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2017年4月21日 06:30

『髑髏城の七人』Season鳥はよりショーアップ!阿部サダヲが爆笑会見

2017.04.18 取材:記事・写真/RanRanEntertainmen

高揚感を掻き立てる超エンターテイメント・劇団☆新感線の『髑髏城の七人』。Twitterには連日「Season花」を観劇した人々の感嘆の声が溢れている。そんな中、待望の「Season鳥」製作発表会見が4月18日(火)、東京・アーバンドックららぽーと豊洲で行われ、阿部サダヲ、森山未來、早乙女太一、松雪泰子、粟根まこと、福田転球、少路勇介、清水葉月、梶原善、池田成志とメインキャストに加え、作・演出の中島かずき氏、いのうえひでのり氏が顔を揃えた。9J9A0209-2a

左から 梶原善 清水 福田 松雪 森山 阿部 早乙女 粟根 少路 池田

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「花鳥風月」と雅な名前を持つ4つのSeasonで上演される『髑髏城の七人』。劇団☆新感線の看板舞台ともいえる『髑髏城の七人』が、アジア初客席が360度回転する劇場IHIステージアラウンド東京での上演によって壮大さ・ダイナミックさが加わり、新感覚を体験できる舞台と評判だ。この日Season鳥の製作発表会に集まったファンのなんと80%以上が、既にSeason花を観劇済み。観客の満足度の高さがうかがえる。

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モノクロームから極彩色へ 歌と踊り満載で“鳥”がショーアップ

その待望のSeason鳥。キャストが一新されているが、一体どのような舞台になるのか注目が集まる。作者の中島氏によると、「皆さんが想像している以上に(ストーリーは)変わっています」「登場人物たちの関係性も変わって、全然違う作品」になるらしい。「阿部サダヲさんが、小栗旬くんと同じ役をどうするんだと皆さん思っていると思うんですけど」というと客席からどっと笑いが起こったが、「今まで見たことのない捨之介になっています。かなり面白いものになったと思います」と自信をのぞかせる。
演出面でもかなりの変化がありそうだ。いのうえ氏も、Season花はシリーズ1作目ということで、極力「シンプル」な形で見せることを意識していたと語る。“花”は舞台セットの色使いも「モノクローム」だったが、“鳥”では一転色鮮やかな世界を表現したいという。
「“花”ではシンプルにするということで、あえて歌ったり踊ったりを意識して外していたんですが、逆に“鳥”は、花鳥風月の中で一番歌や踊りを取り入れて、ショーアップできたらと思っています」

9J9A027-2a阿部サダヲ

9J9A0276-2a森山未來

9J9A0271-2a早乙女太一

「恋ダンス」のMIKIKOが振り付け アトラクションな感覚で楽しめる舞台に

キャストも歌と踊りができる役者を集めたという“鳥”。ダンスといえば森山だが、演出のいのうえから「口説きの部分でちょっと(踊る)」と言われると「まじか?」と頭を抱え会場は爆笑。「立ち回りもありますよね?」という森山の質問には「立ち回りして踊るんだよ」とハードな舞台を予感させる答えが返ってきた。
しかし、そこはさすがダンサーの森山。「Perfumeとか『恋ダンス』の振付で有名なMIKIKOさんが今回振付をされますし、劇場も間口がとても広かったり、舞台転換がスライドしたり、今まで観たことがない感覚で舞台が進行し、アトラクション的な感覚を体験できるので、新感線のガツンとした感覚や歌ったり踊ったりが似合う劇場だと思います。期待してください」と請け負った。

9J9A0277-2a松雪泰子

9J9A0269-2a粟根まこと

9J9A0279-2a福田転球

9J9A0268-2a少路勇介

小栗旬から「お元気で」とプレッシャー 製作発表でもエンターテイナーな阿部

そして、この製作発表でも主役を演じたのは、もちろん主演の阿部サダヲ。全編ユーモアたっぷりのコメントで集まったファンやマスコミを楽しませてくれた。
捨之介を演じることについては「僕の中では捨之介は色気があるという感じで思っていたんですよ。着流しの感じでね、脛を出して。ああいうのカッコイイなと思っていたんですけど、ポスター撮りの時に、全く脛とか出さないほぼ忍者みたいな恰好になっていて、(僕の捨之介は)そこからして全く違う。もともと(捨之介の過去は)忍びの人だったんですけど、もっと忍び(的な要素)が入った捨之介をやらせていただくんで、そこは相当新しいものになると思うんですよね」
“花”観劇の際に過去に捨之介を演じた古田新太、小栗旬からアドバイスはあったかという質問には、「(僕の)捨之介は違うものになるということなので(二人から)特にアドバイスはなかったですし、小栗さんからは『気をつけてくださいよ。体気をつけてください。失礼します。お元気で』(ファン大爆笑)みたいな感じで、相当疲れるっていうプレッシャーは与えられています」
阿部サダヲ流の捨之介をどうイメージしているかについて
「僕なりの動きだったりとか、僕、高校時代野球やっていたものですからそういった動きとかも出せるようにしたいです(笑)。」

本サイト記者が欲張って聞いた質問には「すっげえ、長げぇですよ」と愛ある突っ込みと「あちら(の質問)が長かったら、こちらも長く(回答)するのが礼儀でしょ」のコメントを。最近ANZEN漫才のみやぞんに似ていると言われる阿部は同コンビのネタを絡めた笑いもとり、製作発表記者会見自体をエンターテイメント化していた。

9J9A0281-2a清水葉月

9J9A0283-2a梶原善

9J9A0265-2池田成志

古田新太がゲネプロで出トチリ 360度回転舞台の凄さ
1300人の観客を乗せた巨大な盆が360度回転し、その盆の周りに舞台があるというIHIステージアラウンド東京。観客はもちろん演じる役者たちにとっても初めての体験となる。
現在上演中の“花”の役者たちから360度回転するというのは本当に辛いと口々に言われたという阿部は体を鍛えるのをやめたという。「駅のホームを階段上っていたりしたのですが、(今は)全部エスカレーターで近代的なものに頼っています」と体力温存をすることに方向転換したらしい。松雪は「ちょっと方向音痴なところがあるので、迷って出とちらないようにしないと」と冗談めかして答えると、いのうえが「古田君がゲネプロで出とちりましたからね。今までないぐらい走ったらしいですよ」と“花”の裏話を披露。会場を沸かせた。
早乙女も「そんな大きな劇場でやったことないのでどのくらいの体力を使うのか想像つかないところが一番不安です」とこちらも新しい劇場に楽しみ半分、不安も見せた。

最後に座長の阿部が「絶対楽しませます。楽しいことは間違いないと思うので、皆さん期待していてください」と締めくくった。

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ディズニーリゾート並みのレピーター率を誇る劇団☆新感線の『髑髏城の七人』。IHIステージアラウンド東京という巨大な舞台装置を手に入れて、益々進化し、観客を熱狂の舞台に引き込んでいく。第2弾のSeason鳥では、どんな壮大で楽しい世界が待っているのか、もうワクワクしかない。

待望の舞台は612日まで上演されるSeason花に続き、6月27日~9月1日まで上演される。チケットの一般発売は423日(日)。こちらもプラチナチケットとなりそうだ。

公式サイト http://www.tbs.co.jp/stagearound/toridokuro/

 

 

 

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