2016.07.26 取材:記事/RanRan Entertainment
写真提供/オフィスムジカ
7月26日、東京・渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホールにて、バイオリニストKoNの2年ぶりとなる来日コンサート『情熱のバイオリン2016~ジプシーバイオリン with カルテット~」が開催された。
MCには自身で作詞作曲、演奏も行う、ApeaceのJ.Dも登場し、集まった観客を時にアイドルらしく、時に本格的に音楽の世界へと誘った。
2010年に韓国初のジプシーバイオリニストとしてデビューしたKoN。独特の雰囲気を持つ技術もさることながらその長身と甘いルックスも注目を集め、俳優としても活躍の場を広げている。またミュージカルへの出演経験もあることから”歌うバイオリニスト”との異名も持つ。
そんな多彩な彼の作り出すステージを一目見ようと集まったファンには、バイオリンにはじまり、歌ありトークありパフォーマンスありの耳にも目にも大満足な時間となったに違いない。
初共演ながらJ.Dとの相性は抜群。すらりとした長身にトレードマークのメガネと、客席からもところどころで「似てる、、」という声が上がるほど自他共に認めるそっくりさで息のあった掛け合いを見せた。
また、デュエットコーナーでは様々なアーティストによって歌い継がれてきたK-POPの名曲『ガチョウの夢』で二人のハーモニーを聴かせ、つづくJ.Dのソロステージでは自ら作曲を手がけた曲やシューベルト即興曲などを披露し、思わぬ選曲の数々に会場の盛り上がりは最高潮。
KoNもまた、豊富な楽曲の中から8月24日から日本で放送される予定の韓国ドラマ「また!?、オ・ヘヨン」の挿入歌『kiss of Gypsy 』や、日本のドラマ「赤い糸の女」の挿入歌である『時の川』から世界的ミュージカル「ジキル&ハイド」の『This is The moment』まで、バイオリンひとつで表現し尽くす振り幅の広さと、終演後に行われたサイン会&握手会で見せた紳士的な対応は彼の新たな一面が垣間見える瞬間でもあった。コンサートの開催ごとに新たな魅力を発揮するKoNの次の一手が楽しみだ。