2016.05.13 取材:記事・写真/RanRan Entertainment
マイケル・ファスベンダー主演でシェイクスピアによる戯曲を映画化した『マクベス』の日本公開初日の舞台挨拶が、5月13日に東京・お台場シネマメディアージュで開催され、俳優の江守徹と日本版テーマソングを担当する超新星のユナクが登壇した。
ウィリアム・シェイクスピアの代表作を映画化した「マクベス」は、中世スコットランドを舞台に、欲望と野心にとらわれた勇敢で有能な戦士・マクベスが、最愛の妻“レディ”マクベスと共に歩んだ激動の生涯が描かれる。
「マクベス」をはじめとするシェイクスピア4大悲劇の全てに出演歴がある江守は、「英国王のスピーチ」の製作者率いるスタッフが映画化した本作について、「シェイクスピアの作品はずいぶん見ましたが、一番いいものだと思っています」とその完成度の高さを大絶賛。一方、シェイクスピア作品はほぼ読破しているというユナクは、本作の魅力について「映像がきれいだ」とし、「マクベスが一筋の涙を流すシーンがあるのですが、ありえない、すごい!どうやったらこれが表現できるのかと思った」と感想を明かした。
今回が初対面となるふたりだが、「すごく緊張しています。オーラがあって…」とユナクがコメントすると、江守は「実にさわやかで好青年。自分が女性だったらいいなと思いました」とユナクの印象を笑いを交えて語った。そんな江守に、ユナクが「12月から『プリシラ』という舞台でドラッグクイーンの役を演じるので、アドバイスを頂きたい」とお願いをすると、「演技というのは自分を観客の皆さんにさらけ出すこと。心に正直に思うままに演じることが一番大事」という重みのあるアドバイスが贈られた。
また、ユナクは「『マクベス』の日本版テーマソング『Eternal Star 君のために』は、通常レコーディングは1回で終わらせるのに、3回も収録した」と語り、その気合いの入れ具合をアピール。その楽曲を含むソロアルバム「REAL」が、6月29日に発売することも発表した。