取材:記事・写真/RanRanEntertainment、オフィシャル写真(パフォーマンス)
6月10日都内某所にてミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」のパフォーマンス披露、および会見が行われ、吉田鋼太郎と柚希礼音の二人が囲み取材に応じ、本作に向けての意気込みを語った。
5人のビリー(左から加藤航世、木村咲哉、前田晴翔、未来和樹、山城力)
「ビリー・エリオット」は「リトル・ダンサー」の邦題で知られる映画を2005年、映画に引き続きスティーヴン・ダルドリーが演出、脚本・演出をリー・ホールが担当し、エルトン・ジョンが音楽で加わりミュージカル化された作品。世界中で成功を収め、全世界で80以上の演劇賞を受賞し、なおも観客を魅了し続けている。そしていよいよ、2017年7月より、待望の日本初演の幕が開く。
応募総数1346名の中から選ばれた、5人のビリー役の少年たち(加藤航世・木村咲哉・前田晴翔・未来和樹・山城力)を、吉田は、「弱音を吐かず、大変な筈なのに嬉々としてレッスンに取り組む姿に心打たれます」と評価。
柚希も「プロだなと感じます。前向きに課題をこなし、予習復習もしっかりして尊敬しています。一人一人の個性があるので、是非劇場で細かいところまで観て頂きたい」と笑顔を見せる。
また、吉田の「まだまだやれることがある。ダンスや歌など技術的な面はある程度レッスンで上達するが、芝居というのは本当に心から伝える必要がある。それが出来た時に、演技、ダンス、歌が三位一体となると思う」というやや厳しいアドバイスからは、子供たちを一人の俳優であり共演者として扱う様子が垣間見えた。
吉田と柚希は今回が初共演作となる。お互いの第一印象を聞かれると、吉田は「柚希さんの舞台は拝見しているが、なんて華のある人だろうと思った。可愛くて華がある。性格もオープンで、初めてお会いした時から10年来の親友のように思わせてくれる方」と語るのに対し、柚希は「これがあの吉田鋼太郎さんかと。初めて芝居を合わせた時は、圧倒されて何もできなかった」とその演技の迫力を語った。
報道陣に向けて披露されたパフォーマンスは、ビリーが師となるウィルキンソン先生(柚希礼音)、そしてバレエと出会うシーンである「シャイン」、炭鉱町の人々の生活を大人数で表現する「ソリダリティ」から、ビリーがバレエを習っていることを父親(吉田鋼太郎)に見つかるシーン、そして本編では見られない5人のビリーと4人のマイケルによるタップダンス「エクスプレッシング ユアセルフ」の三場面。どのシーンでも吉田・柚希ら大人のキャスト陣は勿論のこと、何よりもひたむきに演技に取り組む子供たちの迫力、熱量に圧倒される。
吉田はいよいよ一か月後に迫った開幕を控え、「子供たちの情熱に触発されながら、凄いものを作っていると実感しながら稽古している。大人も子供も自分たちの主張を持ち、ビリーが未来に向かって飛び出していく。周囲の大人たちもそれを見守りながら一緒になって成長していく。観終わったあとに、明日から俺も頑張ろう!という気持ちに必ずなれる芝居だと思うので、是非確かめに来て頂きたい」と締めくくった。
ミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」
プレビュー公演:2017年07月19日(水)~07月23日(日)TBS 赤坂ACTシアター
東京公演 :2017年07月25日(火)~10月01日(日)TBS 赤坂ACTシアター
大阪公演 :2017年10月15日(日)~11月04日(土)梅田芸術劇場メインホール
公式サイト :http://billyjapan.com/
公式Twitter :@Billy_Japan