Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!

【後編】元理学療法士の榊原有佑監督が経験をもとに描いた映画『栞』。苦悩する主人公を熱演した三浦貴大にインタビュー!

2018/10/3 01:34

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

051a

――劇中、雅哉は自分の力ではどうにもできない患者に直面して、「自分に何ができるのか」と落ち込みます。そんなふうに挫折感を味わったことはありますか?

もう挫折だらけですね(笑)。僕は、高校時代から俳優の仕事を始める前まで、ずっと海で救助をしていたんです。救助をしていると目の前で救えない命もあって、「自分は何もできない」というのを思い知らされました。そういうこともあって、僕は「自分は何もできない人だ」という思いが強くて、自己評価がとても低いんです。そもそも、僕の両親も兄も優秀だし、親戚も優秀な人が多いのですが、僕自身はあまり勉強もできないし、スポーツもすごく苦手で、昔から劣等感の塊みたいな生き物なので(笑)。

――海で救助をしていたのにスポーツは苦手なんですか?

走るのもずっとクラスでビリだったんですけれど(笑)、必死に訓練をした結果、スポーツだけはなんとかできるようになったんです。意外に、運動神経がなくても筋力がつくと身体って動くようになるんですよ。せっかくスポーツをやったし、水泳もやっていたので、何か役に立てることはないかなと思って救助を始めたんです。

030a

――それをやめて俳優になろうと思ったきっかけは?

きっかけというのは、じつはあまりないんです。大学卒業前に精神保健福祉の道を諦めてしまって、卒業までに次の目標がぜんぜん見つからなくて、卒業してから半年くらい家でじっとしてたんです。で、そろそろ何かやらなきゃいけないと思ったんですけれど、手に職もないし、企業に勤めてもすぐクビになりそうだなと思って…。

――なぜクビになると思うんですか?(笑)

給料をもらって働くということに向いてないと思うんです。ぎりぎりの仕事しかしない怠惰なタイプなので(笑)。それに「そんな生活をしていたらダメになるな、俺」と思って。

それなら、「何かをやったら、何かが売れたらお金をもらえる」という仕事がいいなと思ったんです。でも、絵も描けないし、陶芸でもないし、と考えているうちに「あ、そういえば役者ってそういう感じなのかな」と。じつは昔から声優に憧れがあったので、俳優になれば声優の仕事もできるかもという期待もありました。それで、家族に「俺、役者になる」と宣言してみたんですけれど、「へー、そう。頑張って」って、なんの驚きもない反応でした(笑)。

057a

――雅哉は挫折から立ち直りますが、三浦さん自身は俳優になって「自分は何もできない」という気持ちから立ち直りましたか?

立ち直っていないですね(笑)。立ち直らないままずっと生きてきたんですけれど、今は、何もできない自分をとりあえず認めることにしています。それと「自分は何もできないけれど、できる人がいるならやってもらえばいいじゃん」という考え方になりました。「自分はできないけれど友だちができることだったら助けてもらえばいいし、自分ができることなら友だちを助けよう」と。「なんでもすべて自分ひとりでやろうとしなくていいんじゃないか」と思うようになりました。だから最近は、積極的に人に頼っています。そういう考え方をすることで、落ち込むこともあまりなくなりましたね。

――そう考えると、雅哉には頼れる人がいませんでしたね?

そうですよね。雅哉がなぜ追い込まれてしまうのかというと、つらい出来事があっても周りの人に頼れなかったからだと思うんです。雅哉が頼れるのは永田という同僚だけで、家族にも頼れる人がいないというのがすごく大きな問題だったと思います。

そんな雅哉を演じながら、やっぱり家族の存在ってすごく大きいんだなと実感しましたね。雅哉は、父親は重篤な病気で、妹はまだ高校生で、自分がなんとかしなきゃいけないという状況に追い込まれてすごくきついだろうな、と。僕は父親だけでなく家族みんなと仲がよくて、頼ろうと思えばいつでも頼れるし、精神的な支えでもあります。この映画を通じて、頼ることのできる家族がいることの幸せを改めて感じました。

――最後に、これから映画を見る人にメッセージをお願いします。

テーマとしてはちょっと重いかもしれませんが、「命といった漠然としたものとどう向き合っていくか」「それを、生きている人たちがどんどん先へとつないでいかなきゃいけない」という内容で、希望に向かう物語です。命やさまざまな葛藤が描かれていて、監督としては「理学療法士の仕事を伝えたい」という思いを込めている作品なのですが、僕としては、この映画を見て自分の周りにいる人にちょっと思いを馳せてもらえたらうれしいなと思っています。

054a

三浦貴大(みうら たかひろ)

1985年11月10日生まれ。2010年、映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』でデビュー。近年は『キッズ・リターン 再会の時』『永遠の0』『サムライフ』『進撃の巨人』などのほか、ドラマでも活躍。2018年も『ばぁちゃんロード』『四月の永い夢』『のみとり侍』『3D彼女 リアルガール』、ドラマ「記憶」「高嶺の花」などに出演している。

映画『栞』
2018年10月26日より全国ロードショー
公式サイトhttps://shiori-movie.com/


スタジオ 撮影協力:in the house

003a

プレゼント
今回、ランランエンタメでは三浦貴大さんのサイン入りチェキを2名様にプレゼントいたします!どしどしご応募ください。

<応募方法>
(1)ランランエンタメの公式Twitterアカウント「@ranranentame」をフォローする
(2)プレゼント告知ツイートをリツイートする
(3)ダイレクトメッセージで申し込む
    ①希望
    ②お名前
    ③ご意見ご希望
    をご記入頂きご応募ください。

<応募締切>
2018年11月4日(日)23時59分

<当選発表>
締切後、厳正なる抽選の上、当選者を決定。ご当選者様には、ランランエンタメ公式アカウントよりTwitterのダイレクトメッセージにて当選連絡をいたします。2日以内にご返信がない場合は当選の権利が移ります。

<ご応募について>
※リツイートは、公式リツイートに限定させていただきます。
※Twitterアカウントを非公開にしている場合、リツイートを確認することができないため、応募対象外となります。
※ご応募後のキャンセル、変更、返品、お届先の変更はできかねますので、ご了承ください。
※当選結果に関するお問い合せは受け付けておりませんので、ご了承ください。

<商品発送について>
※商品の配送は日本国内のみとさせていただきます。お届け日は、指定できません。
※当選者の長期不在や、賞品お届け先ご住所や転居先が不明等の理由により、賞品のお届けができない場合は、ご当選を無効とさせていただく場合がありますので、予めご了承ください。

<注意事項>
※プレゼントの応募によりお預かりした個人情報は商品の発送にのみ使用いたします。
※ご当選の権利は第三者への譲渡や現金とのお引き換えはできません。
※ご応募いただいた時点で、本応募要項に同意いただいたものとみなします。

 

 

 

関連記事


Page Up