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2023年8月12日 12:00

【前編】ドラマ『最高の教師』で親友役を演じる福崎那由他&萩原護インタビュー! 「このドラマを観て少しでも気持ちが楽になる方がいてくれたら」

初回放送から大きな話題を呼んだ、松岡茉優が主演する日本テレビ系土曜ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』。本作は、卒業式の日に『担任生徒の誰か』に突き落とされ、時を遡った鳳来高校3年D組の担任・九条里奈が、1年後に自分を殺害する『30人の容疑者』である生徒たちに命懸けで向き合う姿を描いたサスペンス学園ドラマだ。29日に放送された第3話では、工学研究会に所属する、3年D組の生徒・眉村紘一と日暮有河にフォーカスを当てたストーリーが展開した。眉村役の福崎那由他と日暮役の萩原護に、役への想いや第3話撮影の裏話を聞いた。

――最初に、本作への出演が決まった時のお気持ちを聞かせてください。

萩原 出演が決まった時は、まだどういう役を演じるのかという詳細が分からなかったので、どうしようという感じでした。その1週間後くらいに、眉村といつも一緒にいる日暮という役どころを教えていただき、真っ先に考えたのは、自分一人で役作りをしていくのは困難だなということでした。眉村との関係性の中で、日暮のキャラクターが作られていると思ったので、どうやって作っていこうかというのが最初の印象でした。

福崎 決まった時は、もちろん嬉しいという思いもあったのですが、プレッシャーの方が大きかったです。というのも、このタイトルということもあって、どうしても『3年A組‐今から皆さんは、人質です』の印象があると思うので、どこかで比べられてしまうのかもしれないと思ったんです。そういう意味ではプレッシャーを感じていましたが、ただ、別の作品なのでまた違ったアプローチをしていきたいとも考えていました。2人は内向的で、でも自分のやりたいものに対しては一直線に進めるキャラクターというところが似ていたので、そこは意識しました。一言で言ってしまったらオタクなんだと思うのですが、オタクというものを記号化して演じたくないと思ったので、それぞれ、別の人間として演じられるように気をつけたいと思いました。

――お二人は初共演だと聞いています。そうすると、この作品を通して1から関係性を作ったのだと思いますが、いわゆる親友という役柄を演じるにあたって、お互いについてはどう感じましたか?

萩原 普段、2人で話している空気感がそのまま役に直結しているかと言われると、そういうわけではないですが…集中の仕方が違うと思いました。だからこそやりやすいというのはあったと思います。もし、同じだと頭でっかちになってしまったと思うんですよ。ですが、お互いに違うプロセスで集中しようとしているから、あまりお互いに干渉しないんですよね。そこはやりやすいなと感じています。

福崎 護くんは、芝居においてすごく信頼が置けて、安心して自分の芝居を届けられると感じているので、日暮を演じるのが護くんで良かったなと思います。眉村はフラストレーションを溜めてしまう性格なのですが、日暮はそれを放出するときに一緒に乗ってくれたり、それを宥めてくれる役回りをしてくれるキャラです。護くんのお芝居の作り方に安心できるので、僕も自分の最大限を投げられると感じています。

――3話では日暮と眉村の二人がフォーカスされました。3話を演じるにあたって、特に意識したのはどのようなことですか?

萩原 3話以前には、それほど登場するシーンがなかったので、そういう意味では想像力が必要でした。那由他くんとすり合わせもしましたし、いくつもお芝居のパターンを想像して、トライして本番に挑んだという感じでした。

福崎 僕も護くんと同じです。30人生徒がいる中で、なかなか1人1人に焦点をあてて、自分の役を主張するセリフを話すのはすごく難しいです。話の作り方もそうですが、全員を取り上げるというのはどうしても無理なところがある。なので、自分たちがフォーカスされた3話に辿り着くまでにどんな印象を与えられるのかというのが一つ課題ではありました。もちろん、打算的にやりたいということではなく、でも、どれだけ役として醸し出せるかはすごく意識していました。それをもって、3話の僕たちの話につながるのかなと思ってはいました。

――同じように悩んでいる方たちが勇気をもらえるストーリーでもあったのではないかと感じましたが、お二人としては、眉村と日暮の状況をどのように見ていましたか?

萩原 見えない圧力に押されて圧迫されて、自分の気持ちが素直に伝えられないという瞬間は、学校に限らず、さまざまな場所で起こりうることだと思います。日暮と眉村は、九条からの言葉を受けてありのままを語りましたが、ただ、それは現実の世界としてはどうなのかなとは思います。

福崎 確かにそうだね。

萩原 同じことをするのは、非常に難しいと思うし、それをしてもいい方向に働く可能性は低いのではないかなとは思うんです。番組のプロデューサーさんが「そういう選択肢もあるんだということを、視聴者の皆さんの頭のどこか片隅に置いてもらったら、少し息をしやすくなるんじゃないか」とおっしゃっていたんですが、僕もそう思います。このドラマを観て、少しでも生きやすくなったらいいなと。

福崎 まさにその通りだと思います。3話を観て、どうこうしようということではないと思うんです。眉村たちは部室を乗っ取られて、フラストレーションが溜まって、そんな時に九条先生がいて、カメラがあるなどの色々な状況が整っていたから、こう動いただけで、状況は千差万別だと思うので、これが他の方たちの教科書になるわけではないとは思います。なので、反撃のお手本にするのではなく、1つの手段としてこういうのもあると思っていただけたらと思います。救われる人がいてくれたらいいなという思いでお芝居をしていますが、現実問題として、ドラマのようにうまくいくことばかりではないと思うので、このドラマを観て少しでも気持ちが楽になる方がいてくれたらいいなと思います。

――今回は、お二人以外にも同年代の俳優さんが多い現場だと思いますが、そうした現場の雰囲気はいかがですか?

福崎 とにかく明るい現場だと思います。

萩原 基本明るい。

福崎 もちろん明るいだけじゃなく、対立するシーンの前には、みんなが集中モードになってそのシーンに入り込みやすいような空気感を作ってくれますし、盛り上がるシーンだったら、控え室にいる時から盛り上がって、その盛り上がりをクラス内でも作れる雰囲気をみんなで作っている感覚があります。

萩原 同年代なので同じ時代を生きてきましたが、経験はそれぞれで、そこで何を感じたのかということは、僕たちくらいの年代が一番顕著に出るのかなと思います。これだけの人数が集まってお芝居をするというのは、誤解を恐れずにいうと、すごく異様な空間だと思うんですよ。みんなで、基本的に「嘘を作っている」のがお芝居なので。その空気感の異様さがいい意味で、クラスのバラバラ感になっているのかなと思います。みんな、それぞれに考えていることが違って、そうしたリアルなライブ感がそのまま映像に表れているのがこのドラマの魅力であり、独特なところだと思います。

福崎 本当に学校っぽいところもあるよね。それぞれが辿ってきた人生があって、同年代の俳優が、同じクラスで芝居をするために30人集まっているってすごいことだなと改めて思います。

土曜ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』は、毎週土曜夜10時に日本テレビ系で放送中。

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