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2023年9月10日 17:07

門脇麦、加藤監督の珠玉のセリフの数々にたゆたいながら、綿子と一緒に旅をする映画! 『ほつれる』公開記念舞台挨拶イベント

映画『ほつれる』の公開記念舞台挨拶イベントが9月9日(土)、新宿ピカデリーにて行われ、門脇麦、田村健太郎、染谷翔太、そして加藤拓也監督が登壇した。

主人公の綿子を演じる門脇は「初日を迎えられて幸せを感じます」と笑顔で答え、「内容は重たかったかもしれませんが、トークは軽妙に繰り広げていこうと思います!」と公開初日を迎えての気持ちを語った。劇中では綿子に詰め寄る夫・文則を演じた田村は「今日は誤解を解きたい!」と訴え会場の笑いを誘っていた。

門脇は綿子について、「台本を読んだとき、あまりにも面白すぎて夢中になったんですが、2週間のリハーサルに入った時、綿子のことが好きじゃないかもしれない…と気が付いてずっとぶつぶつ言っていました」と共感が難しいキャラクターだったことを明かした。

田村は自身のキャラクターを「映画の中で切り取られているだけで、必ずしもそういう人ではないんです。例えば映画の中では綿子視点の綿子カメラで撮っていますが、これを文則カメラで見たときに全然違う印象になると思う」と訴え、「大事なことですね。多面的な人間であるということが大事なところ」と加藤監督もこれには同意した。

田村のキャラクターについて門脇は、「カットがかかった瞬間からは本当に仲良くお話させていただいて、とても良いお兄ちゃんって感じなのでご安心を」と話した。

本作でミステリアスに映る綿子の恋人・木村を演じた染谷は、「漂流しているイメージでした。風のような、一緒にいると居心地がよく、いざいなくなった後に“あの人何だったんだろう”と思われる人に見えるように演じました」と自身の役柄についての解釈を語り、文則を演じた田村は、「これまで加藤監督と舞台もご一緒していたのですが、リハーサルの2週間でも、文則のキャラクターをつかむのに苦労しました。その時監督から、映画はいろんな位置からカメラを置いて演出するので、と違いを教わって、演劇的なお芝居から映画的なお芝居にいくのに、実際にカメラを入れた別場所でのリハーサルが役立った」と感想を漏らした。

本作の、覗き見しているような構図について監督は「画(え)をつくるとき、綿子が向き合っていくストーリーなので、顔の向きや動きを意識して構図を考えました」とし、そのほかの、話している人の顔が見えないなど、向き合いの演出については「しゃべっていないときの情報量というものを意識していたので、画の中でしっかり説明できればいいなと思って撮りました。綿子の衣装や人と対するときの向きに関しても、衣装を綿子の気分に合わせたり、例えば嘘をついているときは意識して向きを変えたりしていました」と説明し、その撮影技法で会場を驚かせていた。

本作のタイトル『ほつれる』ということばについて、加藤監督は「いろんな解釈で見てもらっていい、映画を観る前がほつれていたのか、観終わった後にほつれたのか、観た人に委ねたい」と述べた。

最後に、「主人公の口数がこんなに少ないのに激しい映画、胸に刺さる映画を初めて観ました。会話のアクション映画だと思う」(染谷)、「隅々まで行き渡った映画。五感で楽しんでください」(田村)、「映画好きの方にとっては、今年外せない邦画の一本になったのではないかなと思います。加藤監督の珠玉のセリフの数々にたゆたいながら、綿子と一緒に旅をする映画になっています。劇場で楽しんでほしい。多くの方に届いてほしいです」(門脇)と締めくくり、舞台挨拶は幕を閉じた。

映画『ほつれる』 9月8日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開中
©2023「ほつれる」製作委員会&COMME DES CINÉMAS
配給:ビターズ・エンド

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