Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!

WOWOWオリジナルドラマ×舞台プロジェクト『ワケあって火星に住みました~エラバレシ4ニン~』 鈴木おさむインタビュー

2020/1/14 12:00

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

WOWOWオリジナルドラマと舞台が連動したプロジェクト『ワケあって火星に住みました~エラバレシ4ニン~』のドラマ版が1月24日(金)より放送スタートする。本作は、実在する火星移住計画「マーズワンプロジェクト」に着想を得た、火星を舞台にしたシチュエーションコメディ。一度火星に送られたら二度と地球には戻れない片道切符の計画にも関わらず、数千人に及ぶ応募者の中から選ばれた性別、年齢、職業もさまざまな24人が、6つのラボに4人ずつ分けられて、火星で共同生活に挑む姿を描く。ドラマの脚本と、舞台の演出・脚本を担当する鈴木おさむに、本作の見どころ、そしてドラマ・舞台ともに出演する三浦翔平、矢本悠馬、崎山つばさ、須賀健太という4人のキャストの魅力を聞いた。

9J9A7090-2s

――今回のドラマと舞台の連動企画はどういった流れで手がけることが決まったのでしょうか?

本作のプロデューサーさんが、実在する火星移住計画のことを知って、それをシチュエーションドラマにできないかと考えたことから始まった企画です。その上で、もっと面白いことをと思った時に、舞台との連動企画という考えが生まれたのだと思います。僕がお話をいただいた時には、火星に4人が住むというシチュエーションと、舞台と連動するということだけが決まっていて、僕はそこからアイディアを加えていって脚本を作っていきました。

――なるほど。企画の土台があって、そこから鈴木さんはどういったアイディアを持って発展していったんですか?

まずは、舞台のプロットから作りました。4人が火星に住んだら何をして、どんなことが起こるのかというところから発想していったのですが、そこで一つ大きなアイディアが生まれたんです。それが「火星に住んでいるけれども、とても大きな問題が火星以外の場所で起きたら、火星に住んでいる人たちはどうなるんだろう」というテーマでした。火星に住む人にとって、究極の状況とも言える状態を作って、そこで起こるドラマを描く。それならば、舞台として2時間の物語が作れると思ったんです。

その次にドラマです。ドラマでは4人ずつ火星に住まわせて、30分で物語が展開していきます。

――まず舞台があって、その次にドラマということですか?

発想的にはそうですが、ストーリー自体はドラマが先で、その後に舞台という流れになっています。ドラマは1話で1つのラボの話が展開されるオムニバス形式ですが、そこでそれぞれトラブルが起きたり、さまざまな状況に直面したりします。そもそも、このドラマは実在する「マーズワンプロジェクト」から着想を得ているわけですが、そのプロジェクト自体が片道切符なんですよ。地球を捨てて、火星に来た人がどんな状況になるのかと想像しながら描いていて、コメディとは言いつつも、シリアスな要素も含んでいます。

――ドラマでは、例えば第1話ではラボのミッションとして「food(食料)」が与えられており、「食」がテーマになっています。第2話では「water(水)」というように、それぞれのラボ(それぞれの話)にはテーマが提示されていますが、それは舞台版に繋がるキーワードなのでしょうか?

そこは見ていただけると(笑)。実はラボ同士の話が少しずつ繋がっているんですよ。それから、ラボの順番も必ずしも放送された通りではないかもしれません。それらは、(高橋克実と八嶋智人が演じる)火星に人間を送り込む「航空宇宙センターWASA」の二人が鍵を握っているのですが、きっとドラマを続けて観ていただくと、「あれ?」っていう違和感が出てくると思います。1話ずつはそれぞれ物語の物語としても楽しんでいただけるのですが、全体を見ると繋がりが分かってきます。ただのシチュエーションコメディではなく、せっかく僕が書くのだから…という思いもあって、こういった作りになりました。でも、大変でした(笑)。スタッフがみんな40、50代なので、物覚えが悪くて(笑)、ホワイトボードにどのラボで何が起きているのかを書き出しながら作っていきました(笑)。

――「マーズワンプロジェクト」については、かなり調べて書かれたんですか?

はい、「マーズワンプロジェクト」もそうですし、火星移住についての資料はたくさん読んで、調べられる限りは調べました。第1話は「食事」がテーマですが、実際に移住したら何を食べるんだろうと思うじゃないですか。なので、コメディではありますが、調べた情報は入れ込んでいて、驚くような情報も出てくると思います。

――火星移住について調べて、鈴木さんご自身は行ってみたいと思われましたか?

絶対行きたくないです、僕は嫌です(笑)。だって、怖いじゃないですか。宇宙に行きたいという人もいますが、僕にはその気持ちが全然分からないです。

――宇宙自体に興味がないんですか(笑)?

興味ないですよ(笑)。だって、まず、危ないですから(笑)。

――確かに(笑)。でも、その危ない、怖いと思う宇宙というシチュエーションをコメディとして作り上げるのは難しくないですか?

コメディとはいえ、それぞれの人物がなぜ火星に行くのかということが毎話のポイントでもあるので、難しいということはなかったです。火星に行く理由も、決して前向きな希望だけじゃなく、それぞれだと思うんですよね。それを描いていこうと思っていました。

9J9A7071-2s

――舞台版に出演される三浦さん、矢本さん、須賀さん、崎山さんそれぞれの印象を教えてください。

三浦翔平くんとは、これまでにも2度一緒にやらせていただいています。ドラマ『奪い愛、冬』ではかなりの狂人を演じていただき、その後、『会社は学校じゃねぇんだよ』というドラマで(サイバーエージェント代表取締役社長の)藤田晋さんの自伝的なお話での主演を務めてもらいました。仕事を一緒にしてみて、僕自身も翔平くんとは筆が合うと感じていますし、翔平くんも僕の作品に出たいと言ってくれているので、今回の舞台のオファーをさせていただきました。毎回、翔平くんと一緒にやらせていただくときは「僕にしかできないものにしよう」と思っているのですが、今回もまた、役者として変化してきている翔平くんの姿が見られると思います。

矢本くんは、以前にドラマに出演されているのを観て以来、ずっと一緒に仕事をしてみたいと思っていた役者さんです。すごくいい役者さんだと思います。今回は、(ドラマで)我が強くないキャラクターを演じてもらったので、逆に難しかっただろうと思います。お芝居がうまく、存在感がある役者さんなので舞台も楽しみです。

(須賀)健太とは(2002年に放送されたドラマ)『人にやさしく』で、彼が6歳くらいの時以来の仕事になります。子役から役者になるのは難しいと思いますが、彼は歳を重ねれば重ねるほど演技に幅が出て、いろいろな舞台に出て、映像でも活躍しています。今回、久々に一緒にできるのが楽しみです。『人にやさしく』で健太が演じた役は「明」という名前だったのですが、実はその名前は僕の父親から取った名前なんですよ。今年、父が亡くなったこともあり、自分の中で健太とまた巡り会うタイミングなのかなと、何か深い縁も感じています。

それから、崎山くんは、今、大人気の俳優さんなので、彼と一緒にできるのも楽しみですね。彼がこれまでに演じたことのないような、コメディ色の強い役を演じてもらおうと思っています。刑事役なのですが、どうしようもない男の役です。

――この4人は、ドラマ版に続き、舞台にもご出演されますが、舞台に出演するということを意識してのオファーだったのでしょうか?

もちろん、それは考えました。翔平くんとは、今まで映像でしか一緒に仕事していなかったので、舞台もやってみたいと思っていました。舞台だと映像のお芝居とはまた違って、力量や熱量がお客さんに伝わるので、役者としての力がすごく大切になると思うんです。そういう意味で、翔平くんの舞台は観に行ったことがあってその力を知っていたし、健太も崎山くんも数多くの舞台に出ているのでもちろん、それができると分かっていました。矢本くんもとても力量のある役者さんなので、安心して任せられます。

――今回はWOWOW初のドラマと舞台の連動企画になりますが、それについてはいかがですか?

今、多くのテレビ局が、ただテレビ番組を放送するだけでなく、その先につながるような何か新しいことをしたいと考えていると思います。例えば、インターネットを使ったプロジェクトもその一つですが、今回はあえてアナログな「舞台」を選んだというのが面白い。舞台というのは、お客さんを絞り込むものじゃないですか。チケットも決して安いものではないし、誰もが簡単に見られるものではない。あえてそこに挑戦するというのは僕自身も楽しみです。

でも、舞台というアナログな見せ方をすることは、今という時代においては、多くの人の心に刺さる方法なのかもしれないと思いますし、今後は舞台とテレビの連動という企画は増えていくんじゃないかなと思います。僕は、漫画業界は、何事も最先端をいっていると思うのですが、今、漫画業界は舞台というのもかなり大切していると感じるんですよ。漫画を原作とした舞台、いわゆる2.5次元作品が今、多数上演されていますよね。しかも、連載中の大人気漫画が舞台になっているんです。これって、少し前ならば考えられなかったことですよね。これまでは、アニメ化やテレビドラマ化でいいと思っていたと思うんですが、今は舞台化することでコアなお客さんを集めることができると考えていて、そこが大事なビジネスになっているんだと思います。お客さんは、生で観て、お金を使うことで、よりコアなファンになっていくし、漫画原作の場合は特に生身の人間が演じることで、協働的に火がついていくんだと思います。そういった考えは、漫画業界に限らず、今後さらに広がっていくんじゃないかなと思っています。

9J9A7102-2s

――改めて、ドラマ版と舞台版、それぞれの見どころをお願いします。

ドラマ版は、かなりクセのあるストーリーになっていると思いますし、それを演じる役者さんたちのほかでは見られない姿も見られると思います。あんな役を演じている仲村トオルさん、こんな役を演じている要潤さん、広末涼子さんと、このドラマならではのクセのある役どころで登場しますので、それは僕自身も楽しみにしているところです。

舞台に関しては、キャスト4人のチームワークがどんどん高まっていくことを期待しています。僕は「舞台は青春文化祭だ」と、どの作品を作る時も思っているのですが、今回もきっと稽古が進んでいくうちに、キャスト4人の中で、文化祭的な高揚感が構築されていくと思います。そのわちゃ感とか高揚感とかチームワークをぜひ見て欲しいです。

WOWOWオリジナルドラマ『ワケあって火星に住みました~エラバレシ4ニン~』は2020年1月24日(金)よりスタート(全6話)[第1話無料放送]
毎週金曜 深夜0時(24時)よりWOWOWプライムにて放送。
各話主演:仲村トオル(第1話)、要潤(第2話)、広末涼子(第3話)、矢本悠馬(第4話)、斎藤工(第5話)、三浦翔平(第6話) 全話出演:高橋克実、八嶋智人
出演:浅香航大、明日花キララ、池田鉄洋、小野塚勇人、笠原秀幸、加藤諒、小手伸也、崎山つばさ、白石聖、須賀健太、高岡早紀、竹達彩奈、玉城ティナ、徳永えり、丸山智己、峯村リエ、森田甘路、山口紗弥加製作:WOWOW 共同テレビ 特設サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/erabareshi4nin/   公式ツイッター:@erabareshi4nin


舞台『ワケあって火星に住みました〜エラバレシ4ニン〜』
5月16日~24日東京・サンシャイン劇場
5月30日、31日大阪・サンケイホールブリーゼ


舞台版公式サイト https://stage-erabareshi4nin.com

 

 

 

関連記事


Page Up