トップ > PICK UP > ムロツヨシ、主演やりました!ありがとうございます 映画『マイ・ダディ』ジャパンプレミアイベント

2021年8月24日 04:00

ムロツヨシ、主演やりました!ありがとうございます 映画『マイ・ダディ』ジャパンプレミアイベント

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

映画『マイ・ダディ』のジャパンプレミアイベントが8月23日(月)、東京・イイノホールで行われ、主演・ムロツヨシ、共演の奈緒、毎熊克哉、中田乃愛、永野宗典、そして本作の主題歌を担当したカーリングシトーンズのリーダー寺岡呼人、金井純一監督が登壇した。

 

319A7184s

左から:金井純一監督、寺岡呼人、中田乃愛、ムロツヨシ、奈緒、毎熊克哉、永野宗典

 

本作は、これまでに多くの良質な作品を世に生み出してきた映像クリエイター支援プログラム「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」 の2016年準グランプリ受賞作品。8年前に最愛の妻(菜緒)を亡くした牧師の一男(ムロ)。最愛の娘・ひかり(中田)が白血病と診断されるが、なんと自分の実の子でなかったと知り、娘を助けるため、ある思い切った行動に出る・・・。

 

319A6935s

イベントの冒頭、ムロは「こういうときには、(本来)いっぱいふざけて笑いをとるため、全力で頑張る男でございますが、このご時世では、あまり笑えない・・・。面白かったら、手を叩いていただけたらと思います」と挨拶。奈緒は「(緊急事態宣言で)撮影が一旦止まったときもあったので、クリスマスシーズンにはクリスマスの画も撮れたり・・・。こうやって皆さんにお届けすることができて、いっぱいフラッシュを炊いてもらって、いっぱい写真を撮ってもらって、本当に幸せな映画ができたと思います」と完成に漕ぎ着けたことを喜んだ。

 

319A7067s 319A7004s

ムロ演じる一男がアルバイトをするガソリンスタンド(GS)の店長を演じる永野は「手で拭き3年、ワックスがけ5年、経営のことを一筋に考え抜いた役を一生懸命、演らせていただきました。真心をもったサービスを常に考えてきましたし、そういうシーンはなかったですが、そういうことを意識しながら、取り組みました」と自身の役をアピール。金井監督は「豪華な場所で、たくさんの皆さんに観ていただきうれしいです。永野さんのガソリンの給油シーンは最初の編集ではあったんですけど、いつのまにかカットしてました」と申し訳なさそうに補足した。

初主演で父親役を演じたムロは「娘に好かれるよりも、嫌われたくないという気持ちが先走ってしまい、あまり踏み込めなかったです。2020年4月にクランクインする予定の作品が延期され、その間、メールの交換をさせていただき、親子の気持ちにさせていただいたのが、上手く撮影に臨めた要因。ずっと、お父さんって呼んでくれるんです」とテレながら話した。

 

319A6996s

中田は「ムロさんが寄り添ってくれたお陰で、“ひかり”という役を全うできたと思います」と感謝。ムロはすぐさま「奈緖ちゃんと僕から誕生日プレゼントが届いたということは、ここで言わなくてもいいことだからね。1回目は延期になったときで、短めのかわいいエプロンだったね」とお礼を要求?中田は「今年は文房具セットをもらいました」と笑いを抑えていた。

 

319A7060s

ムロと初共演の奈緒は「すごく楽しかったですし、ムロさんは誰も緊張させない座長でいてくださって、こうやって思っていること全てを口に出す。だからこそ、私たちも何でも思っていることを言えたり、どの部署も一体感がすごかったです」とムロを絶賛。ムロも「奈緖さんも素敵な空気を作ってくださいました。奈緖さんがいるときは男性スタッフの動きが速かった」と褒め合っていた。

ムロとの共演が多い永野は「(今作で)改めて孤独が似合う男だなと思って、その分僕たちの前ではファニーで明るいです。だけど、映画のなかで孤立する姿には嘘がない。その佇まいの真実がスクリーンに強烈に印象づけられて、役者としての振り幅を感じたし、彼の生き様がそのまま反映されたと思いました」とムロを称賛した。

 

319A6967s

そして、ムロとは2回目の共演という毎熊は「1回目は伯父貴と慕っている役で、本当に優しい先輩という感じだったんですけど、今回は全然違う役として対峙し、(役者としての)いろんな面を感じました」と話す。それに対し、ムロは「深夜ドラマでご一緒してから毎熊君のファンになったんです。僕とは真逆のスタイル、考え方が好き。今回は、会話せずに臨んだアクションでもないモゾモゾするシーンがある。そのなかで(毎熊が)暇さえあれば、落ちた醤油を取ろうとする。醤油はストーリーに関わってこないんだけど、これを見たときにスゲー役者だな」と思ったことを明かした。そして、ムロは「この映画はガソリンスタンドの映画か醤油の映画になっています」と笑わせた。

 

319A7083s

主題歌を担当した寺岡は「金井監督から、最後の曲はロックサウンドで明るく終わりたいというオファーがありました。ぼくらはシリアスなラブソングは書けないんですけど、ロックサウンドで明るくという曲はすぐに閃きました。僕らしかできないラブソングになりました」と胸を張り、楽曲の配信ジャケットにも登場しているムロは「これ以上ない曲ができあがりました。泣きました」と何度もお辞儀した。

この後は、ムロが牧師を演じていることにちなみ、登壇者の悩みをムロが解決するというコーナー。映画のタイトル『マイ・ダディ』にかけて、それぞれが「マイ・○○」という形で悩みを告白する。
金井監督「マイ・おつまみぃ」、家で酒を飲むときのおつまみのローテーションに悩んでいる。ムロの回答「“はんごろし”という野沢菜をすごく辛く漬けたやつがおいしいです!」。
永野「マイ・ポテンシャル」、本番が弱いこと。ムロ「本番前のテストで全部出し切るタイプだから、本番に弱いと言われているだけ。テストで出しきらないことを覚えましょう」。
寺岡「マイ・飲酒」、家飲みが増えて太りがち。ムロ「僕も、飲みに行けないから太りがちです。でも太ることはできないので、気が向いたときにすぐに運動ができるようにヨガマットを敷きました。今はヨガマットの上で飲んでいます」。
毎熊「マイ・スキン」、日焼け対策として、いいスキンセットがないか。ムロの的確な答えがなく、毎熊も「この答えはあまりよくないなと思っていたんです」と自省。
中田「マイ・トーク」、ムロのように思ったことをすぐ話せるようになりたい。ムロ「君はそのままがいい。素敵な女優さんなんだから、嘘ばかりついている人間にならないように」。
そして最後は奈緒「マイ・アンブレラ」、高価な傘を買っても、100パーセント置き忘れてしまう。ムロ「カッパにしなさい。僕があなたのカッパを買います」と各人の悩みをほぼ的確に?解決した。

 

319A7166s

そして最後にムロは「愛を提示してくれる映画です。ほんとにおもしろく泣いてしまう映画です。公開まで1ヶ月を切りました。“映画館に行って!”とは大声では言えない時代ですが、映画の存在はぜひ知ってほしいです。ある1人の役者が25年かけてたどり着いて初主演した素晴らしい作品です。ムロツヨシ、主演やりました!ありがとうございます」と締めくくった。

映画『マイ・ダディ』は、9月23日(木・祝)全国ロードショー!

トップ > PICK UP > ムロツヨシ、主演やりました!ありがとうございます 映画『マイ・ダディ』ジャパンプレミアイベント

Pick Up(特集)

error: コンテンツのコピーは禁止されています