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2012年6月8日 09:28

ソ・ジソブ、ハン・ヒョジュ主演映画「ただ君だけ」のジャパンプレミア舞台挨拶に揃って登壇!

2012年6月7日(木)、有楽町にある丸の内ピカデリー1で、ソ・ジソブの最新映画「ただ君だけ」のジャパンプレミア舞台挨拶が、主演のソ・ジソブ、ハン・ヒョジュを迎え、開催された。

昨年のプサン国際映画祭のオープニングを飾った本作品。当時もものの数秒で完売し、入手できたチケットはプレミアチケットとなった。そして、130万人を超える人々がこの作品を観て、涙を流した。今回、ジャパンプレミアも入手困難なチケットとなった。主演の2人へ寄せている人々の期待度の高さの表れだ。

チョルミンを演じたソ・ジソブはデビュー以来、ドラマを中心に活躍し、『ごめん、愛してる』(KBS 2004)で大ブレイク。そして、兵役を終えた2008年には満を持して『映画は映画だ』(キム・ギドク監督)に映画初出演。その作品で新人男優賞を総なめにし、いまや押しも押されぬ大スターだ。

そのチョルミンが恋し、絶望感に苛まれ、そして、希望を見出す相手・ジョンファ。『春のワルツ』(KBS 2006)に大抜擢され脚光を浴び、その後も『トンイ』(MBC 2010)などに出演し続け、日本でも知名度が高いハン・ヒョジュがやさしくも心の奥底には強さを秘めているそのジョンファを演じた。この2人が織りなす正統派ラブストーリーがソン・イルゴン監督によるこの『ただ君だけ』だ。

チャンピオンになった経験も持つボクサーでありながら、いまや昼はミネラルウォーターの配達人、夜は街の片隅にある駐車場の管理人をしてひっそり暮らしているチョルミン(ソ・ジソブ)。ある事件をきっかけに周囲には心を閉ざしていた。

そこに現れた明るく、笑顔のすてきな一人の女性ジョンファ(ハン・ヒョジュ)。しかし、彼女の目はある事故で光を失いかけていた。

チョルミンを以前そこで働いていたおじさんと間違えて、親しげに接するジョンファ。人違いだと分かり、そこを立ち去ろうとするが、雨が2人の距離を縮める。白杖をついて歩いていくジョンファにチョルミンは「雨も振っているし…。」と声をかける。それから毎晩のように駐車場の管理人室でテレビをみる2人。次第に氷のように凍っていたチョルミンの心は彼女によって溶かされていった。

いつしか、お互いかけがえのない相手となる2人。しかし、運命はこれほど過酷なものかと・・・思うほどに2人に襲いかかる。特にチョルミンの心はジョンファへの懺悔に苛まれる。

自分の犯した罪を知ったチョルミンは一途に思うジョンファを助けるために、ある決心をする。運命に翻弄される2人は・・・。

本作品は実に悲しい映画だ。バックに流れるメロディーがさらに涙が止めさせない。しかし、ただ、悲しいだけではない。2人の逃れられない運命、そして、その運命に自分の意志で打ち勝とうとする2人の姿に観る人は心癒され、心強くなれるだろう。

上映後、主役の2人がファンの前に姿を現した。

サーモンピンクのトップスにブルーを基調にしたアート調柄のスカートでスレンダーさが際立つハン・ヒョジュを先頭に、黒のスーツにグレーの格子柄のシャツ、そして、黒と白のドットのタイを結び、黒ブチメガネで颯爽と登場したソ・ジソブ。

この映画に対する思い、撮影中のエピソードなどが語られた。

「こんばんは。お会いできてうれしいです。ソ・ジソブです。劇場でこのようにお会いできてうれしいです。みなさんはすでにご覧になったわけですが、楽しそうな表情をされているので私も幸せです。」とソ・ジソブの挨拶からはじまった。

続いて、「こんばんは。ハン・ヒョジュです。」とまずは日本語で挨拶。「このように『ただ君だけ』という映画を皆さんと一緒に公開を迎えられ、また、皆さんにお会いできてとれもうれしいですし、幸せです。」と。

Q1:日本での初御披露目であるこの日、率直な感想は?

A1ジソブ:「楽しく観ていただけましたか?」を会場に集まったファンに問いかける。もちろん会場からは「ネー!(はい)」という言葉が返る。「今日がスタートでとても緊張していますが、皆さんに楽しんでいただけて、私もうれしいです。」

A1ヒョジュ:「今、観終わったところですよね?すごく気になっていたんです。皆さんのリアクションが。みなさん楽しそうで、涙流した方はいないみたいですね。(笑)でも、映画を楽しんで観ていただけて、うれしいです。」

Q2:『ただ君だけ』への出演の決め手は?

A2ヒョジュ:「女優として正統派のメロドラマ、ラブストーリーを演じてみたかったんです。私にとってはじめてのラブストーリーで、大きな意味がありました。とても挑戦的な役で、思い出深い作品です。映画を通して、純粋で深い愛を演じられて、うれしく幸せでした。」会場からは大きな拍手が送られた。

A2ジソブ:「この作品は美しく心温かい映画で、そうした役を演じてみたかったです。そして、何よりチョルミンというキャラクターが気に入っていました。1人の女性を命をかけて一途に愛するキャラクターですから、出演を決めました。」

事前に募集したファンからの質問にも真摯に2人は答えていった。

Q1:ヒョジュさんは今回、目の見えないジョンファを演じられましたが、役作りで苦労したことは?

A1:「大きなプレッシャーがありました。「あの子、見えているのに、見えないフリしている」といわれるようではだめだと。そのように思われないように、撮影前に映画やドキュメンタリーを観たり、実際に目が不自由な方とお会いさせていただき、その方々の生活を見ることで私も体験ができました。そして、撮影中も表現方法など監督と相談しながら、進めていきました。みなさん、いかがでしたか?」

「すばらしかった!」といわんばかりに会場からはさらに大きな拍手がヒョジュに送られた。

Q2:ジソブさんはヒョジュさんに顔に触れられるシーンが多かったですが、どんな気持ちだった?

A2:「私自身も緊張していました。目が見えないキャラクターでしたから、手を通して見るというか、手を通して思いを伝え、思いが伝わるという感じだったんです。本当に愛されているんだと感じられました。気分が良かったです。」

それに対して、触れていたヒョジュは「最初はあまりにも演技に没頭してしまい、美しくなかったんです。NGも…。(笑)そこで、ジソブさんにもう少しきれいに見えるように触れて欲しいとアドバイスをしていただき、OKが出ました。(笑)」とドキドキするシーンならではのエピソード。

Q3:ヒョジュさんはもし、自分の愛しい人が両親をしに追いやった相手だとしても、苦しい恋愛のなか愛し続けられる?

A3:(しばらく考えて)「映画のような話で実際そうなったら…、どうなるのか…。(悩み、答えがなかなかでない。)でも、すでに両親は亡くなっている、その現実があります。隣にいる残されたその人を愛するのではないかと…。それが正しいかと思います。」

Q4:ジソブさんの一番印象に残っているセリフ・シーンは?

A4:(これまた考えて)「セリフとしては初めて告白するシーンです。“僕は30歳でボクサーだった…”と。また事故に会い、最後に彼女の顔を見て、振り向きたい思いを押し殺して去っていくシーンが一番気に入っています。これは撮影も終盤でしたので、感情移入もできる状態で、自然に演技できたと思います。」

Q5:ヒョジュさんはドラマ、映画で泣くシーンが多く、自然ですばらしいですが、どのように演じている?

A5:「何度も演じているからです。(笑)新人時代には自然に泣くことはとても難しいことだと思っていました。でも、いまは泣くより明るく笑うことのほうが難しいと感じています。悲しい苦しい状況でも、明るく笑うジョンファでした。この撮影を通して泣くシーンより笑うシーンのほうが難しいと感じました。」彼女の光り輝く笑顔は誰もの心に残る笑顔だろう。

 

最後にジソブ「映画をぜひもう一度観てください。いま、愛する人がいる人は愛する人にベストを尽くしてあげてください。ありがとうございました。」

ヒョジュ「多くの方に来ていただいてありがとうございます。たくさんの人を愛してください。お幸せに。」と会場に集まった多くのファンにメッセージを残した。

「ジソブシ!オッパ!」「ヒョジュシ!」「ファイティン!」とファンからの声援が飛ぶ中、会場の隅々まで目を配り、笑顔で手を振ってその声援に応えながら、フォトセッションを最後に深々と頭を下げて、2人はステージを去った。

惜しくもジャパンプレミアに参加できなかった方もぜひ、劇場でこの作品を観て感じて欲しい。

本作品の「君の瞳に明日を届けたい」というフレーズ。「あなたの瞳に何が届くか…」それを感じて欲しいと思う作品だ。

出演:ソ・ジソブ、ハン・ヒョジュ

監督:ソン・イルゴン

原題:Always 韓国 2011

配給:ポニーキャニオン / コムストック・グループ

6月30日(土)より 丸の内ピカデリー 他 全国ロードショー

 

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