取材・撮影/RanRanEntertainment
小学生の人気No.1児童書「かいけつゾロリ」シリーズ。87年に誕生以来35周年を迎え、その記念すべき劇場版アニメ最新作『映画かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう』(12月9日より全国公開)の完成披露上映会が、11月22日(火)、TOHOシネマズ日本橋で行われ、ゾロリ役の山寺宏一、ヒロイン・ヒポポ役の生田絵梨花、妖怪役の人気お笑い芸人・霜降り明星(粗品 せいや)、原ゆたか(原作者)、かいけつゾロリが登壇した。
本作は、ゾロリは自信がない女の子をスターにできるのか⁉ 歌があふれる笑いと感動の物語となっている。
冒頭、山寺は「この日を待ちに待っていました。やっと皆さんに観ていただけるということで、本当に嬉しく思っています。今日は楽しく過ごしましょう」、そして生田は「私はゾロリ小学生の頃、愛読していたので、こうやって映画の声で参加できて本当に嬉しいです。ヒポポがたくさん出てくるので、大人の皆さんにも子どもの皆さんにもぜひ楽しんでください」と挨拶した。
本作の見どころについて、山寺は「たくさんあるんですけど、ヒポポが素晴らしいです!歌がたくさん出てくるので、皆さんにも是非覚えて欲しいです。本作は、ヒポポちゃんの成長物語でもあるし、それを見ているゾロリも変わっていくんです。それが歌になっているので、歌のなかにもセリフではなかなか言えないようなことが込められているので、今回は音楽が大きな見どころになっていると思います」と生田演じるヒポポをアピール。
生田は「山寺さんに褒めていただくと、本当に浸みます。ありがとうございます」と恐縮気味、「ヒポポちゃんは、最初歌うことにトラウマがあって自信がないところから仲間に出会って、だんだん成長していくという過程を歌声でも表せたらいいなと思いながら、レコーディングしました。ヒポポ視線で私も映画を観るので、(ヒポポを)成長させてくれるキャラクター一人ひとりがより大好きになりました」とニッコリ。本作では5曲歌われていて、ヒポポとゾロリのデュエットや、妖怪たちが歌う曲もあるという。
歌唱シーンで大変だったところは?と問われた生田は「ヒポポちゃんが妖怪の皆さんの力を借りて修行するっていうシーンがあって、ドッキリを仕掛けられながら歌の練習をするところでは、叫ぶやら息遣いは荒くなるやらで、初めてのドッキリ歌唱がすごく大変でした」と振り返った。
山寺は「台本を読んだときにこれは難しいだろうと。実際、アニメで音声を入れるのは不可能じゃないかと思ったらそれを見事にこなして、これも見どころですので、しっかりお楽しみください」、霜降り明星・せいやは「一瞬だけヒポポとコラボします。妖怪たちみんなと歌うところも楽しみにしてください」とアピールした。
生田は好きなところについて「『自信満々よ』の歌詞がすごくいい。私もステージに立つ仕事をやらせてもらっているけれど、自信があるわけじゃないっていう瞬間もたくさんあって、原先生が書いてくださるこの歌詞は、舞台袖にいるときにすーっと心に入ってきて、勇気づけられることが収録の後にもたくさんあったので、皆さん一人ひとりの心に届くといいなと思っています」と話し、さらに役作りについて「最初はか細く作っていって、だんだんヒポポの成長と共に貫禄だったり、スター観が少しでも出るようにちょっと声の幅を広げてみたりとか工夫をしてみました」とコメントした。
作詞をした原は「田中(公平)さんに曲書いて欲しいってオーダーしたんですが、ミュージカルのこんな感じなどと伝えて、本当に素晴らしい曲ができたんですけど、それを誰が歌うか?っていうときに、生田さんしか思いつかなくて、(生田が)前にゾロリの着ぐるみと写真撮られているのを見たことがあってので、ダメもとでお願いしたら受けてくださった。レコーディングのときには、田中さんと顔を見合わせて、すごい!の一言でした」と大絶賛。
さらに、原は「子供ものなので、70分のストーリー。彼女がストリートの歌手から大歌手になるまで70分で描くなんて到底考えられないけれど、見事に出来上がって、彼女がスターになるところをこれから観てください。もう自信作ですね」と胸を張った。
『映画かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう』 (配給:東京テアトル)
©2022 原ゆたか/ポプラ社, 映画かいけつゾロリ製作委員会
12月9日(金) 全国ロードショー!