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2018年3月1日 09:53

坂東玉三郎、敬愛する越路吹雪を歌う「愛の讃歌」制作発表会見

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

歌舞伎の人間国宝、坂東玉三郎が2月28日、東京・ブルガリ プライベート ラウンジで「坂東玉三郎 越路吹雪を歌う特別コンサート『愛の讃歌』」制作発表会見に出席した。

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玉三郎は、昨年の329日、敬愛してやまない越路吹雪の三十七回忌追悼特別公演に出演して、越路の晩年の代表作でもあった、アズナヴールの名作「妻へ」を歌唱。同年11月、歌手として本格シャンソン・アルバム「邂逅 越路吹雪を歌う」をリリースしている。

この日は、報道陣の前で「愛の讃歌」を披露。美しい歌声で会場を魅了した。歌った後に玉三郎は「緊張しました」と何度も繰り返した。50代になってからも、思うように声が出せるようにと、ヴォイストレーニングをずっと続けているという玉三郎ならではの声量たっぷりの美声だった。若い頃から越路さんの公演に通い詰めていたという玉三郎は「僕の青春時代なので、たくさんの思いがあります」としみじみと語り、越路への思いをかみしめた。

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その後、玉三郎と舞台に出演する宝塚歌劇団元トップスターの真琴つばさ、姿月あさと、大空ゆうひ、水夏希、霧矢大夢、凰稀かなめの5人とミュージカル俳優の海宝直人が出席して玉三郎とクロストークを繰り広げた。

タカラジェンヌたちと「すみれの花咲く頃」を歌唱した玉三郎は「越路さんを再現することはできないが、一つのレジェンドを置いて楽しく歌いましょう。見られる、聴けるコンサートにしたい」と意気込んだ。

玉三郎との共演を手放しで喜ぶタカラジェンヌたち。真琴は「玉三郎さんの越路さん愛は強い。大きい。すべて暗譜されていて、歌詞が出てきて歌うことが出来る」と尊敬のまなざしを向ける。玉三郎は「越路さんの歌われた50年代の曲って、今の皆さんにとって新曲に近いんじゃないかな。そんな部分も楽しんでいただけるかな」と語る。

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玉三郎は「越路さんから舞台裏の生き方も学んで、真似をしてきました。舞台にかける人生ってどんなことかを学びました。越路さんが残された歌の遺産を次世代に引き継いでいきたい」と話す。越路が残した歌の遺産、歌のバトンを次の世代に引き継ぐという玉三郎の熱い思いを、6人の歌手とともに送る一夜限りのスペシャルコンサートを開催。26名編成のオーケストラとともに、シャンソン、ミュージカルの名曲を届ける。

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舞台「坂東玉三郎 越路吹雪を歌う特別コンサート『愛の讃歌』」は4月12日に東京・NHKホール、5月3日に大阪フェスティバルホールで開催されるほか、全国各地を巡る。

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