2012年3月28日 09:43

ドラマ『Strangers 6』、史上初WOWOW・フジテレビ同時期一挙放送記者会見にオ・ジホ、唐沢寿明らが登場！

日本・中国・韓国、3カ国共同制作した連続ドラマ『Strangers 6』の、WOWOWとフジテレビの2局同時期一挙放送が決定し、3月26日、フジテレビ局内にて記者会見が行われ、主要キャストの唐沢寿明、オ・ジホ、ボウイ・ラムと、飯田譲治監督、テーマ曲を手がけた布袋寅泰が登壇した。

ドラマのテーマ曲に合わせスポットライトを浴びながら一人ずつステージに立つと、唐沢寿明がエアーギターを弾きながら登場。いきなり会場の場を盛り上げた。

ドラマの中で、日本公安警察に所属する皆籐悟役の唐沢は、「完成した作品を見てみると、どこの国のドラマかわからないほど面白い。撮影現場がとてもエキサイティングだったので、それが画面にしっかり映し出されています。」と語り、「40℃以上の炎天下での撮影は、本当に勘弁してくれ～という感じ(笑)。あまりにも暑くて自分が何をしに来たのか分からなくなることが3回はありました。クールで渋い顔？本当に暑いとそういう顔になりますよ。」とジョークを交えて撮影の過酷さを伝えた。また、「出演者がみんな濃くて、誰が悪役だか分からないくらい。こめかみに銃を突きつけられるシーンは、本当に怖かったよ(笑)。」と迫力のある演技が本物であることを強調した。

役作りのため体を絞って撮影に臨んだという、韓国国家情報院所属パク・デヒョン役のオ・ジホは、「恵まれない環境の中、最高の作品ができました。僕はアクションにこだわって練習をしました。唐沢さんはお兄さんのような存在で、韓国の俳優アン・ソンギさんに雰囲気が似ています。この作品で、皆さんとご一緒できて光栄でした。」と満足感を示した。

中国公安局所属ファン・ハイリェンを演じたボウイ・ラムは、「3カ国のキャストやスタッフが揃い、日本語、中国語、韓国語が飛び交うすごい現場でした。セリフは皆が母国語なので、全体を把握するために他の人のセリフも覚えなければならないという、初めての経験もしました。二人とも、とてもプロフェッショナルなので撮影は順調でした。」と振り返った。

しかし、食文化の違いには多少苦労があったようで、オ・ジホは「僕は食事の時にキムチが欲しくて、2か月間お弁当を食べ続けるのは大変でした。」と語ると、唐沢が「僕は、中国のお弁当が美味しかったなぁ。」と言い、ボウイ・ラムは「中国のお弁当より、日本のお弁当の方が美味しかったですよ。」と、それぞれ意見を譲らない。遠慮のないやりとりが微笑ましくもあり、苦労を共にした絆が感じられた。

そんな3人を飯田監督は「みんなが言いたいことを言ってくれるのが、心地よかったです。僕の知らないところで唐沢君がハイキックを演技していたと聞いたり、毎日驚きの連続でした。」とし、作品のシナリオについて「3年前から構想を練り、2011年の夏に撮影開始にこぎつけました。大地震が発生するという設定ですが、昨年の東日本大震災の後も変更するつもりはなかったです。ストーリーは身近にあるもの。今回、台本に共感してこのドラマに参加したいという人が集まってくれたので、クリエイティブな質の高い作品になりました。内容で勝負するドラマです。」と真摯に語った。