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2025年9月25日 23:49

阿部寛「久々に惨めな男を演じました! 今後はこのような役を増やします」 映画『俺ではない炎上』公開前日祭

映画『俺ではない炎上』の公開前日祭が9月25日(木) に丸の内ピカデリーで行われ、主演の阿部寛、共演の芦田愛菜、藤原大祐、長尾謙杜、夏川結衣、そして山田篤宏監督が登壇した。

ある日突然SNS上で炎上、殺人事件の犯人に仕立て上げられた男・山縣泰介を演じた阿部は「最近僕は結構かっこいい役が続いていて、久々に惨めな男を演じました。撮影は1年前でしたが、現場では監督に相談しながら、いろんな人を助けてもらいながら演じました」と自己紹介した。

泰介を追う謎の大学生さくらを演じた芦田は上映後のお客様に向かって「分かっていただけると思うんですけど、本当に言えないことだらけです。すごくもどかしい役柄だったので、皆様と謎というかトリックをシェアすることができる日を無事迎えられて、とても嬉しく思っています」と苦しい胸の内を明かした。

さらに、泰介の取引先に勤務する若手社員の青江を演じた長尾も「僕もあんまりネタバレをしたらダメなので、スタッフさんからあんまりしゃべるなと言われました」と苦笑した。

あらためて、阿部は「真剣にやればやるほど可笑しいかなと思って、余計なことをせずにただガムシャラに逃げようと思ったんですけど、惨めな役は10年くらいやってこなかったので、これからどんどん増やします」と話した。また「裸での(逃亡)シーンは、さすがに寒かったので当日までは『上は着ていいですよね?』と断ろうと思っていました。でも監督からは絶対ダメと言われた」と苦笑いで撮影の舞台裏を報告した。

芦田の「あんたが諸悪の根源だろうが!」と声を張り上げるシーンが話題となっていたが、芦田は「(大声を)出せました!日常生活だったり、役でもあそこまで激高することはなかなかなかった・・・、でもさくらにとってはすごく許せない。気持ちが高ぶるシーンでしたし、物語もクライマックスに近づいてきて、どこまで迫力を出せるか、思いっきり感情をぶつけられるかを考えました」と演技の狙いを明かした。阿部は「前に芦田さんがある役者さんにすごい説教しているドラマを見たんです。僕は好きだったので久々にキタッ!と思いました」と太鼓判を押していた。

インフルエンサーで、さくらと一緒に泰介を追う住吉初羽馬を演じた藤原も一番変化の大きい役どころ。藤原は「令和の若者というような役どころだったので『こういう(ウザい)奴いるよね』みたいな役にしたいねって監督からもお話しいただいたので、現場ではカットがかかった後には『今のはウザかったですか』と確認していました」と山田監督にこの場で改めて確認すると、山田監督からは「完璧だったと思います」と改めて太鼓判を押していただいた。さらに芦田は「(藤原とは)なかなかかみ合わない役どころだった。(今聞いて)なるほどと思いました」と納得していた。

長尾が演じた青江は表面には見えない複雑な感情を抱えていた役柄。長尾は「二面性のある役ではあったんですけど、青江が働く場所でのストレスが芸能界とは違うものなのかなと思ったので、この子だったらこう考えると思考しながら演じていました」と話した。また阿部について問われ「印象的なことで言うと、安倍さんって、大きいなと感じましたね。改めて生で見ると本当に大きいんだという感想が第一にありました。優しくて、ゆっくりという感じ」と阿部と初共演に感動した様子だった。

泰介の妻・山縣芙由子役の夏川は「芙由子は芙由子なりの嘘をつきながら刑事と対峙しているわけで、言っていることと思っていることがちぐはぐだったりする。ちょっと分かりづらい感じを狙いました」と役作りを明かした。

本作では、泰介が逃亡している最中にSNSでの書き込みをきっかけに自身を見つめ直し、自分が思っている自分と他人が思っている自分が違うことに気づいていく。イベント後半は、それぞれが思う阿部像を「○○な人」として発表、また阿部自身が自分をどう思っているかを発表。芦田から「ストイックな人」と言われた阿部は「まあ、そうですね」と満更ではない様子。藤原からリスペクトを込めて「HIROSHI ABEな人」と言われると「鋭いですね。HIROSHI ABEな人の表現は合っています。親しくなるほど若い子とかによく“HIROSHI”と呼ばれますから」と納得していた。

長尾は「ゆっくりな人」と表して「僕のグループのメンバーは関西の人たちなので結構早口で。阿部さんと現場でお会いすると凄くゆっくりなので聞き取りやすかったですし、大人の余裕だなと思いました」とコメント。阿部は「(長尾の運転する)車に一緒に乗っているときに、緊張していたのかミスったり、チャーミングでした」と回想。長尾は「めっちゃ緊張しました。普段車を運転する事も少ないし、小さい頃からテレビで見ていた方を助手席に乗せて運転することってないから。横を見たらHIROSHI ABEが座っているわけですからね」と恐縮しきりだった。

夏川は阿部からの差し入れなどの現場での気配りを評して「ぬくもりの人」、山田監督は大物然としない現場での真剣な立ち振る舞いから「真面目な人」と阿部を表した。そんな中、阿部は自らを「ステキな人」と表して「これを言われるのが一番嬉しい。街中で遠くから言われたりすると『雰囲気がいいのかなあ』と嬉しくなるから」とニヤリと解説していた。

最後に山田監督は「SNSをテーマにした内容ですが、色々な世代の方に楽しんでいただけるはずです。最後まで止まらず飽きずに観ていただける映画になったと思います。SNSでつぶやきやすい内容だと思うので、炎上とは言わず大きなバズを作っていただきたいです」と大ヒットを祈願。

阿部は「過酷な撮影でスタッフの方も浜松に籠って、街の方々のご協力も含めて、そういった雰囲気が力をくれました。駐車場のおじさんが優しくて、毎日何かを買って来てくれる。そんな中で街ぐるみで撮影を行っていました。これからを背負う監督だと思うので、今後もご一緒したいです。皆さんが楽しんでくれたので、今後もこのような役を増やします」と自信を覗かせていた。

映画『俺ではない炎上』 9月26日(金) 全国公開
配給:松竹 ©2025「俺ではない炎上」製作委員会 ©浅倉秋成/双葉社

 

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