恵に、昨年ソロアーティストとして50周年記念ツアーを成功させ、舞台には2年振りの登場となる伊藤蘭。そして、 内田慈、岩瀬亮、内田紳一郎ら実力派俳優陣も揃い、総勢9人でこの物語を進めていく。
長澤まさみ コメント
蓬莱竜太さんには2020年に一人芝居を演出していただくはずでしたが、感染症禍のため公演中止に。けれど一緒にプレ稽古は数回しており、その中で俳優のペースや得手不得手を見極めつつ、様々な提案をして下さる蓬莱さんは演出家として信頼できる方だと確信しました。
また10代、20代それぞれに映画で共演させていただいた森山未來さんと、30代で初めて舞台をご一緒できることもとても嬉しくて。私にとって未來さんは、遥か先のことを見つめつつ挑戦を続けるアートの先駆者であり、頼もしい先輩のような存在。この舞台でも、たくさんのことを教えていただけるはず、と期待を膨らませています。そんな未來さんと、とても現代的で等身大の女性キヌとして演じる夫婦役、どんな関係性がそこには生まれるのでしょうか……。まだ蓬莱さんの頭の中にしかない物語が届く瞬間を、心待ちにしている「今」です。
森山未來 コメント
『世界の中心で愛を叫ぶ』と『モテキ』。印象深い映画二作で共演した長澤まさみさんと、今度は舞台でご一緒できることを楽しみにしています。しかしながら、いずれの映画でも長澤さんは象徴的な女性として存在しており、そういった意味では僕は、いまだに長澤さんのことを全然知らないのかもしれません。今回は夫婦役ということで、そもそも映画と舞台ではつくり方も過ごす時間も違いますし、クリエーションに期待が募ります。
蓬莱竜太さんは、劇団モダンスイマーズの男芝居も魅力的ですが、最近の演劇ソロユニット『アンカル』の創作活動にも興味を持っていました。今回はどちらの作り方でいくのか、はたまた両方とも違うのか。まだわからないことも多いですが、演劇では久々の大規模のプロデュース公演。気持ちよく参加させていただくつもりです。
Bunkamura Production 2025 『おどる夫婦』
【東京公演】2025年4月10日(木)~5月4日(日・祝) THEATER MILANO-Za
【大阪公演】2025年5月10日(土)~19日(月) 森ノ宮ピロティホール
【新潟公演】2025年5月24日(土)、25日(日) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場
【長野公演】2025年5月31日(土)、6月1日(日) サントミューゼ 大ホール(上田市交流文化芸術センター)