市村正親・主演870回達成!『ミス・サイゴン』上演1500回達成!
『ミス・サイゴン』日本初演30周年記念公演が帝国劇場で行われ、8月21日夜の部で1992年初演以来通算上演1500回を達成。また、エンジニア役を演じ続ける市村正親は通算主演回数870回を達成、カーテンコールではお祭りムード一色となった。
二度目のカーテンコールでは市村は30本の赤いバラの花束をもって、その他のキャストはバラ一輪、全員がバラを持って登場。
市村は(バラの花束のリボンに書かれた言葉を読み上げて)
「通算上演回数1500回!(拍手)
日本初演30周年記念公演!(拍手)
市村正親主演回数870回!(大きな拍手)
何故僕だけバラの数が多いかというと、870本あるんですね(笑)
皆はまだ今年初めの人は1本ですけど(笑)
僕も一輪だと別の芝居(市村さんの代表作『オペラ座の怪人』のロゴマークの仮面にもバラが添えられる)に間違えられそうですが(笑)
1500回、30年、まさに奇跡です。
この奇跡を起こしてくれたのやはり多くのスタッフ、大勢のキャストの力だと思っています。
袖に入るとスタッフ、キャスト走りまわっています。
特にアンサンブルの連中は、引っ込んだら走って着替えてまた出て、引っ込んだら走って着替えて・・・
本当にあなた方がいるから『ミス・サイゴン』は成立しているんです。
有難うございます!(大きな拍手)
いいね!ぐんぐんくるね!
えらいのはアンサンブルだけではありません。
私も30年・・・(大きな拍手)
まさか30年やるとは思っていませんでしたよ。
30年間やれたというのも日頃の私の努力の賜物だなと思っています(大拍手)
この『ミス・サイゴン』30周年を越えて35年、40年、45年、50年・・・
やりたいなあ・・・!(満場の大拍手)
足腰を鍛えて少しでも皆さんの前にエンジニアとしてまた登場できたらいいなと思っています。
皆様の愛があるからこそ『ミス・サイゴン』は30年間続けてこられました。
これからも皆様の愛で『ミス・サイゴン』が長く長く続きますよう心よりお頼み申し上げます!
とキャスト・スタッフ・そして満場のお客さまに深々と感謝した。
その後、市村の音頭で全員で『アメリカン・ドリーム』歌唱。「さあこれがおれのアメリカ」を替え歌で「さあ今日は1500回!」と歌って、客席を沸かせ、都合3回のカーテンコールで幕を閉じた。