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2012年5月3日 20:06

DECEMBERライヴ開催、魅惑のハーモニー披露!

2012年4月30(祝・月)、サンパール荒川大ホールには前日のファンミーティングに引き続き、東京では昨年12月以来となるDECEMBERとの再会に胸を躍らせたファンが集まっていた。

スクリーンに映し出された2つの流星が地球に到達すると、デギュとユニョク、DECEMBER2人の顔に。そして、「5、4、3…」カウントダウンがはじまる。それとともにファンの気持ちは否応なく高まる。そこに「アンニョンハセヨ!ディセンバーイムニダ!!(こんばんは、DECEMBERです)」と黒のジャケットとパンツという2人のハーモニーのような息の合ったスタイルでデギュとユニョクがステージに登場し、「星になるよ」を最初から飛ばして、歌い上げる。まるでDECEMBERの2人のようにも見えるヘッドホンと星を模った「ミュージック オン ペンダント」を胸に光らせて。そして、ファンもそのDECEMBER2人の思いに呼応するかのように、スタンディングで応える。

「来ているんですか」「眩しい涙」「世界に叫んで」「フィゼ Part2」と5曲、POPな曲が止まることなく続く。久しぶりに会ったファンにデギュもユニョクも「久しぶり!今日も楽しんで!!」といわんばかりに手を振り、会場の雰囲気を盛り上げる。そして、ファンもそれに手拍子やブルーのペンライトを力の限り振る。まるで「私、ここにいるよ!会いたかった!」というように。まるで、楽曲を通して、会話しているかのようだ。

一気に会場はDECEMBERの色に染まった。しかし、さすがに若い2人もノンストップで5曲は息が切れるだろう。会場のファンも心配したに違いない。ここでやっと一息。「アンニョンハセヨ.ディセンバーイムニダ.パンガプスムニダ.ユニョクイムニダ.パンガプスムニダ.デギュイムニダ.(こんばんは。DECEMBERです。お会いできてうれしいです。ユニョクです。デギュです。)」とファンに挨拶。

 

2009年にボーカルデュオとしてデビューしたDECEMBER。大ヒットドラマ「ILIS」(KBS 2009)や映画「砲火の中へ」(イ・ジェハン監督 2010)のOSTに参加し、シン・スンフンやペク・チヨン、キム・テウといったK‐POP界の大御所と呼ばれる先輩たちと肩を並べている。それはデビュー間もなくであっても、彼らの実力が認められていたことを物語る。なかにはこれらのドラマや映画を観て、そこに流れるDECEMBERの歌声に虜になったファンもいるだろう。彼らの息の合ったハーモニーは聴く人の心を捉える。

そんな彼らは2011年12月に初の日本公演を開き、1月に大阪、そして、今回の東京で3回目だ。

特に今回はユニョクの変貌振りに驚いたファンも多いことだろう。ユニョク自身「ヘアスタイルをかえてみました!新曲も出て、ダンスやHIPHOP、もちろんバラードもあるアルバムですから!!」と新アルバム『She’s Gone』のために自分自身のスタイルを変えたことを告白。すると、会場からは「かっこいい!」「元々かっこいいから、どんなスタイルでもステキ!!」と声援が飛んだ。「ありがとうございます。韓国では“筆”って呼ばれているんです。(笑)歩く姿が筆が歩いているみたいだって。」

「なんか悪い男っぽくなったみたい。」と感じたファンもいるのではないか。ユニョクは「僕は悪い男じゃないです。嫌いです、そういう男は。女性は悪い男が好きなのかな?やさしくて寄り添ってくれる男とクールな男、どっち好き?」とファンに問いかけてみたりする姿は到底“悪い男”ではない。しかし、女性は少し“悪い男に”惹かれたりもする。それを知って、悪い男のようなポーズをするなど、お茶目な一面もみせてくれた。

それに対して、デギュは「シャープになったって言われるけど、そうじゃなくて、前が太っていたんです。元に戻っただけですよ!ファンが減っちゃったような感じがするから、がんばらないと!!」そして、「僕は“悪い男”とはかけ離れているから、そんなポーズなんてできないですよ。僕は良い子なんです。(笑)」

「明日、韓国で新しいアルバム『She’s Gone』が発売されます。」と言うや否やファンからは「買ったよ!」と。ユニョクは「実は僕のお母さんがこのアルバムを見て、僕だと分かってくれなかったんです。(笑)でも、これは新しいDECEMBERの姿ですから、よろしくお願いします!!」

ここで、ドラマ「ILIS」や「屋根裏部屋の皇太子」の作曲家であるパク・チョンウク氏が登場。彼はDECEMBERに「Love is so… 愛は真実…」を提供している。「はじめまして。DECEMBERはこれからももっとがんばります。応援してあげてください。日夜、練習に励んでいる2人にぜひ「Love is so… 愛は真実…」を歌わせてみたかったんです。彼らと仕事ができてうれしかったです。2人にはさらに大きくなってほしいです。」と応援メッセージを。

「Love is so… 愛は真実…」について、ユニョクは「数千回この曲を2人で歌いました。とても良い曲で毎日歌い続けていたんです。」と。そして、デギュは「はじめは“白い雪”だったんですが、難しくて…」と当時のことを教えてくれた。

そんな思いがつまった「Love is so… 愛は真実…」、「帰ってくることはできませんか」が「ILIS」の映像とともにファンに贈られた。ファンも聴き入るひとときだ。

一旦、DECEMBERステージを去った。ゲストのSoul Cryや彼らの後輩で10月にデビューを控えたIlin&Yi Loulが、また心地良いメロディアスな楽曲で心を酔わせてくれた。

このあと「この歌を借りて」「胸よごめんね」「相変わらず綺麗だね…」「愛より深い傷」の4曲はソロであったり、Ilin&Yi Loulとのデュエットであったり。DECEMBERデギュとユニョク2人だけとはまた違った歌声が会場に響いた。なかでも「この歌を借りて」は韓国で音楽チャート1位になった楽曲だ。ユニョクは「はじめ、1位と言われても実感がなかったんです。」と率直な気持ちを語ると、それを聞いていたデギュはマイクを逆にしてみたり照れ隠しなのかおどけてみたりしていた。冗談やいたずら好きな彼らだが、Ilin&Yi LoulにとってDECEMBERは「かっこよく、頼りがいがあるお兄さん」らしい。

また、ステージはDECEMBER2人の世界に戻る。しかし、今度はファンもみなスタンドアップ!して、軽快な楽曲にJUMP!!「学んだのが愛だから」「BEAUTIFUL WOMAN ‐美人」と、会場の熱は最高潮になっていく。そして、とうとう、このときが来てしまった、最後の時が。

ユニョクはサングラスをかけて。煌くマイクスタンドを前に新曲の「She’s Gone」。DECEMBERもファンもさらに気分もヒートアップさせた。DECEMBERはステージからファンへ手を伸ばす。そして、ファンもステージに向かって、手を伸ばす。別れを惜しむかのようにDECEMBERの歌声のなかで2人とファンが心も何もかもが近づいた瞬間だった。まるで、2人のハーモニーをBGMに心の掛け合いがされているかのように。そして、「サランヘ!愛してる!」とファンに別れを告げた。

しかし、上がりきったファンのボルテージはそう簡単には下がらない。「アンコール!アンコール!」の嵐が会場全体に吹き荒れた。その声に今度はDECEMBERが応える。「星になるよ」をファンと一緒に歌いながら。「変わろう!」とデギュとユニョクが立ち居地を左右変える。会場にいるすべてのファンの近くに行こうとする思いだろう。ファンが持っていた星型のペンライトを受け取り、「ありがとう!」「またね!」と言う気持ちをそのペンライトの先に込めていた。

なんと、この日は再アンコールも。「学んだのが愛だから」。ファンを大切に思うDECEMBERの気持ちだ。そして、「愛してる」という言葉を彼らならではのハーモニーでファンに届け、幕を下ろした。バラードだけではなく、POPなナンバーやダンサブルなナンバー、さらにラップも加わった一回り大きくなったDECEMBERの公演だった。これかれの彼らの躍進が期待される。

 

DECEMBER 「Live in TOKYO」 記者会見

今回、DECEMBERは『DECEMBER Live in TOKYO LIMITED-RESET』、と3月4日の振替公演となる『DECEMBER Live in TOKYO NIGHT』の昼夜2回公演でファンを魅了した。

昼公演終了直後に記者会見が開かれた。DECEMBERのデギュとユニョクは、「アンニョンハセヨ.よろしくお願いします。」と公演直後の興奮がさめぬまま会見会場に登場し、これまでとは180度異なるような変貌を遂げた2人のスタイルと今回のニューアルバム『She’s Gone』にかけた意気込みを熱く語った。

Q1:まず、昼公演を終えての感想は?

Aデギュ:毎回、日本に来るたびにファンが温かく迎えてくれます。ステージでは、僕たちが力を存分に発揮できるように熱い目の光で僕たちを応援してくれます。まるで僕たちを包んでいてくれるかのようで、本当に感謝しています。

Aユニョク:ステージ上で、ときどき言葉や行動で“いたずら”をすることがありますが、それをファンも一緒に楽しんでくれるので、とても気分がいいです。ステージは大変ですが、心はとても幸せです。日本のファンは最高!

Q2:明日(5/1)発売される新しいアルバム『She’s Gone』の内容は?

Aデギュ:今回のアルバム『She’s Gone』は5曲収録したミニアルバムです。いままでの僕たちとは違って、“挑戦的な作品”になりました。タイトルからしてもイメージチェンジしていることを分かってもらえると思います。その反面、ファンに受け入れてもらえるか、心配もあります。これから韓国の音楽番組でもたくさん流れますので、がんばりたいと思っています。今回は本当に僕たちの“挑戦”です。

Aユニョク:新しい“宿題”のような作品です。バラードだけじゃなく、ダンスナンバーもあります!これまで歌ってこなかったダンスフルな曲やラップも。今回の日本公演は2人で踊って歌っていますが、韓国のステージでは10名ほどのダンサーと一緒に踊っています。とてもかっこよく仕上がっています。

Q3:『She’s Gone』のなかでお気に入りの曲は?

Aユニョク:なんと言っても、タイトル曲でもある『She’s Gone』です。完全なる変身!という感じです。

Aデギュ:僕は2曲目の「胸よごめんね」です。メロディーが美しくて魅力的です。

Q4:今後の予定は?

Aデギュ:日本にもっと来たいし、とにかく、いつもファンと一緒に過ごしたいと思っています。実はすでに8月に公演が決まっています!ぜひ、ファンクラブのホームページで確認して、遊びに来てください!!

Aユニョク:明日、韓国に帰って、すぐに音楽番組の収録があります。アルバムを出したばかりなので、プロモーションも兼ねて、音楽番組への出演が続くと思います。きっと休みは1日もないです。(泣)日本のファンの皆さんは8月の公演を期待してくださいね。早く8月になってほしいくらい。明日が8月ならいいのに!

Q5:2人ともルックスがこれまでと違いますよね?デギュさんは顔がシャープになって…、ユニョクさんはヘアスタイルがR&B的になりましたが…。

Aデギュ:「痩せた」って言われますが、前回が太ってた時期で、今は元に戻ってきたところです。次回はもっとダイエットして、さらにかっこいい僕をお見せします!

Aユニョク:HIPHOPを意識してですね。今回のアルバムは言うならば、HIPHOPバラードをテーマにしているので。僕たちDECEMBERの“変身”のために、僕ユニョクが“犠牲”になりました。(笑)韓国のファンが歩いている僕を見て、“筆が歩いてきた”ってツイッターでつぶやいたんです。それで、ヘアスタイルを“筆”と表現しています。バラード歌手だから友達もみなバラード歌手だろうと思う人が多いようですが、特にHIPHOPグループで一番速くラップができると言われているOutsiderと仲がいいんです。アドバイスもしてくれますし。

 

Q6:ソロではなく、DECEMBERとしてデュオを選んだのはなぜ?

Aデギュ:ユニョクのお兄さんが歌手ということや、Boyz Ⅱ Menのファンだし、子供のときから合唱とかハーモニーというものが好きだったので。だから、ソロではなくて、2人で音楽をやりたいなぁって。それに、ソロだと寂しそうじゃないですか。(笑)

Q7:2人で歌っていて気分が良いときはどんなとき?

Aユニョク:最近、「ユ・ヒヨルのスケッチブック」という音楽番組でシン・スンフン先輩の「クフロ オレットンアン(その後長い間)」を歌う機会がありました。そのとき、横で高音を歌い上げるデギュの歌声を聴いて、「やっぱり、うちのメンバーすごい!最高!」って思いました。

Aデギュ:昨日、チェ・ドンハ先輩のメモリアルライブで歌ったとき、途中で音が切れてしまう事故が起きたんです。でも、元々、約束していたかのように2人でそのまま歌い続けられて、チェ・ドンハさんのファンの方々も喜んでくれたし、そのとき、僕たち2人には言葉は要らない、心が通じ合っている!って実感しました。

Q8:「女は悪い男が好き」という曲もありますが、これまでに「悪い男」になったことは?

Aユニョク:今のヘアスタイルで悪い男っぽく見られるけど、本当の僕は違います!好きな女性とはいつも一緒にいたし、陽を追い続けるひまわりみたいな男ですよ。すごく純情でなんです。(デギュもその言葉にウンウンと頷く)

Aデギュ:僕は悪いっていうよりも、反対に女性みんなにやさしくしてしまうから、友達はそれを楽しんでくれるけど、彼女には寂しい思いやヤキモキさせてしまうので、直さないといけないですね。(今度は“当っている”とユニョクが頷く)

ステージ後という興奮もあるのだろうか、キラキラした目をさせながら、公演を終えたばかりで疲れているだろうに、笑顔で一問一問丁寧に多くの質問に答えていたDECEMBERのデギュとユニョクの2人。このあと、やさしい本当の自分を隠しつつ、“悪い男”を演じながらカメラにその姿を収めた。そして、夜公演の準備のためにステージに戻っていった。

公演セットリスト

1:星になるよ                                           (『A STORY TO THE SKY』収録)

2:来ているんですか                                     (『A STORY TO THE SKY』収録)

3:眩しい涙                                             (『A STORY TO THE SKY』収録)

4:世界に叫んで                                         (『A STORY TO THE SKY』収録)

5:フィゼ Part2                                                (『DEAR MY LOVE』)

6:Love is so… 愛の真実…                             (『A STORY TO THE SKY』収録)

7:帰ってくることはできませんか                         (ドラマ「IRIS」OST収録)

8:愛の始まりは告白から <Soul Cry>

9:さよなら痛みを忘れて <Soul Cry>

10:放浪者の恋 <Ilin & Yi Loul>

11:この歌を借りて <DECENBER & Ilin & Yi Loul> (『She’s Gone』収録)

12:胸よごめんね <デギュ & Ilin>                  (『She’s Gone』収録)

13:相変わらず綺麗だね… <デギュ>

14:愛より深い傷 <ユニョク & Yi Loul>

15:学んだのが愛だから                                  (『A STORY TO THE SKY』収録)

16:BEAUTIFUL WOMAN ‐美人‐                           (デジタルシングル)

17:She’s Gone                                          (『She’s Gone』収録)

アンコール1:星になるよ

アンコール2:学んだのが愛だから

photo:Yasuhiko Akiyama  

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