10月19日、幕張メッセ国際展示場にて『Korean Entertainment 10th Anniversary Awards in Japan』が開催され、俳優のペ・ヨンジュン、歌手兼俳優のキム・ヒョンジュン、女優のユン・ウネらが出席し約5000人の会場のファンの胸を熱くした。
審査員特別賞には、キム・ジェウクが受賞。審査員特別賞は、今後10年の韓国ドラマにおける活躍を視野に入れ、日本で最も期待される俳優に贈られるもの。今年4月に軍を除隊し除隊後初の公式来日となったキム・ジェウクは、「久しぶりに日本の皆さんにお会いして少し緊張していますが、“帰ってきた”という感じです。」と流暢な日本語で心境を伝えた。
入隊前に出演したドラマ「メリーは外泊中」のダイジェスト映像を目を細めて懐かしそうに眺めるキム・ジェウク。主演のチャン・グンソクやムン・グニョンと息のあった演技を見せ、「冬の時期に撮影したので、何よりも寒さとの戦いでしたね。」と撮影当時を振り返った。小学校に入る前まで日本で過ごし、その後も日本語を忘れなかったという彼が一番好きな日本語は「さりげなく」だという。司会者から「キム・ジェウクさんにピッタリの言葉ですね」と言われ、はにかんだ笑顔をみせた。
作品賞のグランプリに輝いたのは、韓国ドラマ不朽の名作「冬のソナタ」。受賞したユン・ソクホ監督からメッセージ映像が届き、「一番愛されたドラマに選ばれ本当に嬉しく、感謝の気持ちをお伝えします。」と挨拶。「本当にありがとうございます」と日本語で続けた。
また、「冬のソナタ」に出演した俳優についても語り、ペ・ヨンジュンは、「初恋のイメージを上手に表現できる人。初キスシーンの映像が一番記憶に残っていて気に入っています。」と。「彼は“こだわり”を持って演技に臨む俳優。外島でのラストの撮影の時、納得がいくまで何回も撮影を繰り返し、帰る予定の飛行機に乗れなかったこともあったんです」と、常に真摯に作品に向かうペ・ヨンジュンらしいエピソードも明かした。
チェ・ジウについては「現場ではいつもムードメーカーとなっていました。高校生役を上手に演じてくれて、トラックに引かれそうになるシーンでは、危険な場面にも恐れず演技に集中していました」と絶賛。
パク・ヨンハは「チェ・ジウ演じるユジンとの別れのシーンがとても印象的でした。撮影が終わって10分経っても、ずっと悲しい顔をしているんです。深く役に入り込むタイプの俳優だと感動しました」と懐かしそうに語った。
最後に日本のファンに向けて「日本のファンの方に“ときめく自分に出会えたのが嬉しかった”という言葉をいただいたのが本当に嬉しかったです。皆さんの応援で頑張ることができました。いつも感謝しています。冬のソナタで結ばれたご縁をこれからも大切にしていきたいと思います」とコメント。会場からも感謝の拍手が送られた。
ここで、スペシャルゲストRyuが登場し、「冬のソナタ」の主題歌「最初から今まで」を熱唱。その切ない歌声に涙を流して聞き入るファンもチラホラ・・・。ドラマのダイジェスト映像と相まって一気に冬ソナの世界にいざなわれた。「この曲は、もう10年も歌っています(笑)。ファンの皆様に愛され本当に感謝しています」と喜びのコメントを伝え、雪だるまのシーンで印象深い「My Memory」も披露。「どのシーンで使われるか分からず作った曲でしたが、ユン・ソクホ監督から“歌詞もピッタリだから、凄い、偉い”と褒められました(笑)。とてもステキなシーンで使ってもらい私も満足しています。」と微笑んだ。
◆受賞結果◆
<男優部門>
1位:ペ・ヨンジュン 2位:ユチョン(JYJ) 3位:チャン・グンソク 4位:キム・ヒョンジュン(リダ) 5位:ヒョンビン
<女優部門>
1位:ユン・ウネ 2位:チェ・ジウ 3位:キム・ソナ 4位:ハン・ヒョジュ 5位:ハ・ジウォン
<審査員特別賞>
キム・ジェウク
<作品賞>
冬のソナタ
イベントの終了後は出演者全員のフォトセッションが行われ、笑顔でカメラマンのリクエストに応えていた。
「冬のソナタ」から韓流ブームが始まり、日本と韓国の架け橋となった数々のドラマや音楽が年を経てさらに両国の絆を深めている。今後も進化を続ける韓国エンタータインメントに益々期待がかかる。
【放送情報】
DATV 2013年12月放送
TBSチャンネル1 2013年10月22日(火)23:00~深夜2:30
KNTV 2013年11月16日(土)14:45~18:35
■DATV http://datv.jp/
■TBSチャンネル http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/
■KNTV http://www.kntv.co.jp/
「Korean Entertainment 10th Anniversary Awards in Japan」公式HP http://ke10th.jp/