市川猿之助・主演『藪原検校』
(一段目) 市川猿之助
(二段目左から) 松雪泰子、三宅 健、川平慈英
(三段目左から) 髙橋 洋、みのすけ、佐藤 誓
(四段目左から) 松永玲子、宮地雅子、立花香織
PARCO劇場オープニング・シリーズ、演出・杉原邦生、主演・市川猿之助の舞台『藪原検校』の全キャストと公演日程が決定した。
本作は、「西武劇場オープニング記念・井上ひさしシリーズ」として1973年に初演された傑作舞台。この縁深い作品が、新生PARCO劇場のオープニング・シリーズの一作として上演される。これまで木村光一、蜷川幸雄、栗山民也といった演劇界の巨匠たちが演出してきた本作を今回手がけるのは、気鋭の若手演出家・杉原邦生。スーパー歌舞伎Ⅱ『新版 オグリ』や、木下歌舞伎『勧進帳』などの演出を務めてきた杉原が、劇中歌もすべて刷新し、市川猿之助をはじめとする異彩を放つ豪華キャスト陣と共に、新生PARCO劇場で相貌も新たに甦らせる。
本作の主演を務めるのは、スーパー歌舞伎Ⅱ『新版 オグリ』でも演出の杉原とタッグを組んだ歌舞伎界の若き重鎮・市川猿之助。PARCO歌舞伎『決闘!高田馬場』に出演、同劇場の『狭き門より入れ』で現代劇に初出演するなど、PARCO劇場とも深い縁があります。その市川猿之助が、PARCOオープニング・シリーズにふさわしい本作で、落語や講談、歌舞伎でも描かれてきた稀代の悪党‘杉の市’を演じる。
さらに、舞台『二十日鼠と人間』での主演や、昨年の六本木歌舞伎『羅生門』出演でも話題となった三宅健が、杉の市の処刑を進言する‘塙保己一’ほか数役を鮮やかに演じわけ、透明感と妖艶さを合わせ持ち、稀有な存在感を放つ松雪泰子が杉の市の愛人‘お市’を。そして豊かな表現力と唯一無二の個性で、ジャンル問わず活躍する川平慈英が、物語の語り部となる‘盲太夫’を演じる。
ほかにも、数多くの作品に出演する名バイプレイヤー髙橋洋、17年の『蝉の詩』、『風紋~青のはて2017~』で読売演劇大賞男優賞を受賞した佐藤誓、コメディからシリアスまで演じ分け、確かな演技力で印象を残す宮地雅子、ナイロン100℃の松永玲子、同じくナイロン100℃所属で、ミュージシャンとしても活躍するみのすけほか、舞台・ドラマ・映画と様々なジャンルで活躍する俳優陣が、それぞれ一人複数役で江戸の人物たちを演じ分ける。
東京公演 2021年2月10日(水)~3月7日(日) PARCO劇場(渋谷PARCO 8F)
チケット発売日: 2020年12月12日(土)
名古屋公演 2021年3月9日(火)・3月10日(水) 日本特殊陶業市民会館・ビレッジホール
石川公演 2021年3月13日(土)・3月14日(日) こまつ芸術劇場・うらら
京都公演 2021年3月18日(木)~3月21日(日) 京都芸術劇場・春秋座