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2022年8月2日 09:53

田中圭、“ハウ”を演じた俳優犬・ベックの素直、自由奔放さに癒されながらの撮影でした 映画『ハウ』完成披露上映会

取材・撮影/RanRanEntertainment

〈人と犬の絆〉を描く感涙必至の感動作、映画『ハウ』の完成披露上映会が、8月1日(月)に東京・丸の内TOEIで行われ、主人公の田中圭と“ハウ”を演じた俳優犬・ベック、池田エライザ、渡辺真起子、モトーラ世理奈、長澤樹、そして犬童一心監督が登壇した。

 

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 左から:犬童一心監督、モトーラ世理奈、池田エライザ、ベック、田中圭、渡辺真起子、長澤樹

 

ワン!と鳴けない保護犬・ハウとちょっぴり気弱な青年・民夫(田中)。運命的に出会った“ふたり”は最高に幸せな時間を過ごしていたのだが、突然ハウは姿を消す・・・。

田中はベックとの撮影について、「監督からは、民夫とベック(ハウ)との絆をその短期間で作って欲しいということで、僕がいるときには僕がずっとベックを構うようにして、なるべくコミュニケーションを取っていました。撮影も順撮りで撮っていて、最後に・・・。これってネタバレになるんですよね。や~めた!ちょっと今危なかったです」と苦笑しつつ、ベックとの出会いを嬉しそうに語った。「ちょっとエピソードを変えます。最初はやんちゃで。散歩のシーンも突然マックススピードで走り出すんです。僕も体力的にはまだ自信あるので、“俺を振り切れると思うのよ”みたいな感じで一緒に走るんですけど、めちゃくちゃ速い。撮影中も、カットがかかると本気で走る。本気で走れる本番と本気で走れない本番がある。彼が本気で走りたいときは尻尾振って『いつですか?いつですか?』って、本当の素直なベックの自由奔放さに癒されながらの撮影でした」と振り返った。

 

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民夫をハウに引き合わせた上司の妻を演じた渡辺は「田中さんとハウ(ベック)が見合った瞬間、ひとりと1匹が本当に愛おしかったです。これは相性がすごくいいんだろうなと思った瞬間がありました。それがとても印象的でした」とふたりの関係性を羨ましがった。

 

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修道院に身を寄せる女性を演じたモトーラは「本当にいっつも可愛い。撮影が夏の終わり頃で結構暑くて、スタッフさんも暑いなか、疲れたっていうときも、ベックがお家で休んでいてちょっと見に行ったら、ベックは何ともない表情で、『みんなみんな頑張って』みたいな感じで見ていて、可愛かったです」と話した。

福島の帰宅困難地域にいる中学生を演じた長澤も「田中さんの(ベックの走る)スピードが速いという話と繋がるんですけど、自分が自転車を漕ぎながら、ハウが併走してくれるシーンがあるんですけど、自分がマックスで漕いでも余裕で抜かされちゃったりするので、先にフライングしてスタートさせてもらったり(苦笑)。どれだけ疲れていても暑くても、ハウが現場に入るだけで明るく、幸せな感じになったり、そういう力があるのは本当に可愛いしすごい!と思いました」とともにべた惚れ状態だった。

 

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民夫を支える同僚の足立桃子を演じた池田はベックとの共演シーンがなかったが、宣伝活動中にはベックと会う機会があったという。「取材に来てくださるどのライターさんも、ハウに骨抜きにされて帰っていく。みんながもう触りたい!っていう感じがすごいですし、撮影中は本当にお利口さんにしてくれて、カメラを見たり顔を合わせてくれたりしてくれるけれども、現場のよし!っていう空気にすごい敏感。オッケー!となった瞬間に無邪気なワンちゃんに戻るのが、豊かで愛おしかったです」と取材活動中のエピソードも紹介。

犬童監督は田中とハウが最初に出会うシーンについて「ベックはでかいじゃないですか。そのベックに向かっていく田中圭がオープンマインド140%ぐらいで来るんです。警戒心ゼロで、2年くらい前から知り合っているみたいに、『ベック!』って行けたのが最初なんです。(田中に)躊躇がないことに驚いたんです。どうしてそんなに心が開けるんだって。ベックはベックでそういう風に来た人間を、腕を開いて迎えていた(笑)。それが一番の驚きでした」と田中のベックへの接し方を称賛。さらにベックについて「僕は犬も猫も今まで相当撮ってきたし、撮っていて、演技っていうものをするんだっていうのをすごい思いましたね。圭さん、長澤さん、モトーラさんが演技しているときには、その人間の目になっていて、そこにベックが入ってくるとそっちの感じになるんです」とベックの演技力にも称賛した。

既に試写会をご覧になった方からは“この夏一番泣ける感動作”との感想が寄せられている。そこで一番感動したシーンを触れることに。田中は「全部感動していましたけど・・・。ハウが途中で民夫と離れてからひとりでいる。ひとりでいるときも、ちゃんとひとりでずっと芝居をしている。あれすごいなと思って。ひとり雨宿りしながら、『クーン』と鳴いているところは、ズキンです。皆さん覚悟しておいてください。僕の読みでは、これを見た方の95%の方は“あー、犬飼いたいな”と思う」と訴えた。

 

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池田は「ハウがいるところはもちろんなんですけど、ハウと出会うことによって変りゆく人間模様。そこも物語のなかでは大事なところなんです。(民夫が)ハウと出会った後に、桃子が民夫に弱音を吐くシーンがあって、そこで民夫が桃子に懸けてくれる言葉は、役を通越えてすごく自分に残って、理不尽なこととか悲しいことがあったときに、こういう解消法があるのかってすごく腑に落ちた台詞なので、是非探してみてほしいなと思います」と人と人の注目シーンをアピールした。

 

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そして、長澤は「何度かベックが『ハウ』って鳴くシーンがあるんですけど、なんでそこで鳴いていたんだろう?とか、これはどういう意味のハウなんだろう?と、自分のなかでは感動してずっと泣いちゃっていましたし、いろんな解釈があると思うので、それは観ている皆さまのご想像にお任せしようかなと思いますが、そこは絶対感動すると思います」と見どころを話した。

この映画では愛犬投稿キャンペーンを実施。応募いただいた最高に癒されたという瞬間の写真や動画が、「映画『ハウ』オリジナル「味方」MV~#ハウと癒やし犬~」および登壇者後方のモザイクアートに用いられた。

モザイクアートを見ながら、田中は「写真が全部、可愛いので、上の方見たいですし、すごい気になる」、池田は「顔がぶちゅうってなっているワンちゃんとか、ご家族のおチビと一緒に撮っている写真とか旅の思い出とか、本当に愛しい、癒されたっていう瞬間を収めてくださったんだなっていう感じが伝わってきます」、渡辺も「見ていると泣いちゃうくらい愛情を感じます」など、それぞれの思いを話した。

 

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イベントの最後には、田中は「ハウの思いの真っ直ぐさ、ハウが信じることを僕たちも見習わなきゃいけない。映画を通してハウの温かさ、そこで変わっていくことを全部受けとめて、自分もこうなりたいと思えるし、こういう世界がいいなと、観終わったあとにすごく思えた、ハウから学ぶことがたくさんある映画でした。是非楽しんでいただき、観終わったあとの幸せな感じをそのまま、お家にお持ち帰ってぐっすり寝てほしいです」と締めくくった。

映画『ハウ』 (配給:東映)
8月19日(金)全国ロードショー
©2022「ハウ」製作委員会

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