【前編】山本一慶&安井一真、仲良しの二人が語る“理想の結婚”とは?『Run For Your Wife』インタビュー 

2020/6/15 12:00

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

2019年7月に山本一慶主演で上演され、大好評を博したロンドンコメディ『Run For Your Wife』の再演が早くも決定し、9月2日から三越劇場で上演される。本作は、イギリスの劇作家レイ・クーニー原作の人気コメディ。平凡なタクシー運転手のジョン・スミスが、優柔不断な性格から二重結婚するハメになり、ある事件に巻き込まれたことから話が展開する。引き続きジョン役を演じる山本と、トラウトン警部役で出演する安井に本作への意気込みから理想の結婚まで語ってもらった。

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――再演決定おめでとうございます。再演が決まったときのお気持ちを聞かせてください。

山本:前回の公演から短い期間で再演できるということは、皆さんの応援や反響があったからこそ実現したことだと嬉しく思っています。今回、キャストも4人が新しいメンバーになり、新メンバーだからこその『Run For Your Wife』が作り上げられるんじゃないかなと思っています。前回ご覧いただいた方も、今回初めて観に来てくださる方も、皆さんに新鮮な気持ちで笑っていただける作品になるよう頑張ります。

――そんな公演に新キャストとして出演する安井さんは、出演が決まっていかがでしたか?

安井:評価が高く、皆さんの満足度が高い作品だったからこそ、この短い間での再演が決まっていると思うので、期待に応えないといけないなと強く感じています。それに、僕にとって本作は初のコメディ作品なので、プレッシャーもあります。

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――山本さんは、前回の公演を終えて、手応えは感じましたか?

山本:反響も大きかったので、それは感じることができました。僕も前回の公演がコメディ初挑戦で不安もあったんですが、稽古を通して、脚本通りにやれば絶対に面白い作品になると感じていたので、実際に公演が始まって、お客さんの笑い声がステージまで聞こえたときに、やっぱりこれで良かったんだと思うことができました。

――安井さんは前回の公演はご覧になりましたか?

安井:観れていないんです。ですが、「とても良かった」という評判は聞いているので、すごくプレッシャーで(笑)。僕は、自分のことは面白い人間だとは思っていなくて、コメディからは程遠い人間なんですよ。

山本:確かに (笑)。

安井:(笑)。でも、今回演じるトラウトン警部は、(劇中で)起きている出来事を勘違いしていて、淡々としているキャラクターなので、逆に僕が演じることで面白くなるのかなとも思っています。

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――山本さんは前回の公演が初のコメディ作品ということでしたが、同じようにプレッシャーは感じていましたか?

山本:この作品は面白いことをして笑ってもらうというものではなく、面白い現象がステージ上で起きているだけであって芝居としてはほかの作品と変わらないので、コメディだからこそのプレッシャーというのはあまりなかったです。これまでに出演した舞台でも、例えば「日替わり」のお笑いシーンだったり、演出としてお客さんの緊張をほぐしてあげるための笑いのシーンというものはもちろんやってきているのですが、それとはまた違うんですよね。コメディ作品というのは、練られて構築された上質な笑いだと感じました。それぞれの人物が真剣に生きているからこそ面白いんですよ。だから、僕たち役者は笑いを取りに行く必要はなくて、それぞれの役を真剣に、真摯に演じればいい。そうすれば、観ている方には滑稽で面白く写るんです。なので、普通のお芝居と変わらないんですよね、やっていることは。

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――なるほど。では、それぞれの役柄について、今現在ではどうとらえていますか?

安井:先ほども言いましたが、一人だけ浮いている人物です(笑)。周りの人たちに振り回されていて、何も分かっていない。お客さんから観たら、「なんで分からないの、こいつ」ってなるような(笑)。でも、それが魅力だと思っています。

山本:僕は、前回、ジョン・スミスは奥さんを二人も作って、その間をバレないように行き来しているなんて最低な奴なのに、なんで笑えるんだろうというのを考えて演じたのですが…きっと、本当に純粋に二人のことが好きなだけなんですよね、ジョンは。二人とも大事で、自分の心のままに動いた結果が重婚で、それをどうにかして守ろうとしている。言葉にすると、それでも「最低な奴」に聞こえると思うのですが、でもその姿が愛くるしくて、なんだかかわいそうに思ってしまうような人物でもあると思うんです。そんなジョンだからこそ、滑稽で、笑いにつながるということを前回の公演で感じました。今回は、女性陣がさらにパワーアップしているので、僕自身も彼女たちからエネルギーをもらってバージョンアップしたいと思います。

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――ジョンに共感できるところはありますか?

山本:奥さんを二人持っていいなら、僕も持ちたいですよ(笑)。愛していると思える人が多いのは心の支えになるし、すごく幸せなことだと僕は思いますが、今の世の中では認められていませんから、もちろんしませんけどね(笑)。でも、魅力的な女性二人を心から好きになってしまって、それを悪いと思わずに突き進んだジョンのバカさは僕は大好きです。そんなバカな面があるから、ジョンは愛されているのかなと思います。

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――お二人は舞台『あんさんぶるスターズ!オンステージ』でも共演されていますが、お互いに役者としてどんな印象を持っていますか?

安井:僕は、一慶くんのお芝居や立ち回りが大好きです。以前に共演したときに、僕が苦手な「日替わり」のシーンで、一慶くんからアドバイスをもらったこともありました。「今日の良かったよ、僕は好きだよ」って言ってくれると、めちゃくちゃうれしくて。

山本:ありがとう(笑)。でも、一真の「日替わり」、たまに微妙なときがあって(笑)、僕だったら多分、お客さんにウケてないのが分かったらすぐに切り上げちゃうと思うけど、一真はハートが強いから最後までやり続けるんですよ。秘めたるものを持っているんだなって。

安井:僕、鋼のメンタルなんで(笑)。それだけは自信があります(笑)。でも、今回、「あんステ」とはまた別の作品で共演できるということで、また新たな一慶くんを見つけて、それを自分の中に吸収できたらと思っています。

山本:僕は、一真の印象は鋼の心と秘めたるポテンシャルがあるということですね。先日、僕がやっている番組にゲストで出演してくれたのですが、そのときも自分から自分に無茶ぶりし、自分で無茶ぶりに答え、ちゃんと笑いを取ってたんです(笑)。完全にMCそっちのけで、自分だけで解決していて、それを見た時に、こいつは何か秘めてるぞ、と。感心しちゃいました。この舞台やトラウトン警部役を経て、殻を少しずつ破っていくんじゃないかなと期待しています。

後編に続く~

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ロンドンコメディ『Run For Your Wife』
9月2日(水)~6日(日)に三越劇場で上演。
作:レイ・クーニー
訳:小田島雄志・小田島恒志
演出:菅原道則
出演:山本一慶、宇月颯、十碧れいや、根本正勝、安井一真、我善導、ルー大柴
企画・製作:アーティストジャパン
6月22日~チケット一般発売
取り扱い:アーティストジャパン、三越劇場


 

 

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