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2024年5月10日 19:00

【前編】佐藤流司インタビュー 「エンタメが全て詰まっている」映画『邪魚隊/ジャッコタイ』でならず者のダークヒーローに!

佐藤流司が主演を務める、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト【東映ムビ×ステ】の最新作、映画『邪魚隊/ジャッコタイ』が5月31日から上映される。本作は、どこか抜けている個性豊かな死刑囚4人が死罪免除を条件に、将軍おかかえの使い捨ての特殊部隊【邪魚隊】として人食い鬼退治に挑むミュージカル時代劇。映画公開ののち、8、9月には舞台上演も予定している。邪魚隊のリーダーでスリ師の鱗蔵を演じる佐藤に、撮影の裏話や本作の見どころを聞いた。

―出演が決まって、最初に脚本を読んだ感想を聞かせてください!

「ぶっ飛んでるな」というのが最初の感想です(笑)。とにかくいろいろな要素が詰まっている作品で、アクションもミュージカルも歌もダンスもあるので、舞台の脚本を読んでいるような気持ちになりました。

―出演が発表された際に、「この役は佐藤流司しか出来ないわ、となってくれる筈」というコメントがありましたが、ご自分でも鱗蔵と似ていると思うところがあったのですか?

似ているというよりは、ミュージカルの要素があって、殺陣があって、ダークヒーローのならずものの話というのが、自分の得意分野だと思うので、これは自信があるところでお芝居ができるなと感じました。

―そうすると、今回演じた鱗蔵は演じやすいキャラクターでもあったのですね。

そうですね、演じやすかったですね。

―映画と舞台が連動した【東映ムビステ】というプロジェクトになりますが、1つの作品の世界観を、映画と舞台という違うメディアで描くことの面白さについては、どう感じていますか?

映像と舞台の架け橋になり得るのかなと思います。舞台は敷居が高いジャンルの趣味だと思いますが、映画は比較的、入りやすいものだと思います。自分自身、子どもの頃に親に映画館に連れて行ってもらったこともありましたし、そういう意味でも身近。ですが、舞台は自分の意思で観たいと思って足を運ばないと行く機会がないと思うので、こうしたプロジェクトを行うことで、映画好きな方にも舞台に興味を持っていただける機会になるのかなと思います。映画の持つ迫力と、舞台のリアルな緊張感や臨場感といったものが、どちらも味わえるのは強みなのかなと思っています。

―特に佐藤さんは、これまで映画にもミュージカルにも出演されていらっしゃって、時代ものの作品にも出演されています。全てに対してアプローチできる存在という意味でも意義があるのかなと。

確かにそうですね。いろんなことやらしてもらっているので、今までの役者人生で経験させてもらったことが全て詰まっている作品になっていると思います。

―鱗蔵はならず者ですが、物語が進むと彼の過去も明らかになってきます。そうした人物を演じる上で、意識したことはありましたか?

過去のトラウマはそれほど考えないようにしていました。悲しい過去やトラウマを持っている人ほど表に出さないと思うので、あまり出さないように。普通に生きているけれども、トラウマがフラッシュバックした瞬間だけ悲しみや苦しみが出るようにと考えて演じました。作風的にも、カラッと明るくて、みんなで盛り上がるところはちゃんと盛り上がって、でもその中に少しだけ悲しいスペースもあるという人物が合っていると思ったので、そうしたバランスを意識して(役を)作りました。

―兼﨑涼介監督からは何か演出がありましたか?

思うがままにやらせていただきました。脚本や芝居プランについての話し合いをキャストみんなと一緒にしてくださる監督だったので、それぞれ意見を出して、監督とキャストでディスカッションをして役を作っていけました。役者としては、ストレスフリーで、伸び伸びとお芝居させてもらえた現場でした。

―佐藤さんからみた鱗蔵の魅力は?

若頭みたいなポジションだということがまず魅力だと思っています。昨年、舞台で脚本、演出をやらせていただいたときに、「主役は周りにいろいろなことを教えてもらって成長していくことが大事で、それがその主役に感情移入するためのキーになっている」ということを学んだんですよ。鱗蔵はまさにそうで、邪魚隊のリーダーでみんなを引っ張っていく立場ですが、悩んだり立ち止まったりしたときには周りのメンバーに支えてもらって、いろいろと教えてもらう。そうして、鱗蔵自身も成長していくという人間味溢れるところがかっこいいと思っています。

―時代劇ということもあり、殺陣も本作の見どころの一つだと思いますが、撮影時のエピソードを教えてください。

オープニングの殺陣は、釣り竿で戦ったのですが、あれほど長いものを使って戦うのが初めてだったので、なかなか痺れる経験でしたね。仕込み刀になっていて中は刀なのですが、長いと難しかったです。今回、長回しで、一発撮りが多かったんですよ。オープニングの殺陣もワンカットで撮影したものです。かなり時間のない中で撮ったのですが、3カット目くらいで成功して、非常に安心したのを覚えています。

―舞台ではカットがかかることはないので、そういう意味では、映像の撮影も長回しの方がやりやすいですか?

いや、大変ですよ(笑)。長回しの方が大変ですが、気持ちは乗るのかなと思います。2、3手で切り替えると、常に100パーセントの力で生き続けられるので、それはそれで迫力があると思いますし、長回しだと非常に感情が乗りやすい。なので、カットを割るよりもリアルな疲れや息の上がり方が見えて、嘘ではなくなるというメリットはあるかもしれないですね。

映画『邪魚隊/ジャッコタイ』は、5月31日から全国公開。舞台『邪魚隊/ジャッコタイ』は、8、9月に上演予定。

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