取材：記事/RanRanEntertainment 写真：オフィシャル
ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学（せいがく）vs不動峰 東京公演ゲネプロ＆囲み取材が9日（金）、東京都内で行われ、今牧輝琉、山田健登、GAKU、土屋直武、中河内雅貴が初日に向けての思いを語った。
ミュージカル『テニスの王子様』（以下、テニミュ）4thシーズンは、脚本・演出、音楽、振付など一新されたクリエイティブスタッフの手によって、3rdシーズンまでの歴史を受け継ぎながら、新たなテニミュとして創造される。本公演1作目となる今回の公演では、原作のストーリーのはじめから描くため、テニミュファンはもとより、テニミュをまだ観たことがない人にも大いに楽しめる作品に仕上がった。
囲み取材で青学（せいがく）の越前リョーマ役の今牧は「いよいよかという感じです。お披露目会もあったので、4月の頭から今日まで3ヶ月間、ずっとみんなで楽しみに稽古をしてきました。初日だと考えるとめちゃめちゃ緊張しています」と挨拶。そして、「テニミュをこれまで観たことがない方も、原作を読んだことがない方も、面白かったなと思ってもらえる作品にしたいです」と意気込んだ。
同じく青学（せいがく）の手塚国光役の山田は「何ヶ月も稽古をしてきて、その間、パズルのピースを集めてきました。今日、お客さんに観てもらうことによってそれが完成します。完成はしてもここからがスタートなので、みんなと一緒に突っ走っていけたらと思います」と初日に向けた思いを語り、「手塚が1年生の時に言った『僕たちの代で全国に導きます』という言葉を有言実行したいと思いますので、どうか応援よろしくお願いします！」と呼びかけた。
一方、不動峰の橘 桔平役のGAKUは「やっとできるという高揚感と舞台に立てるありがたさがあります。これからゴールまで突っ走っていこうという気持ちでいっぱいです」、伊武深司役の土屋も「稽古を積み重ねてきて、やっとだという気持ちともう初日だという2つの感情が入り混じっています。ここからがスタートだと思うので頑張っていきたい」と思いを述べた。
今回、リョーマの父・越前南次郎を演じる中河内は、「今までのミュージカル『テニスの王子様』とは違う、新しい作品が出来上がったと思います。私自身、自分のことよりも、みんながキラキラ輝いて、大千穐楽までとにかく無事に突っ走って欲しいなという気持ちです」とコメント。
中河内は、本作の1stシーズンで、立海の仁王雅治役を演じており、久しぶりに本作に戻ってきたことになるが、「またやりたいと言っていましたが、まさか本当に実現するとは思っていませんでした」と感慨深そうに話す。そして、「自分に何ができるんだろうとすごく考えて、今回、板の上に立っているつもりです。ミュージカル『テニスの王子様』の経験者として、新しい彼らに伝えられることはないかという思いで稽古場から今までいますが、まだまだ伝えきれていないこともたくさんある。これから千秋楽まで色々なことを伝えていきたいです。それから、2.5次元は日本の素晴らしい文化になっていて、世界で戦える日本オリジナルな作品です。それを誇りに思って、この作品に出たことはすごいことなんだと感じてもらって、今後の俳優人生に活かしてほしい。ここから羽ばたく青年が出てきますので、その現場をぜひともお客さまに目撃していただきたいと思います」と熱弁した。
囲み取材の最後には、山田は「真っ直ぐに真っ向勝負で戦っていく姿を見届けてもらえたらと思います」と力を込め、GAKUは「期待以上のものを届けるのでよろしくお願いします！」、土屋は「不動峰は心が熱い部員たちがたくさんいます。その部員たちの熱い思いは暑い夏にぴったりだと思うので、両方を楽しんでいただけたら」とアピール。今牧は「これまでのキャストの方々にも感謝を示し、僕たちがバトンを受け継いで、4thシーズンの最高の幕開けができたらと思います。楽しみにしていてください！」と話して、締めくくった。
ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学（せいがく）vs不動峰は、以下の日程で上演。
東京公演：7月9日（金）〜18日（日） TOKYO DOME CITY HALL
熊本公演：7月23日（金祝）〜25日（日） 熊本城ホール
大阪公演：7月30日（金）〜8月8日（日祝） メルパルクホール大阪
東京凱旋公演：8月20日（金）〜29日（日） 日本青年館ホール
